2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
後手番金子先生の手を考えます。 第1問 端を破られて忙しいです。代償は? A 36銀 B 95歩 C 53角 第2問 飛をぶつけられて(詰めろ)、どうしますか? A 86同飛 B 85銀 C 85歩 第3問 これで寄り筋です。 A 65桂 B 89飛 C 39飛
今日の棋譜20200430 昭和22年12月、金子金五郎先生と第2期順位戦です。 相掛かりで浮き飛車と引き飛車の対抗です。 5筋を突き合う旧型で 大山先生の早繰り銀は何局か見ました。このところのお気に入りです。 でも後手の73桂を見て66歩では、作戦がちぐはぐな…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 中央で戦います。 A 56同銀 B 45歩 C 66銀 第2問 攻め続けます。 A 44歩 B 55銀左 C 37桂 第3問 金取りの受け方は? A 35銀 B 35歩 C 24同飛 第4問 攻め続けるには? A 43歩 B 35歩 C 11角成 第5問 寄せ方は? A 43金 …
今日の棋譜20200429 昭和22年11月、梶一郎先生と第2期順位戦です。 ちょっと変わったオープニングで 大山先生は横歩を取ります。 梶先生は中央位取りから中飛車、ではなくて居飛車です。 大山先生は8筋を矢倉で受けて 新旧対抗のような形ですが、1歩得です。…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 先手の34銀は防ぎましたが、24歩同歩同銀という攻めがあります。一番無難な受け方でした。 A 88角成 B 33桂 C 33角 第2問 34歩の攻め筋があります。 A 12角 B 34角 C 55銀 第3問 受け方はいくつかありますが、大山先生…
今日の棋譜20200428 昭和22年10月、渡辺東一先生と第2期順位戦です。 相掛かりで引き飛車と浮き飛車 4筋6筋を突く新型の対抗です。 まだ腰掛銀(ガッチャン銀)は指されていないのでしょうか、渡辺先生は鎖鎌銀です。 大山先生は65歩~88角成で受けます。 33銀…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 盤面を広く見ましょう。 A 73角 B 39角 C 66歩 第2問 この35歩は少し甘かったのです。 A 45香 B 65香 C 24銀
昭和22年9月、丸田祐三先生と名人候補東西三番勝負第3局です。 始めての角換わりです。 丸田先生の68玉は早くて、棒銀にされると指しにくいのですが、まだ角換わりからどんな攻撃型にできるかは手探りの時代です。 大山先生は64角を打ちました。46角と86歩同…
負けましたが後手番丸田先生の手を考えます。 第1問 先手の59角が甘いので、理想形を目指します。 A 65歩 B 75歩 C 54銀 第2問 攻めたくなるところですが。 A 66歩 B 95歩 C 63銀 第3問 変な手ですがこれで有利です。 A 27銀 B 57銀 C 45銀打 第4問 31金や44…
今日の棋譜20200426 昭和22年9月、丸田祐三先生と名人候補東西三番勝負第2局です。 角換わりはもう少し後に大流行するのですが、大山先生は角交換せずに66歩と止め 矢倉にしました。 丸田先生も矢倉を選びます。 丸田先生のほうが古い矢倉ですが、角の動きで…
先手番丸田先生の手を考えます。 第1問 自然に攻めていきます。 A 45桂 B 45銀 C 44飛 第2問 攻めを続けます。 A 32歩成 B 42成桂 C 54成桂 第3問 56角を取られる前に攻めます。 A 23歩成 B 32歩成 C 53桂成 第4問 ここからは即詰みです。17手。
今日の棋譜20200425 昭和22年9月、丸田先生と名人候補東西三番勝負と銘打っての対局です。大山先生はここまでの4局を関東の先生と対局しているので、その遠征のついでに丸田先生との三番勝負が企画されたのでしょう。移動が大変な時代ですから、9月5日から16…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 囲いは後回しにして、攻め始めました。 A 15歩 B 35歩 C 45歩 第2問 攻めの幅を広げます。 A 13香成 B 35歩 C 45歩 第3問 飛を切ったところです。銀を手に入れたので A 41銀 B 52銀 C 52歩成 第4問 攻めはきれいにつな…
今日の棋譜20200424 昭和22年9月、丸田祐三先生と第2期順位戦です。 相掛かりで浮き飛車と引き飛車 5筋を突き合う旧型の相掛かりです。 引き飛車の丸太先生のほうが受け身を取るのが普通です。雁木ではなくて44歩~43金右としました。 45歩の攻めに対応して3…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 72歩を打っていなければ66歩ですが。 A 65同銀 B 65同桂 C 95歩 第2問 端を攻められましたが、構わず攻め合いです。 A 77桂左成 B 55歩 C 84角 第3問 選択肢があり悩ましいですが、相矢倉の場合は強気が正解のほうが多…
