2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日は居飛車穴熊への組み替えを見ましたが 玉頭位取りはどうでしょうか。46歩と75歩のバランスが悪い感じですが。評価値で見ても穴熊のほうが優っています。本には63銀47銀74歩同歩同銀 とするのが載っていて、駒組を進めると 後手のほうが玉頭位取りのよう…
大石直嗣先生の「1冊ですべてわかる角交換四間飛車その狙いと対策」から、これまでの検討で抜けている変化を取り上げていきます。 普通の角交換四間飛車で 先手はとりあえず矢倉の形に組みました。後手は向い飛車を採用せず、玉を囲っていきます。 52金左に…
今度は後手からの変化で 先手の25歩が早いから、33銀型を保留して向い飛車にすることはできます。ここから駒組を進めると 33銀型ではなくて、42銀~53銀として下段飛車にする形があります。ここからは片銀冠にする指し方です。先手としてはちょっと面白くな…
昨日の検討をもとにして 後手が向い飛車に転じたら36歩を突きなさいというのが安全策です。これでも24歩同歩同銀と「逆棒銀」で攻めてきたら77角 これは33角の受けしかないでしょう(44角は同角同歩43角、33桂には25歩)。33同角成同桂35歩 (12角には23歩があ…
最初のころに戻って 先手が早くに25歩を決めると、ちょっと話が変わります。後手は普通の四間飛車に戻すことはできず、62玉48銀72玉68玉88角成 角交換四間飛車になるのは当然でしょう。88同銀22銀78玉33銀58金右82玉46歩 似たような形の復習ですが、このタイ…
本日は第244回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。 G級優勝 首藤大地さん H級優勝 近藤悟さん 髙木弘志さん 松岡好美さん 原田一さん I級優勝 大嶋典さん J級優勝 大野清さん 船山松平さん 金田輝行さん 優勝された方々、おめでとうございます。…
3・4・3戦法の話がもう少しありまして これまでは後手の35歩に対して25歩と飛先の歩を伸ばしていました。代わりに46歩を突くとどうでしょうか。32飛47銀34飛22角成同銀68銀32金 ここで25歩を突くこともできますが、66歩のほうが少し得です。評価値では+203と…
3・4・3戦法から、升田式石田流の系統の最後は 33銀ではなくて33桂と跳ねる形です。ここでは38金が無難(56角~36歩同歩27金と攻めることができる)なのですが、96歩を突いて様子を見ると14角 というのが後手のねらいです。(角を打たないで31銀~42銀とするの…
3・4・3戦法の続きで 44銀と出る形です。升田幸三先生もここにたどり着いていました。ねらいとしては55銀と出て、先手に56角を打たせない意味です。56歩を突かせて64に銀を引いていましたね。(それでも仕掛けに苦労していたのですが。) AIに聞くと、すぐに56…
3・4・3戦法(あるいは4・3戦法)の続きです。 24歩からの開戦は無理でしたから、42銀と引いて固めてみます。58金右44歩56角 やはりこの筋違い角が急所のようです。33飛24歩同歩同飛は先手良し。45歩同角44飛のほうが軽いですが、とりあえず66歩を突いておきま…
3・4・3戦法に先手がおとなしく駒組をすると 34飛に22角成と交換して、22同銀47銀82玉68銀72銀77銀32金 この32金の形が升田式石田流の特徴です。角の打ち込みに備えてから左の駒をさばこうというのですが。68金33銀16歩24歩 今日はこの後手の攻めを考えてみ…
次に調べるのは 後手が美濃囲いの前に35歩を突く形です。この系統は3→4→3戦法といわれるのですが、島朗先生の「島ノート 振り飛車編」という古い本に出ています。(力戦振り飛車の本で面白いですよ。) 名前の由来は 最初に35歩を突いて、石田流を見せ 25歩に3…
今度は後手の趣向で 56歩(良い手ではない)に35歩、これもAIによると良い手ではないようです。昨日やった88角成が正しい。後手の意図としては、3-4-3戦法のような石田流への組み換えなのですが。先手の66歩が平凡な好手。後手は33角ではつまらないので、64歩5…
本日は第243回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。 A級優勝 前川海里さん 神野来樹さん 伊藤誇吾さん B級優勝 華房慶大さん C級優勝 山中惇史さん D級優勝 森七郎さん E級優勝 山田大翔さん 濱地晶仁さん F級優勝 柿田昌美さん 髙木弘志さん 寺…
(58金右、36歩の)次は 56歩を突く手です。これは良い手ではありません。88角成同玉22銀78銀 先手は1手得で左美濃に囲えるのですが、「角交換に5筋を突くな」のあてはまる局面です。(この頃は例外が増えていますが。) 33銀58金右22飛36歩44銀46歩 この図の評…
