名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(22)

後手の85桂の形の続きです。 35歩同歩15歩同歩35銀同銀同角 27銀は先手ペース、34歩は後手ペースでした。AIは37銀を最善手としています。(85歩型と同じく。) 先手は58飛ではなく39飛のほうが指されています。34歩57角 おそらくは先手が飛を渡しやすいのだと…

第264回名将戦(2) 結果速報

本日は第264回名将戦(2)を開催しました。結果速報です。 7組優勝 本郷聰弘さん 8組優勝 寺本浩二さん 斎田賢治さん 森巌さん (千日手引き分けがあるので賞金額を調整しています。) 9組優勝 大嶋顕さん 松岡好美さん 立松保彦さん 10組優勝 大野清さん 廣瀬…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(21)

後手が桂を跳ねるかたちで 25桂85桂86銀42銀 35歩同歩15歩同歩35銀同銀同角 27銀は先手よしでしたから、別の手を探します。34歩は46角同角同歩 47角や27角もありそうですが、24歩も指したい手で33歩 AIに聞くと、33同銀同桂成同金寄 この図の評価値は-147で…

第264回名将戦(1)結果速報

今日は第264回名将戦(1)を行いました。結果速報です。 1組優勝 黒川和樹さん 2組優勝森七郎さん 3組優勝 阿部太郎さん 大西康昭さん 4組優勝 玉城鉄舟さん 佐藤健治さん 5組優勝 北爪邦治さん 加藤了さん 6組優勝 西山勇樹さん 優勝された方々、おめでとうご…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(20)

後手が桂を使う形で 25桂85桂86銀42銀 35歩同歩15歩同歩35銀同銀同角 27銀15香 15同香には13桂成31玉46角があるので先手良しでした。ならば後手としては38銀不成あるいは38銀成しかなさそう。どちらもあまり変わらないので38銀不成12歩同香同香成同玉13銀 13…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(19)

後手の工夫で新しい形です。 先手の57角に対して93桂、端桂で対抗します。25桂85桂86銀42銀 後手としては右桂を使えたという主張です。何もなければ97桂成同銀85歩~96歩同銀同香同香86歩同歩同飛という攻め筋があります。 先手は35歩同歩15歩同歩35銀同銀同…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(18)

先手が65歩を突く形の続きです。 後手は33桂とぶつけて指しやすかったのですが、従来の手は84角です。先手は角交換せずに66銀 少し先手が得をした感じはあります。所司先生はだめだというのですが、後手は73桂が自然です。77桂33桂75歩 7筋を攻めるのは桂頭…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(17)

先手の工夫です。仕掛ける前に 65歩を突いたらどうか。68角と戻るよりも理にかなっているのですが。所司先生の解説では84角が本手とされているのですが、明日にしましょう。AIに聞くと、33桂のほうが最善です。33同桂成同銀上25桂同銀同歩53桂 解説では53桂…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(16)

先手からの変化で、35歩からではなく 15歩同歩35歩と仕掛けるのはどうか。意味は35歩に同銀同歩15歩が入らないから、ということなのですが、後手としてはその15歩は同歩として十分に指せました。なので今日の話はいらないのですが。つまり後手はこの手順でも…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(15)

もう一つ後手からの変化です。 35同銀も指されていたようで、35同銀同歩15歩 後手としては最初の変化に戻るだけなので15同歩で後手ペースなのですが。37銀39飛(ここで15歩は互角) 28銀成 これは筋が悪いです。35飛34歩36飛18成銀 解説では後手十分とされてい…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(14)

この先手の仕掛けで 35同歩55歩同歩15歩同歩35銀・・・は先手が指せる変化も出てきました。でもここは後手35同歩以外にも変化があります。45歩同銀35歩 後手は1歩持ったので44歩で銀を殺すねらいです。15歩同歩46角 所司先生の解説 (おそらく実戦例) を追い…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(13)

今度は後手が工夫する番です。 35同歩15歩同歩の時に、75歩同歩を入れてから35銀 所司先生は書いていないのですが、AIの次善手に34歩があります。(ここで最善と読んでいる19角成は先手ペースになりました。) 24銀同歩同角 23金に74歩64角46角 46同角同歩24歩…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(12)

先手の工夫を考えます。 35同歩15歩同歩の時に、75歩同歩を入れてから35銀 35同銀は同飛~75飛の筋ができています。後手は銀を取れないので19角成が普通ですが、12歩同香24銀同歩同角 38飛の利きを止めるために37銀しかないですが、13歩 後手としては飛をと…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(11)

35歩の仕掛けに 35同歩15歩同歩35銀同銀同角 後手の最善は27銀ではないです。ここでは37銀58飛34歩68角 手順としては34歩68角37銀58飛でも同じことになるようですが、34歩に46角のぶつけもあるので、このほうが簡明でしょう。さて所司先生の解説では26銀成も…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(10)

昨日の手順のおさらいから。 先手は68角と戻らないで35歩 35同歩15歩同歩35銀同銀同角 27銀に15香 38銀成としても後手が指せるとわかりました。でも怖いと思えば15同香です。13角成同桂同桂成 先手は角を捨てました。31玉に32飛成同玉35桂 さらに飛を切って…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(9)