今日の棋譜20200423 昭和22年9月、高柳敏夫先生と第2期順位戦です。 相矢倉の登場です。初めて指されたのはもっと古いかもしれませんが、戦後になって相掛かり以外の相居飛車も指されるようになってきたのです。 相矢倉の場合は4筋の歩を突くほうが古いタイ…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 こんなところに隙きがありました。 A 44角 B 75歩 C 14歩 第2問 いろいろな攻め方がありますが、67玉をとがめる指し方です。 A 79と B 75歩 C 34銀
今日の棋譜20200422 昭和22年9月、高島一岐代先生と第2期順位戦です。 相掛かりで両者浮き飛車です。飛を浮いている方が攻撃的で、戦後になって感覚が変わってきているところです。 高島先生は端の位を取りました。 位を取ったので、手損でも角を交換しての…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 先まで読まないと指せません。 A 52飛 B 54歩 C 55歩 第2問 銀取りを受けますが、反撃含みです。 A 54銀打 B 55同角 C 52飛 第3問 攻防の手で受けます。 A 82飛 B 92角 C 74角 第4問 攻防の手で寄せを見ます。 A 56桂 …
今日の棋譜20200421 昭和22年9月、松田辰雄先生と第2期順位戦です。 松田先生の中飛車で中央の歩を交換する形です。 その角を77に引くので、0手で中央の歩を交換することになるのが主張です。△34歩には▲55歩もあるのですが、▲66歩と止めるほうが多いでしょう…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 攻めるのはこの筋から。 A 65桂 B 75歩 C 86歩 第2問 これで攻めは続きそうです。 A 77歩 B 57歩 C 86歩 第3問 この手が山中先生の疑問手を誘うことになりました。 A 58金 B 66歩 C 63香
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 ここで仕掛けます。 A 85桂 B 65歩 C 75歩 第2問 強く攻めます。 A 35歩 B 55角 C 56歩 第3問 攻めを続けたいのです。 A 95香 B 13角 C 44歩 第4問 もちろん飛は逃げません。 A 44飛 B 45桂 C 36歩
今日の棋譜20200419 昭和22年4月、山中和正先生と、大山七段山中六段昇格披露大会です。この頃は公式戦と非公式戦の境界は曖昧でしょう。公式戦としてカウントされているのかも。 相掛かりで、横歩を取る変化も考えねばならないところですが 横歩を取ること…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 軽い攻めの筋で、大和久先生の判断を間違えさせました。 A 97歩 B 76歩 C 88歩 第2問 寄せ合い勝ちを目指します。 A 76歩 B 76銀 C 85桂 第3問 王手か詰めろで迫っていきます。 A 58桂成 B 77歩成 C 87飛成 第4問 ここ…
今日の棋譜20200418 昭和22年7月、大和久彪先生と第2期順位戦です。 相掛かりで、後手は76歩を取れる形ですが、24歩同歩同飛23歩84飛82歩・・・と進む手将棋になりそうです。 今度は先手が横歩を取れますが、28歩とか88角成同銀27角とかがあるので、こちらは…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 本局の構想です。 A 88飛 B 58飛 C 88銀 第2問 手筋の攻めがありました。 A 35歩 B 55銀 C 83歩成 第3問 駒得をねらうと怖いものです。 A 84角 B 72金 C 82歩
今日の棋譜20200417 昭和22年7月、斎藤銀次郎先生と第2期順位戦です。 大山先生の中央位取りです。 後手の斎藤先生は飛先の歩を切り、横歩も取りました。大山先生が後手番で、34歩の形ならば58飛86飛54歩というのが激しい戦いになるところです。角交換になら…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 反撃するとすればここから。 A 52飛 B 65歩 C 54歩 第2問 強攻します。 A 87同飛成 B 96飛 C 65歩 第3問 攻め筋がいくつか見えます。後に駒得になるのが良いでしょう。 A 73桂 B 85歩 C 97金
今日の棋譜20200416 昭和22年6月、長谷川清二郎先生と第2期順位戦です。 相掛かりで互いに飛車を引き 5筋を突き合う旧型です。 長谷川先生は66歩と止めて 雁木にしました。 大山先生も攻めずに雁木です。 長谷川先生は88玉まで囲い、大山先生は24歩~23金 32…
負けましたが、後手番松田先生の手を考えます。 第1問 早繰り銀の攻めを受けます。 A 42銀 B 54歩 C 65歩 第2問 飛をぶつけられました。 A 86同飛 B 85歩 C 85桂 第3問 強攻されました。どう応じますか? A 64同金 B 75歩 C 75香