角道オープン四間飛車、33角と88角成を調べましたが、今日は 32飛とする形を見てみます。先手の36歩はこの筋に備えたものだったはずですが。 放置して後手から35歩同歩同飛とさばかれたくはないです。なので24歩同歩同飛88角成同銀 までは進むでしょう。後手…
後手が33角ではなくて88角成とする形を見てみます。 88同玉は55角が王手飛車なので、88同銀の一手。よって角交換四間飛車に合流すると片付けても良いのですが、22銀に24歩同歩同飛 手順が異なる(後手が美濃囲いを作っている)ために、別の変化が生じています…
角道オープン四間飛車の続き、次に調べるのは58金右ではなくて36歩と突く形です。 意味合いは3-4-3戦法のような石田流への変化を消すことでしょうか。ちょっと攻撃的です。これでも33角とされたら同角成同桂 桂頭を攻めることは出来そうですが、後手から55角…
後手が33角とするのではなくて、88角成とすれば 最初にやった角交換四間飛車に近づきます。88同銀ならば、先に美濃囲いに入っているので、先手が46歩~47銀型にしにくいというのが後手の主張です。(24歩同歩同飛に対応できないといけませんが。) 代わりに88…
プロが好きそうな形というのはなんとなくわかりましたが、アマチュアならどうするか。私は玉を固めるのは好みではないので この図からは33角成同桂88銀22飛46歩42銀36歩54歩47銀 左美濃にせずに、47銀型を作っておきます。(58金右としていなかったら38金とす…
ではAIのおすすめを聞いてみましょう。 ここから46歩~47銀ではなくて、66歩21飛36歩 これは55角を打たれても良いのか? 55角37銀66角77桂 1歩損しますが手得ではあります。54歩67金44角56歩53銀46銀52金左 32角は22飛41角成42銀で馬を殺されます。なので35歩…
角交換四間飛車から少しだけ離れますが 後手が角交換しないで44歩も突かないのが角道オープン四間飛車です。角交換四間飛車はその一分野ということになるのでしょう。とりあえず78玉82玉25歩72銀 ここは24歩同歩同飛88角成同銀33桂・・・というのあります。…
角交換四間飛車から少しだけ離れますが 後手が角交換しないで44歩も突かないのが角道オープン四間飛車です。角交換四間飛車はその一分野ということになるのでしょう。とりあえず78玉82玉25歩72銀 ここは24歩同歩同飛88角成同銀33桂・・・というのあります。…
先手が銀冠で 深く囲うのを優先したらどうか。実戦例はこちらのほうが多いそうですが。82玉87銀72銀88玉44歩56歩45歩57銀 77銀型ではかなりの作戦負けになりそうですが、この図の評価値は+122でそれほど下がっていません。後手の指し方は2つに分岐していて、…
角交換四間飛車の続きで、今までは先手が矢倉、あるいは玉頭位取りにという流れでしたが、 77銀ではなくて、96歩94歩86歩とするのもあります。銀冠を目指しているのです。 82玉には46歩を突くことができるというのは、77銀の時と同じです。44歩47銀45歩同歩…
角交換四間飛車での後手の工夫は続きます。 今度は35歩を突く形。46歩44歩47銀と進んで 45歩同歩同飛には56角があります。32金56銀88玉34銀78玉33桂78金 後手の35歩は4筋から積極的に動こうというねらいでした。でもまあすぐに動くよりは 美濃囲いに囲ってか…
10月の予定が決まりました。 第244回 壱8月19日(土)R1800点以上 弐8月26日(土)R1800点以下 第245回 壱9月9日(土)R1800点以上 弐9月23日(土)R1800点以下 第246回 壱9月30日(土)R1800点以上 弐10月28日(土)R1800点以下 9月に壱を1回分先行していた…
後手が工夫する番ですが、 82玉の前に44歩を突けば、46歩には45歩同歩同飛と動けます。タイミングをずらしたとしても、88玉82玉46歩72銀47銀45歩同歩同飛で良いでしょう。先手は47銀型をあきらめて、36歩82玉25歩72銀96歩94歩88玉52金左78金と待ちます。後手…
角交換四間飛車に対しては 46歩~47銀とするのが基本です。ただし44歩47銀45歩同歩同飛に36角 安易に46歩42飛とすると評価値が下がってしまうところでした。47銀は動かしにくいし、4筋を攻められるのも嫌、作戦負けです。でもこの場合だけは63歩が浮いている…
ではまず角交換四間飛車を相手にするとして、先手の右辺はどの形が良いでしょうか。 この図の評価値は+180あります。36歩か46歩か56歩を突いて銀を押し上げていきます。56歩72銀57銀 この図の評価値は+40、だめな感じです。さらに進めて ここまでくると-134…