先手としては68角と戻らないで、すぐに仕掛けるのが自然な流れです。 所司先生もこちらを先に書く方が分かりやすいでしょうに。さらには57角としないで攻める形から書くべきでしょうに。さて、これを先にしていないということは、何か先手に不都合があるので…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(8)

またちょっとおさらいで 42銀68角に45歩 (次善手) 37銀 (次善手) 33桂に同桂成同銀46歩 先手から桂を交換して46歩ならばどうか。46同歩同銀94桂 後手の反撃が強そうです。35歩に86歩同歩35銀 ちょっと味をつけてから駒を補充するというのがAIの最善手順です…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(7)

先手の最善手順としては 42銀68角45歩 (後手としては33桂のほうが優る) 45同銀25銀同歩53桂に46銀(打)です。 45桂同銀37銀39飛33桂 また銀を殺されることになり、34銀同金35歩44金34桂 反撃はできるのですが、31玉42桂成同玉 この図の評価値は-232の後手良し…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(6)

後手の工夫は必要ないですが、 42銀68角の時に45歩も指されていたようです。(33桂が本手で、45歩は次善手になる。) 45同銀には (19角成では46角同馬同歩以下先手良しになるから) 25銀同歩53桂 54銀同金55銀 所司先生の解説では55同金同歩45桂がメインで後手…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(5)

この形から 42銀68角33桂 先手が仕掛けのチャンスを待っても、後手から桂をぶつけるのが良い手で、すでに後手ペース、評価値は-178でした。これ以上調べなくても良い気はしますが、33同桂成同銀上25桂 とした実戦例も多いようで、先手としては自然に思えるの…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(4)

先手は何か工夫しないといけないのですが、おさらいを兼ねて昨日の手順を見直してみると 95歩57角85歩25桂 ここで後手は42銀が最善でした。先手は68角と待つと33桂 ここで評価値はマイナスになっているので、この前に何か考えるところですが。所司先生の解説…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(3)

昨日の途中から 95歩57角85歩25桂 ここで後手が45歩とするのは疑問手でした。先手のねらい (65歩~66角) にはまります。後手の最善は42銀の待機。先手はどう指すか難しいところですが、所司先生の解説、実戦例では68角と待って33桂 後手は攻撃力がなくて待っ…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(2)

先手が46銀37桂型に組めたとして 58飛は失敗でした。普通の指し方としては、38飛73角18香 25桂~35歩同歩同銀と攻めるための準備が必要です。後手は95歩が先か、85歩が先かという問題もあります。95歩57角85歩25桂 桂を跳ねて攻めてみましょう。後手としては…

8月の予定

名将会、8月の予定が決まりました。 第264回 名将戦(1) 6月28日(土);R1800点以上 (R1700未満の方はご遠慮ください) 第264回 名将戦(2) 6月29日(日);R1800点以下 (R1900以上の方はご遠慮ください) 第265回 名将戦(1) 7月12日(土);R1800点以上 (R1700未満の…

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(1)

先手は簡単には組むことはできないと分かりましたが、次はねらいの46銀37桂型について、どれだけ有効な戦法であるかを調べてみましょう。かなり流行したので実戦例も多いです。駒組をもう一度。 76歩84歩68銀34歩 さてここは矢倉を目指すならば2択です。77銀…

第263回名将戦(2) 結果速報

本日は第263回名将戦(2)を開催しました。結果速報です。 7組優勝 板倉考佑さん 8組優勝 地下好さん 西出岳司さん 大島顕さん 9組優勝 宮嶋三來さん 優勝された方々、おめでとうございます。 参加された皆様、ありがとうございました。 今日のトーナメント表…

SS5-1 相矢倉46銀に45歩反発型(16)

この形の最後は 94歩96歩93桂に16歩85桂86銀72飛15歩 先手が端の歩を伸ばして待つ形です。44銀右46角55歩 45歩同銀55角 これは44銀だと64角同歩63角が両取りです。後手は2通りあって、所司先生が前に書いていた方の筋、55同角同歩46歩が AIの最善です。46同…

SS5-1 相矢倉46銀に45歩反発型(15)

後手の94歩に96歩と受ける形の続きです。 44銀左は後手の失敗でした。後手は44銀右が良いのですが、93桂が指されているようです。先手は65歩を突きたくはなります。 後手としてはここで47歩成もあって、47同飛73角 (1歩渡しているので) 75歩同歩74歩51角66銀…

SS5-1 相矢倉46銀に45歩反発型(14)

先手のちょっとした工夫、46歩同歩48飛に対して 94歩46角73桂があるというのが昨日の話でした。先手は思わしくなかったので、96歩と受けてみます。 中央での戦いになるのならばあまり違いはないので、44銀右46角55歩 とすれば後手が指しやすい (45歩同銀55角…

SS5-1 相矢倉46銀に45歩反発型(13)

先手のちょっとした工夫で、46歩同歩48飛 について書いています。44銀右46角55歩でも後手が指しやすかったのですが、94歩46角73桂 これが塚田先生の本の出版当時 (2016年) の主流であると。64角に同歩は41角で先手有利とあるのですが、AIに聞くと、85桂68銀7…