2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
先手番二上先生の手を考えます。 第1問 手厚いです。 A 43歩成 B 45馬 C 64歩 第2問 これはまず当たらない手ですが、二上先生らしいかも。 A 58金 B 43歩成 C 86金 第3問 ここから寄せに出ます。 A 53と B 75香 C 86桂 第4問 77歩成が嫌な手ですが。 A 79香 …
今日の棋譜20190430 昭和41年7月、二上達也先生と第8期棋聖戦第4局です。 大山先生の中飛車に、二上先生は急戦のようですがのんびり1筋の位を取っています。 結局66歩を突いてしまうのは 大山先生の袖飛車が見えているからだということなのでしょうね。矢倉…
後手番二上先生の手を考えます。 第1問 これは単なるクイズですが、二上先生の趣向です。 A 45歩 B 23玉 C 43玉 第2問 先手の34歩に対応します。 A 34角 B 46角 C 66角 第3問 受け方は? A 45同銀 B 57角成 C 47歩 第4問 これで有利になりました。 A 35同馬 …
今日の棋譜20190429 昭和41年7月、二上達也先生と第8期棋聖戦第3局です。 大山先生の四間飛車に二上先生は持久戦です。 大山先生は拒否できたのですが、二上先生の玉頭位取りになりました。 先手の38飛に備えて23玉~32飛というのは見たことがありますが、43…
20190429今日の一手 3月9日の名南将棋大会から、KさんとTさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 少し前から見てみます。 中飛車に右四間飛車で攻められました。84歩を省略されているので危ない感じがしますが、61金のま…
先手番本間先生の手を考えます。 第1問 どう受けますか? A 86香 B 66香 C 66角 第2問 銀を引き付けられました。どこをねらいますか? A 86歩 B 44歩 C 31馬 第3問 駒得ですが29桂19香が働いていないので難しいです。できればゆっくり指したいところですが。…
今日の棋譜20190428 昭和41年7月、本間爽悦先生と第14回王座戦です。 大山先生の中飛車に、本間先生は右四間飛車 ではなく、25歩を突いて45歩の仕掛けです。 とにかく角交換をねらい 実現させ 飛車先を破りました。 銀桂をさばかれているので仕掛けはうまく…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 桂を交換するかどうか。 A 45桂 B 44歩 C 25桂 第2問 少し読んでみましょう。 A 62飛 B 45飛 C 45銀 第3問 どこから攻めても良いようなところですが、これが一番速そうです。 A 86歩 B 56歩 C 57銀
今日の棋譜20190427 昭和41年6月、二上達也先生と第8期棋聖戦第2局です。 大山先生の向い飛車です。 二上先生の作戦は先手番でも変わらず、5筋の歩を交換して 銀を立ちます。先手番だし1筋を突き越してもいないので47金型だというのが前局と異なります。 飛…
20190427今日の一手 3月9日の名南将棋大会から、UさんとKさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 銀君の交換でわずかに先手の駒得です。 玉の堅さは後手のほうが堅いです。 先手の攻め駒は75角54飛…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 ここからの構想が秀逸です。第1弾は A 58飛 B 56銀 C 65歩 第2問 2筋を攻めたいのです。 A 24歩 B 56飛 C 68角 ここからは後手番二上先生の手を考えます。 第3問 これが軽妙でした。 A 88歩 B 36歩 C 25歩 第4問 2筋を…
今日の棋譜20190426 昭和41年6月、二上達也先生と第8期棋聖戦第1局です。 大山先生の向い飛車です。 昔は64歩を突いてから玉を移動していましたが、53銀からでも大丈夫です。 結局64歩を突くことになるのですが、二上先生は急戦を仕掛けたいけれど攻め方に困…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 安全第一です。 A 82銀 B 82玉 C 55歩 第2問 玉の囲い方は? A 63玉 B 84歩 C 62金 第3問 素直に応じたくないです。 A 54銀 B 44歩 C 35歩 第4問 飛車を切りました。継続手は? A 66歩 B 46歩 C 36歩
今日の棋譜20190425 昭和41年6月、升田幸三先生と第25期名人戦第6局です。 大山先生の中飛車です。 升田先生は端棒銀をねらいました。タイミングとしては少し早くて、美濃囲いを確定された後のほうが良いのですが、82銀を強制できます。 右銀も66に出て 引き…
