2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧
先手番山田先生の手を考えます。 第1問 後手に45歩を打たれる前に。 A 36歩 B 56歩 C 24歩 第2問 これで攻めが切れにくくなります。 A 45銀 B 53銀 C 55銀 第3問 駒損を避けられなさそうですが。 A 22歩 B 71と C 45桂 第4問 攻めが繋がります。 A 45同歩 B …
今日の棋譜20210331 昭和32年7月、山田道美先生と共同記念対局です。 山田先生の先手で相掛かりです。 新旧対抗になりました。 旧型の中央位取りは定番です。 山田先生が仕掛けます。現代ならば35同歩に24歩同歩同飛を考えるでしょうが、この時代ならば45歩…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 銀をぶつけられました。どれもありますが、 A 44同銀 B 34銀 C 68銀 第2問 升田先生の自慢の手です。実戦的。 A 59金 B 65飛 C 77角 第3問 飛角両当たりですが。 A 72角成 B 52角成 C 54飛
今日の棋譜20210330 昭和32年7月、升田幸三先生と第16期名人戦第6局です。 升田先生の先手で矢倉です。この名人戦は全部矢倉になりました。 54歩と46歩の対抗ですが、 大山先生が64歩を突いたのを見て、升田先生は25歩33銀37銀、棒銀で先攻をねらいます。 大…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 桂得だし、角も取れるから先手有利、にはなっていないです。仕方なく筋悪で。 A 13香成 B 75金 C 83桂 第2問 金を打ってもらったので少し助かりました。まだ悪いですが、とりあえずは攻めるしかないです。 A 52馬 B 71…
今日の棋譜20210329 昭和32年6月、升田幸三先生と第16期名人戦第5局です。 大山先生の先手で矢倉です。 またも47銀と63銀の先後同型のような形ですが、 升田先生は袖飛車です。 7筋の歩を交換して 2筋を受けずに銀を出ます。24歩同歩同飛には76歩を打てるの…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 手筋で作戦負けを解消していきます。 A 68金右 B 72歩 C 45桂 第2問 端を絡めて手を作ります。 A 34飛 B 25桂 C 12歩 第3問 後手は1歩しかありません。 A 25歩 B 24角 C 34歩 第4問 即詰みがあります。
今日の棋譜20210328 昭和32年6月、升田幸三先生と第16期名人戦第4局です。 升田先生の先手で矢倉です。 54歩と46歩の組み合わせですが、 47銀と63銀で先後同型に近くなります。 大山先生は6筋の位を取ります。45歩には64角でけん制して十分でしょう。 升田先…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 現代的な指し方です。 A 64歩 B 74歩 C 93桂 第2問 無茶をやっているようにしか見えませんが。 A 74歩 B 35歩 C 44歩 第3問 これで後手十分になっています。 A 55歩 B 55桂 C 45金 第4問 これで終わりです。 A 37歩成 …
今日の棋譜20210327 昭和32年6月、升田幸三先生と第16期名人戦第3局です。 大山先生の先手で矢倉が続きます。 47銀型に対して 升田先生は5筋も6筋もつかないで銀を出ます。 2筋は受けなかったので急戦矢倉ということになるでしょうか。大山先生は飛先の歩を…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 先手陣にまとまりがないので、攻めていけば有利になります。 A 83角 B 56歩 C 71飛 第2問 攻めの手順が大事です。 A 75桂 B 85歩 C 49角 第3問 派手な手があります。 A 49角 B 69角 C 47金 第4問 ずいぶん危なくなりま…
今日の棋譜20210323 昭和32年5月、升田幸三先生と第16期名人戦第2局です。 升田先生の先手で矢倉です。 今度は升田先生が47銀型で 態度を保留していた大山先生が54歩を突くという前局とは逆のパターンです。 95歩に対して45歩、位の取り合いです。 大山先生…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 直線的に進むので、先の変化を読んでみましょう。 A 97同角成 B 97同飛成 C 96歩 第2問 攻めが続くので後手有利になっていきます。 A 75歩 B 86桂 C 64桂 第3問 感触の良い手です。 A 77歩 B 66桂 C 75馬 第4問 攻め続…
今日の棋譜20210325 昭和32年5月、升田幸三先生と第16期名人戦第1局です。升田先生は王将と九段のタイトルを持っています。 大山先生の先手で矢倉です。どうやらこのときから(少なくとも大山先生にとっては)名人が後手番を持つという慣習がなくなったようで…
