名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大山将棋研究(232); 四間飛車に4枚美濃

昭和50年7月、桐山清澄先生と第23回王座戦です。 大山先生の四間飛車で 桐山先生は天守閣美濃。いまでは藤井システムに駆逐されてしまったので見ませんね。 引き角に22飛と利かされるのでは作戦負けになる、というのがそのあとでは常識だったのですが、まだ…

20160731今日の一手<その364>; 受けが利かないときは攻める

20160731今日の一手 6月の東海団体リーグから、私とHさんの対局です。形勢判断とこの後の構想を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 金と角の交換で先手が駒得です。 玉の堅さは後手のほうがかなり堅いです。 先手の攻め駒は89飛に持…

大山将棋研究(231); 三間飛車に棒銀

昭和50年6月、二上達也先生と第26期棋聖戦第2局です。 大山先生の先手三間飛車、それでも二上先生は急戦です。 端を受けたら歩を突き捨てる急戦だったかもしれませんが、受けてもらえずに棒銀、これなら三間飛車に不満はありません。 75歩に同歩と取ってはい…

大山将棋研究(230); 三間飛車に左美濃

昭和50年6月、板谷進先生と第30期A級順位戦です。 大山先生の三間飛車に、板谷先生は持久戦です。 22玉型の左美濃になりました。 大山先生は4筋の位を取ります。 46銀はやや危険で、(誘っているのかもしれませんが) 板谷先生は8筋から動き 85歩は悔しいで…

20160729今日の一手<その363>; ツノ銀中飛車からの急戦の弱点

20160729今日の一手 6月の東海団体リーグから、私とIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 少し前から 後手は急戦模様で、先手は機先を制して角交換を挑みます。 本当は59飛と備えてから64歩に65歩 と行きたいところな…

大山将棋研究(229); 糸谷右玉(岐阜戦法)

昭和50年6月、広津久雄先生と第16期王位戦です。 広津先生の将棋は記憶になく、青野先生の師匠だというくらいしか知りません。大山先生と同い年みたいですね。四間飛車に端を詰めて銀を上がる、力戦の気配です。 右玉になりました。 かなり糸谷流に近い右玉…

大山将棋研究(228); 四間飛車に引き角棒銀

昭和50年6月、二上達也先生と第26期棋聖戦第1局です。 大山先生の四間飛車に二上先生は急戦で 37銀が早いのですが、棒銀に大山先生が32金とするのはいつものことですね。 それを見て二上先生は引き角に。中飛車相手のことが多いとは思いますが、ツノ銀には引…

20160727今日の一手<その362>; 相居飛車の銀冠の堅さ

20160727今日の一手 これは友人のブログからの変化図です。69角は成立している(先手が避けるべき)と思いますか? 一昨日の一手の回答 72銀は後手の疑問手なんですが、後手のBさんは若いので知識不足ということかもしれませんが、全国制覇もしたHさんにも指…

大山将棋研究(227); 四間飛車に玉頭位取り

昭和50年6月、有吉道夫先生と第16期王位戦です。 大山先生の四間飛車で 有吉先生は玉頭位取りです。 一回48飛が欠かせないのが悔しいと思うのですが 銀を追い返せます。ここまではお約束。 後に54金で構える形が開発されて玉頭位取りはすたれるわけですが、…

大山将棋研究(226); 四間飛車に玉頭位取り

昭和50年6月、内藤国雄先生と第14期十段戦です。 大山先生の四間飛車、内藤先生は68玉の形で端を突きます。穴熊なら78銀から左美濃というつもりだったのでしょう。 さらに6筋の位を取ります。68玉のままで1手早いので可能だという作戦です。 振り飛車として…

20160725今日の一手<その361>; 大模様の指し方

20160725今日の一手 昨年の東海団体リーグから、Bさんとの対局です。後手の72銀は疑問手で、どう指しますか? (難しいものが続いたので今回は易しいです。できればその先を読んでみてください。飛車きりの筋とか成立するかどうか。) 一昨日の一手の回答 ☆ …

大山将棋研究(225); 中飛車に玉頭位取り

昭和50年6月、松田茂行先生と第6回早指し選手権です。 この序盤、早指しなので気合で指すのでしょうけれど、大野流向い飛車とか、角交換から馬を作るとか、波乱含みでした。 結局松田先生の中飛車に落ち着いて 美濃囲いに持久戦 57銀は玉頭位取りを警戒した…

大山将棋研究(224); 角交換向い飛車

昭和50年5月、内藤国雄先生と第16期王位戦です。 内藤先生は振り飛車封じに角交換をしますが 大山先生は54歩を突いてから向い飛車に。54歩としないでダイレクト向い飛車のように指す棋譜も並べましたね。 25歩と伸ばせたのはいいのですが53の地点をカバーし…

20160723今日の一手<その360>; いろいろな受け

20160723今日の一手 昨年の社会人団体リーグから、私とSさんとの対局です。形勢判断と次の一手(というかこの後の構想)を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩損ですが持ち歩があるので損得なしとします。 玉の堅さは先手…

大山将棋研究(223); 四間飛車に玉頭位取り

昭和50年5月、板谷進先生と第1期棋王戦です。 大山先生の四間飛車で端を受けました。 板谷先生は玉頭位取りです。 大山先生は石田流に。 4筋で1歩を手にいれて8筋を抑えます。 でも64銀と出られれば飛車を戻るしかないです。 ここまで組めれば板谷先生も十分…

