2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 作戦負けの気配ですが、どうにか耐えます。 A 55同歩 B 82飛 C 51角 第2問 銀取りの受け方です。 A 62歩 B 64歩 C 19馬 第3問 これで盛り返しました。 A 86香 B 33桂 C 33金 第4問 攻防の手です。 A 36馬 B 38角 C 33…
今日の棋譜20190930 昭和44年7月、西村一義先生と第10期王位戦第1局です。西村先生はこの時27歳、名古屋出身です。 大山先生はまたも後手三間飛車です。 西村先生は玉頭位取りに。 ここまでは普通の展開ですが 大山先生は石田流ではなく34金型、かなり珍しい…
今日は第201回名南将棋大会(壱)を行いました。結果速報です。 38人参加で部屋の定員36を超えてしまいました。ロビーまで使ってなんとかこなせました。ご協力ありがとうございました。 A級優勝 磯谷祐維さん B級優勝 伊藤康さん(ですが賞金ももらわずに帰…
*お知らせ 6年ぶりにPCを買い換えます。しばらく作業に追われますので、ブログ記事を更新できないと思います。月末までくらいでしょうか? 後手番大山先生の手を考えます。 第1問 84角ねらいですが。 A 83銀 B 73桂 C 54歩 第2問 振り飛車の感覚では? A 65…
今日の棋譜20190920 昭和44年7月、中原誠先生と第17回王座戦です。 大山先生の後手三間飛車です。 当時は定跡が整備されていませんが、後手三間飛車には急戦が成立するということになっています。 大山先生は53歩+22飛で受けるのですが、45歩同歩55歩と攻め…
20190920今日の一手 7月6日の名南将棋大会から、私とNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 (枚数の)駒の損得はなく、成銀成香VS馬成銀成桂の作り合いで、後手のほうがわずかに得です。 玉の堅…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 駒損で不利になったようですが。 A 36歩 B 33桂 C 33角 第2問 逆転されました。これが勝負手なのですが、読んでわかる手ではないです。 A 86桂 B 86銀 C 53銀 第3問 二枚換えで飛は取ったのですが、まだ悪いです。とり…
今日の棋譜20190919 昭和44年7月、西村一義先生と第8期十段戦です。 大山先生の四間飛車です。 西村先生は玉頭位取りです。 大山先生は54銀型で83銀。63金~72飛のねらいもあるのですが 見送って銀冠に組みました。 西村先生は68金上か88玉~78金とせずに36…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 玉頭位取りの駒組はいくつか注意するところがあります。 A 54歩 B 34銀 C 85歩 第2問 8筋が危なさそうですが。 A 83歩 B 77歩成 C 88歩 第3問 手堅く指します。 A 66角 B 89歩成 C 34銀 第4問 平凡ですが受けにくい攻…
今日の棋譜20190918 昭和44年7月、升田幸三先生と第8期十段戦です。久しぶりの対戦なのは、升田先生に休場が多かったためでしょう。 序盤で端歩を付き合い、どちらが振るのかの様子見がありましたが、升田先生の中飛車になりました。 大山先生は玉頭位取りで…
20190918今日の一手 7月6日の名南将棋大会から、私とMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 角と銀香歩3の交換で竜成桂の作り合いです。先手が少し駒得ですが、終盤なので重視しません。 玉の堅さ…
先手番原田先生の手を考えます。 第1問 この形で仕掛けが利くのです。 A 35歩 B 45桂 C 24歩 第2問 駒損でも寄せ合い勝ちのはずでした。 A 84銀 B 84桂 C 43と 最後は後手番大山先生の好手です。 第3問 A 95歩 B 72金 C 84金
今日の棋譜20190917 昭和44年7月、原田泰夫先生と第17回王座戦です。 大山先生の四間飛車です。 原田先生は左美濃。 大山先生は玉頭位取りへのスイッチを警戒して74歩を先にしたので 原田先生の55角が機敏です。73桂では後に64歩を突きにくいので 大山先生は…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 いろいろな手がありますが、これは覚えておきたいです。 A 79金 B 65歩 C 47銀 第2問 後手の駒組をけん制します。 A 37桂 B 26角 C 26歩 第3問 普通の手なのですが、案外に指せないかも。 A 63歩 B 76銀 C 86歩 第4問 …
今日の棋譜20190916 昭和44年6月、有吉道夫先生と第28期名人戦第7局です。 大山先生の中飛車です。 有吉先生は急戦のようで、大山先生は普通の67銀型を選びました。 78金まで備えても46歩よりも先に36歩とするあたり、位取りを警戒しています。 有吉先生は63…