先手番佐瀬先生の手を考えます。 第1問 カウンター攻撃のチャンスです。 A 74歩 B 46角 C 65同銀 第2問 先手の竜が狭いです。 A 93竜 B 76歩 C 86歩 第3問 飛を攻められましたが。 A 26飛 B 66香 C 76桂
今日の棋譜20210324 昭和32年4月、佐瀬勇次先生と第5回王座戦です。 佐瀬先生の先手で矢倉です。 5筋を突き合いますが、 大山先生は64歩も突きます。角の働きが悪くなるので、相矢倉では突かない方が良いのですが。 佐瀬先生は棒銀か と思ったら早繰り銀のほ…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 1筋を破られると厄介です。 A 46歩 B 86歩 C 18歩 第2問 飛の打ち場所は? A 18飛 B 78飛 C 88歩
今日の棋譜20210323 昭和32年3月、花村元司先生と早指し王位三番勝負3局です。 花村先生の先手で相掛りです。 9筋の位を取りました。 玉は右へ囲います。ということはひねり飛車を目指すのですが、 一間に。子供のころ升田先生の本で見たことがあるのですが…
先手番塚田先生の手を考えます。 第1問 これで手が続きます。 A 86銀 B 72歩 C 14歩 第2問 後手からはたいしたねらいはありません。この角打ちをとがめます。 A 97銀 B 86歩 C 35歩
今日の棋譜20210322 昭和32年3月、塚田正夫先生と読売臨時棋戦です。九段戦トーナメントでは当たらなかったので企画されたのでしょう。 塚田先生の先手で相掛りです。 腰掛銀に進みます。 塚田先生は48金で攻撃的ですが、 端の位を取りました。 後手からのガ…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 棒銀の受け方です。 A 76歩 B 68銀 C 25飛 第2問 手筋です。 A 72歩 B 74歩 C 65歩 第3問 反撃です。 A 24桂 B 37桂 C 25同飛 第4問 これで優勢です。 A 33桂成 B 23歩 C 14歩
今日の棋譜20210321 昭和32年3月、花村元司先生と早指し王位三番勝負第2局です。 大山先生の先手で矢倉です。 46歩を突く矢倉に、花村先生は5筋も6筋の歩も突かずに銀を使います。 2筋を受けずに棒銀にしす。 少し待ってから仕掛けます。大山先生の受けは、6…
先手番花村先生の手を考えます。 第1問 後手の飛の横利きが止まったので、83歩成同金が入りました。これで手が続きます。 A 84歩 B 76歩 C 72歩 第2問 持ち歩を生かします。 A 83歩 B 63歩 C 76歩 第3問 奇手があります。 A 56歩 B 64角 C 44桂 第4問 ここま…
今日の棋譜20210320 昭和32年3月、花村元司先生と早指し王位三番勝負第1局(準タイトル)です。 花村先生の先手で相掛りです。 9筋を突き越してから76歩、これならば大山先生でも8筋の歩を切るでしょう。 花村先生は6筋のタテ歩取りです。ひねり飛車を指したか…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 反撃できる受け方です。 A 64角 B 44歩 C 39香 第2問 受ける手もありますが、攻めるならばこの手から。 A 26桂 B 44桂 C 71馬 第3問 この手が厳しく、後手は受けが無くなっていきます。 A 43銀 B 43金 C 32馬
今日の棋譜20210319 昭和32年3月、升田幸三先生と第6期王将戦第7局です。升田先生の王将防衛は決まったのですが、7局まで指します。もう名人後手ではなくて、負け越したから先手に決まったのでしょう。 大山先生の先手で矢倉です。この7番勝負+2千日手と九段…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 ここまで進めば次の手はわかります。 A 35同銀 B 26角 C 55歩 第2問 先手玉は堅いです。 A 54飛 B 34飛 C 28飛 第3問 先手の攻めがおもしろいように決まります。まずはこれ。 A 22歩 B 34歩 C 83角 第4問 寄せの手順を…
今日の棋譜20210318 その2 昭和32年2月、升田幸三先生と第6期王将戦第6局の千日手指し直し局です。 升田先生の先手に代わりましたが、またも矢倉です。 46歩と64歩の対抗で、 6筋と4筋の位を取り合います。 先後同型になりましたが、46角に64角と応じると、3…
今日の棋譜20210318 昭和32年2月、升田幸三先生と第6期王将戦第6局です。 大山先生の先手で矢倉です。 今回は5筋の歩を突き合います。 大山先生の35歩が早いです。 升田先生は4筋の位を取って対抗します。 36銀に55歩 同歩同角18飛、ここまではまあ妥当なと…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 端を破られましたが。 A 39角 B 13歩 C 88玉 第2問 強く斬り合いに行きます。 A 65香 B 65角 C 55歩 第3問 寄せ合い勝ちを読み切ります。 A 18同飛 B 67金 C 11竜 第4問 即詰みがありました。 第5問 必至を掛けます。 …