基本定跡の研究
15歩94歩の形で後手が53銀と構える形の続きです。 17香95歩25歩 先手は端攻めを含みに待っています。ここで55歩同歩同角 とするのは、後手の疑問手だという解説なのですが、評価値は-51で悪化していません。18飛54銀35歩同歩46銀 先手の銀の進出が良い感じで…
東大将棋矢倉道場第3巻の検討は終えましたが、抜けているところを森内俊之先生の「矢倉の急所2」をもとに検討していきましょう。2009年出版なので、ほぼ昔の相矢倉はカバーしていると思います。 15歩94歩の形で、後手が73銀ではなく53銀と守ったらどうでし…
先手は1筋の位を取った形で 73銀46銀に75歩同歩同角 55歩同歩58飛ではだめでしたから、先手は何か工夫が必要です。35歩同歩同銀 64角に18飛とできる、というのが主張です。34歩26銀24銀 76歩74銀37銀94歩26歩 先手は銀を引いて24銀を追い払おうと。でも後手…
先手は1筋の位を取った形で 73銀46銀に75歩同歩同角 45歩37銀を入れると指しにくくなったので、単に歩を交換してみます。 sazaemon0.hatenablog.com この記事以降と比べてみてください。 55歩同歩58飛 26歩16歩型では86歩同銀同角同角56銀 強く攻めて後手良…
26歩の代わりに15歩として 73銀46銀75歩 75同歩に45歩37銀75角 ここで35歩は同歩同角44銀以下後手ペースというのが結論でした。46歩同歩76歩64角46角・・・は先手が指しやすくなったので、後手は角を53に引いてみます。 所司先生の解説では限定の意味での「…
26歩の代わりに15歩として 73銀46銀75歩 75同歩に45歩37銀75角 ここで35歩は同歩同角44銀以下後手ペースというのが結論でした。先手に工夫が必要です。46歩同歩 所司先生は48飛を本戦に考えていて、64角46角 44歩76歩94歩26歩95歩17桂24銀25桂 後手がおとな…
26歩の代わりに15歩として 73銀46銀75歩 75同歩に45歩37銀75角 35歩に74銀ではだめ、53角も先手が少し指しやすいようです。ならば35歩に同歩。35同角44銀68角64角18飛 これは端の位が生きたという感じではあります。ただこの先は難しく、74銀46歩 ここで分岐…
26歩の代わりに15歩として 73銀46銀75歩 75同歩に45歩37銀75角 35歩に74銀ではだめでした。53角に34歩同銀 36歩では後手有利、26銀はわずかに後手が指しやすくなりました。最後は76歩です。74銀46歩 64歩に48飛が解説されています。65歩45歩 73桂26銀に、86…
26歩の代わりに15歩ならばどうか。 後手が94歩26歩73銀・・・を選ばないとして、73銀46銀75歩 75同歩に45歩37銀75角 35歩に74銀ではだめでした。53角を調べます。34歩同銀 ここで先手の分岐ですが、おとなしい36歩では76歩 76同銀75歩では銀が死にますね。76…
新しい形です。「加藤流」ではなくて 26歩の代わりに15歩ならばどうか。後手としては94歩として26歩73銀とすれば、この前の形に合流します。棒銀で後手が指せるというのが結論でした。 変化に変化で返すことになりそうですが、73銀46銀75歩 となったら、先手…
46銀に84銀とする形で 37桂73桂65歩 42角35歩同歩25桂 24銀と36歩は先手良しになりました。75歩は後手良しでした。となれば蛇足ですが65桂の解説もあります。66銀64歩 33桂成同金上25歩 36歩ではだめでしたね。75歩 (これを手抜いて24歩同歩35銀のほうが簡明…
46銀に84銀とする形で 37桂73桂65歩 42角35歩同歩25桂 24銀と36歩は先手良しになりました。75歩を調べてみましょう。75同歩は65桂66銀77歩 これで後手不満なしとされていて、評価値は-100です。77同桂同桂成同銀76歩同銀75銀 という調子で、後手の銀桂がさば…
46銀に84銀として 37桂73桂65歩 42角35歩同歩25桂 24銀とかわすと先手良しでした。それ以外の手を考えてみましょう。所司先生の本筋とされるのは36歩の突き出しです。33桂成同金上25歩 後手も攻めたいので65桂66銀64歩、先手は24歩同歩29飛 37歩成に備えて少…
今度は後手からの変化で 46銀に45歩を突かずに84銀とした図です。先手としては65歩42角55歩 右銀を66に持っていけたら良いのですが、75歩同歩86歩同銀75銀同銀同角 後手に素早く銀をさばかれてみると指しにくいです。評価値は-204の後手良し。 なので 65歩は…
45歩に65歩とする形の続きです。 53角に45銀があるかどうか。 1歩持たれると銀を殺されます。64歩46角65歩35歩同歩55歩同歩同角・・・というのが所司先生の解説ですが、先手が苦しいようです。 でもAIに聞くと64歩には66銀 これならば簡単に銀は死にませんね…