20190425今日の一手 3月9日の名南将棋大会から、IさんとOさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さは先手の美濃囲いのほうが一路深いです。 先手の攻め駒は持ち駒銀1…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 玉頭銀の受け方です。 A 77玉 B 68銀 C 35歩 第2問 大胆な指し方です。 A 77歩 B 75飛 C 33飛成 第3問 駒得ですが嫌な形で、後手の攻め駒を減らしたいです。 A 77桂 B 57桂 C 56桂 第4問 これで勝ちが見えました。 A 4…
今日の棋譜20190424 昭和41年5月、升田幸三先生と第25期名人戦第5局です。 升田先生の振り飛車のようですが、54銀が早いです。 これは玉頭銀と呼ばれますが、飛車を振る前に指しています。 75飛の銀詰めろ。 84歩は銀を助ける意味ですが、陽動居飛車というべ…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 あまり見ない手ですが、実戦的かもしれません。 A 34飛 B 45歩 C 65金 第2問 駒得を目指します。 A 34銀 B 66歩 C 54銀 第3問 寄せ合いは勝ちでしょうか?読んでみましょう。 A 46歩 B 52銀 C 54銀 第4問 最後は詰め将…
今日の棋譜20190423 昭和41年5月、升田幸三先生と第25期名人戦第4局です。 大山先生の中飛車です。 升田先生は57金戦法(金立ち戦法)です。これは玉が薄くなるので勝率の悪い指し方だと思うのですが、昔は時々指されました。 振り飛車側は中飛車のままでは…
20190423今日の一手 3月9日の名南将棋大会から、HさんとSさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 銀(歩歩)と金桂の交換で、馬成銀VS成銀の作り合い、先手の駒得です。 玉の堅さは後手のほうが堅い…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 65銀が危ないです。 A 45同歩 B 75歩 C 56銀 第2問 これで少しリードします。 A 26歩 B 46金 C 24銀 第3問 こう指すのが升田流です。 A 48角 B 42角 C 26と 最後は先手番大山先生の手を考えます。 第4問 これが好手で…
今日の棋譜 昭和41年5月、升田幸三先生と第25期名人戦第3局です。 升田先生の振り飛車ではなく相居飛車です。 相矢倉になりました。5筋を突き合っているので当時は新型の矢倉です。相矢倉で端歩を受けるのは棒銀で攻められて面白くないのですが まだ知られて…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 これが構想でした。 A 17歩成 B 91飛 C 11飛 第2問 部分的な手筋です。 A 94同香 B 94同銀 C 85歩 第3問 これで早い投了(と言っても144手ですが)になりました。 A 89桂成 B 36馬 C 87香
今日の棋譜20190421 昭和41年4月、坂口允彦(さかぐちのぶひこ)先生と第14回王座戦です。坂口先生は初登場、大山先生よりも15歳年上です。私は名前は見かけるけれど棋譜を見るのは初めてです。 大山先生の中飛車です。 坂口先生は金を上がったので、38飛~3…
20190421今日の一手 3月9日の名南将棋大会から、SさんとOさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 飛と角銀(歩)の交換で、馬と成香を作り合っています。先手の駒得です。(成香と金を交換したとし…
今日は第196回名南将棋大会(弐)を行いました。結果速報です。 E級優勝 本郷聰弘さん 加藤友真さん 天野一雄さん F級優勝 北爪邦治さん 水谷寛さん G級優勝 小山潤矢さん H級優勝 松田侑大さん I級優勝 栗本聡さん J級優勝 廣瀬孝さん 岩本萬一さん 木村克…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 これが升田流です。 A 56歩 B 24歩 C 18角 第2問 これが自陣角の効果の一つです。 A 37桂 B 45歩 C 57金 第3問 この筋を攻めました。 A 44歩 B 56金 C 25歩 第4問 強く攻めます。 A 37飛 B 46同飛 C 44歩 第5問 これは…
今日の棋譜20190420 昭和41年4月、升田幸三先生と第25期名人戦第2局です。 珍しく角換わりの将棋になりました。升田先生相手には何局かあります。 1月に並べた将棋でも62金型でした。その時は65歩と突いていますが、今回は35歩です。 それから右玉へ。 升田…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 この手を覚えておくと良いです。 A 45歩 B 54歩 C 35歩 第2問 ここから動きだします。 A 35歩 B 54歩 C 32飛 第3問 ここから斬り合いです。 A 38と B 56歩 C 46歩 第4問 後手玉は詰めろ。先手玉の詰みを読み切れますか…
今日の棋譜20190419 昭和41年4月、升田幸三先生と第25期名人戦第1局です。 升田先生の四間飛車に大山先生は中央位取りです。この頃の大山先生は54歩を突いてから四間飛車にしていたので、逆を持てば中央位取りが有力な対策だと思っていたのでしょう。 升田先…