20190916今日の一手 4月7日の名南将棋大会から、Wさんと私の対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 銀と角(歩)の交換で先手の駒得です。 玉の堅さは後手のほうが堅いです。 先手の攻め駒は25飛と持ち駒…
今日は第201回名南将棋大会(弐)を行いました。結果速報です。 E級優勝 伊藤孝治さん F級優勝 岡田仁さん G級優勝 地下好さん 佐藤健治さん 吉田泰久さん H級優勝 大西啓雄さん I級優勝 山田信一さん J級優勝 栗本聡さん 大野清さん 優勝した方々おめでとう…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 固められたところですが、これが攻め筋です。 A 45歩 B 84角 C 75歩 第2問 急がないのが良いのです。 A 84歩 B 53と C 44歩 第3問 気持ちよい手があります。 A 27歩 B 35香 C 53と
今日の棋譜20190915 昭和44年6月、有吉道夫先生と第28期名人戦第6局です。 大山先生の四間飛車 有吉先生は玉頭位取りです。 大山先生は66銀型で 居飛車は62飛とまわって、ここでの64歩同歩同銀を避けるというのが定跡です。 有吉先生も1歩持って互角の駒組で…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 後手の陣形の急所です。 A 45同歩 B 24歩 C 75歩 第2問 これがねらい筋です。 A 41角 B 61角 C 17桂 第3問 強い受け方です。 A 56金 B 77桂 C 55銀 第4問 これが早い寄せ方です。 A 15歩 B 17桂 C 32銀
今日の棋譜20190914 昭和44年6月、内藤国雄先生と第8期十段戦です。 内藤先生の阪田流のようですが 33角成は同型です。分類は33角戦法ということにしておきます。先に32金としてあるので居飛車です。 飛車先を交換されても23歩を打たず 3,2筋に位を取ってし…
20190914今日の一手 4月7日の名南将棋大会から、Nさんと私の対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 金と飛桂(歩歩)の交換で先手の駒得ですが、終盤なので重視しません。 玉の堅さは後手のほうが堅いで…
夏休みをもらっていた間に東海団体リーグの記事が更新されないままになっていました。 前期(2019年5~8月)の記事をまとめて上げます。 7月21日はB級3Rでチームは2日目。メンバーをそろえられずに4人で挑みましたが 3-2、0-5、1-4の1勝2敗、トータルでは4勝2…
先手番有吉先生の手を考えます。 第1問 後手の72飛を警戒した駒組みです。 A 68金 B 77角 C 87玉 第2問 駒組み途中で戦いになってしまいましたが、強く応じます。 A 55歩 B 35歩 C 37桂 第3問 筋の悪い手が大山先生の予定を狂わせたのでしょう。 A 22歩 B 44…
今日の棋譜20190913 昭和44年5月、先生と第28期名人戦第5局です。 大山先生の中飛車です。 有吉先生は玉頭位取りを選びました。 でもこの形は先手が失敗しています。 金銀の形が悪く 後手の銀冠のほうが堅く見えますね。現代的には後手は穴熊に組み替えて待…
先手番内藤先生の手を考えます。 第1問 ねらいのある手です。 A 16歩 B 95歩 C 86飛 第2問 この手が良く効きました。 A 56角 B 35歩 C 56飛 第3問 指されてみればなるほどです。 A 35歩 B 25歩 C 65角 第4問 この手も気持ちよいです。 A 33歩 B 95桂 C 65桂 …
今日の棋譜 昭和44年5月、内藤国雄先生と第14期棋聖戦です。 76歩34歩96歩のスタートだったので、相振り模様だと思った大山先生は84歩。内藤先生は26歩で相居飛車です。 負けられない将棋ならば大山先生は矢倉にしたかもしれませんが、内藤先生得意の横歩取…
20190912今日の一手 一昨日の問題の少し前の局面です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 銀と飛桂(歩歩)の交換ですから先手の大きな駒得です。ただし終盤ですので重視しません。 玉の堅さは後手のほうが堅い…
後手番山田先生の手を考えます。 第1問 先手のねらいを避けておきます。 A 65同歩 B 55歩 C 44角 第2問 駒得なのでしっかり受けておきましょう。 A 34同銀 B 42金上 C 44銀打 第3問 これで簡単に寄り、のはずでした。 A 53角 B 56銀 C 57歩 最後は先手番大山…
今日の棋譜20190911 昭和44年5月、山田道美先生と第8期十段戦、指し直し局です。千日手局のほうの棋譜は載っていません。 大山先生の中飛車です。 46銀型は攻撃的ですが 山田先生は右金の動きを保留して銀を繰り出しました。 対中飛車には珍しい、右64銀の急…