先手からの有力変化で46銀45歩に65歩と突く手。 53角に57銀 ここでAIの最善手は75歩です。75同歩同角66銀右93角 37桂74銀25歩64歩 64同歩65歩57銀75角 後手が好調に見えますが。63歩成同銀45桂44銀46歩64角 24歩同歩同飛23歩29飛73桂59角 55歩同歩同銀56歩76…
先手からの有力変化で46銀45歩に65歩と突く手。 53角に57銀 64歩37桂 ここは42角が有力で、64歩同銀25歩 73桂66歩65歩96歩44銀 この図までは絶対ではありませんが、評価値は0付近の互角です。 所司先生は96歩ではなくて45桂44銀46歩 手順は少し異なるのです…
先手からの有力変化があります。 46銀45歩に65歩と突く手。53角に45銀もあるのですが57銀 64歩37桂 AIに聞くと42角が有力 (自然) ですが明日。 65歩45桂42角33桂成同角のほうが解説されています。35歩同歩46銀 というのがAIの指摘で評価値は+38です。所司先…
後手からの変化で 45歩37銀に84銀25歩 これまでは95銀と出ていたのですが、75歩同歩86歩 後手が素早く攻めたらどうでしょうか。86同銀75銀同銀同角46歩 後手は1歩損だけど銀をさばいた (攻め駒にした) 形です。この図の評価値は-96、ちょっと無理をしたみた…
この図から 45歩37銀84銀 25歩95銀に 96歩84銀以下互角だというのがAIの意見でした。これまで調べた46歩、65歩以外に17香73桂18飛 という変化も解説があります。後手はここで86歩同歩同銀としても良いのですが、81飛などと待っているのが一番です。先手が端…
この図から 45歩37銀84銀 25歩95銀に 96歩84銀以下互角だというのがAIの意見でした。所司先生の解説には65歩73角を入れる変化が書いてあります。 96歩84銀46歩 46同歩以下が解説手順ですが、互角になる変化もあるので、後手としては取らずに95歩同歩同銀が正…
先手の工夫をAIに聞いてみましょう。 45歩37銀84銀 25歩95銀に 46歩ではなくて96歩84銀 後手に後の攻めがあれば96同銀でしたが、この場合は銀を引く方がよさそうです。46歩95歩同歩同銀45歩 96歩98歩73桂65歩 ここで分岐です。65同桂は66銀86歩65銀 87歩成同…
45歩37銀84銀として 後手が棒銀にしたら、の続きです。25歩が正着とされていて、AIの最善手でもあります。95銀に 46歩同歩同角86歩同歩 86歩に同銀もあるのですが、合流するかほかの変化が生じるかは微妙なところです。 さてここで所司先生の解説は3通り、86…
この図から後手の変化です。45歩37銀84銀 7筋の歩を交換するのではなく、棒銀はどうか。先手の最善手は25歩だと解説されています。その前に46歩同歩同銀 これを片付けておきましょう。73桂37桂95銀 所司先生の解説では55歩86歩同銀同銀同歩55歩 先手面白くな…
94歩15歩が入っている形で 75歩同歩45歩37銀75角 76歩64角25歩95歩 46歩同歩に同銀は互角でした。46同角はどうでしょうか。 44歩48飛74銀 35歩同歩45歩同歩64角同歩71角 先手は馬を作ります。所司先生の解説では83飛ですが、AIに聞くと72飛のほうが優ります…
互いに端の位を取った形で 46歩同歩同銀 16歩94歩の形では、45歩37銀74銀 この変化 (実戦例) がありました。所司先生は言及していないのですが、結論はどうなるでしょうか。48飛86歩同銀73桂 45飛55歩同歩85銀 24歩同歩25歩86銀同歩87歩同玉85歩 85同歩同桂8…
形が少し変わって、26歩に後手が94歩と待った場合 15歩73銀46銀 これまでの変化に比べ、互いの端歩が1つ伸びています。とちらにプラスでしょうか。 75歩同歩45歩37銀75角 ここで46歩は同歩同銀45歩37銀74銀 48飛64歩45飛65歩 これまでの形と同じように後手有…
後手の強攻策が有力だったので、 ここで55歩同歩58飛とはできず、では76歩はどうか。AIに聞くと 64角65歩42角37桂 24銀55歩74銀 25歩33銀54歩65銀35歩 35同歩24歩同銀35銀同銀同角54銀 見る限り妥当な手順ですが、後手は右銀で2枚の歩を払う良い感じです。24…
話は少し戻るのですが 55歩同歩58飛 これは先手ペースになるという結論でした。64銀55銀同銀同飛64角・・・ でもここで86歩同銀同角 角を切る変化はどうなのか、というのがAIの指摘です。37桂74銀が入っていれば (55歩同歩があっても) 後手良しでした。さて8…
後手が45歩を突かずに75歩同歩同角としたときに 55歩同歩58飛以下は先手ペースだったのですが、37桂はどうでしょうか。後手は74銀として どちらの攻撃陣が優れているかです。所司先生の解説にはないですが、25桂24銀35歩同歩55歩 この辺りの評価値は0付近を…