大山将棋研究(222); 四間飛車穴熊に急戦

昭和50年5月、富沢幹雄先生と第2回名将戦です。 富沢先生は急戦を見せていますが(急戦を得意にしている先生ですが)大山先生は四間飛車穴熊に。 46歩に32金は大山先生らしいです。 富沢先生が25歩を決めていないので違和感がありますが、3筋を交換して だん…

20160721今日の一手<その359>; 位を生かす

20160721今日の一手 昨年の東海団体リーグから、私とHさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 金と角桂の交換で、と金を作られています。やや駒得ですが終盤なので考慮しなくてもよいでしょう。(ほ…

大山将棋研究(221); 中飛車穴熊に銀冠

昭和50年5月、有吉道夫先生と第14期十段戦です。 大山先生の中飛車穴熊です。 5筋の歩を交換し 7筋に転戦しました。有吉先生は銀冠に組みます。 しっかり組みあがるまではおとなしく、そのあとは激しく攻めるのが「火の玉流」です。銀を追い 5筋の交換を逆用…

大山将棋研究(220); 四間飛車穴熊に銀冠

昭和50年5月、熊谷達人先生と第6回早指し選手権です。 熊谷先生が四間飛車を譲り、大山先生の四間飛車穴熊です。 大山先生は6筋の位を取り66銀の形に。これがよいと気が付いたのでしょう。でも居飛車は45歩と突けるので悪くはありません。 熊谷先生はおとな…

20160719今日の一手<その358>; どの筋が詰めろをかけやすいか

20160719今日の一手 昨年の東海団体リーグから、私とIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆形勢判断をします。 銀歩と角香の交換(歩は数えません)ですがと金を2枚作られているので得とも言えません。終盤なので考慮…

大山将棋研究(219); 三間飛車穴熊に銀冠

昭和50年5月、西村一義先生と第16期王位戦です。 西村先生の三間飛車穴熊、このころはもう穴熊党副総裁と呼ばれていたのでしょうか。 大山先生は銀冠です。 今の将棋では持久戦で46歩は突きません。55歩同銀65歩54歩64歩という筋を決行するかどうかですね。 …

これにて良し? これで簡単形勢判断

久しぶりに将棋本の話です。図書館で借りた古い本ですが これにて良し?―四間飛車VS急戦定跡再点検 これで簡単 形勢判断 高野秀行先生の形勢判断は 駒の損得 玉型 駒の働き 手番(後の本では省略) の4つの(あるいは3つの)要素で決めています。 私がいつも…

第163回名南将棋大会(弐)結果速報

今日は第163回名南将棋大会(弐)を行いました。結果速報です。 C級優勝 斉田賢治さん 髙木弘志さん D級優勝 原田一さん 中山賢さん E級優勝 松井祐三さん 山口稀良莉さん 平尾栄滋さん F級優勝 河合孝一さん 廣瀬孝さん 優勝おめでとうございます。今回は各…

大山将棋研究(218); 四間飛車に玉頭位取り

昭和50年4月、米長邦雄先生と第14期十段戦です。 今回はすんなり大山先生の四間飛車、端も突きあいました。 米長先生は玉頭位取りです。 さらに気合で65の位も取ります。 46歩の筋は48飛で防ぐほうが普通です。26銀には28飛があるので、24歩を突いてから26銀…

20160717今日の一手<その357>; 短く読んで強攻する

20160717今日の一手 昨年の東海団体リーグから、Kさんとの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さは先手のほうが堅いです。 先手の攻め駒は48飛88角36銀で3枚。 後手の攻…

大山将棋研究(217); 四間飛車に46右銀急戦

昭和50年4月、桐山清澄先生と第14期十段戦です。 大山先生の四間飛車に桐山先生は急戦のようです。 46右銀の急戦ですね。 32銀と引いて45歩を見せ、37桂と跳ねさせてから43銀と戻す。これも定跡ですがこの先はあまり整備されていません。 26飛と浮いてから35…

大山将棋研究(216); 四間飛車に玉頭位取り

昭和50年4月、石田和雄先生と第24期王将戦です。 大山先生の四間飛車に石田先生(まだ6段の若手時代)は玉頭位取りです。 大山先生は石田流に。(石田先生が石田流を相手にするのでややこしいですね) 石田先生の44歩から45歩では玉の囲いを優先するのもあり…

20160715今日の一手<その356>; 角換わりの四手角はつまらない2

20160715今日の一手 昨年の東海団体リーグから、私とIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩得ですが、後手に持ち歩があるのでカウントせず、損得なしです。 玉の堅さは先手のほうが堅い…

大山将棋研究(215); 三間飛車に持久戦

昭和50年7月、二上達也先生と第26期棋聖戦第4局です。 大山先生の三間飛車に、二上先生は位取りに見えましたが やはり違いますね。様子を見て 左銀を33から持ってきました。 あとは駒の組換えが続きます。 いろいろ小競り合いがあり 二上先生は継歩から3筋に…

大山将棋研究(214); 石田流穴熊に位取り

昭和50年2月、大内延介先生と第29期A級順位戦です。 大内先生の三間飛車穴熊です。 さらに石田流への動き。飛車先も交換します。この交換を許して平然としているのが大山先生らしい指し方です。 大山先生は53の銀を引いて角交換を迫り75歩を打たせます。 4筋…