2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は第161回名南将棋大会(壱)を行いました。結果速報です。 A級優勝 青木一さん 伊藤康さん 森七郎さん B級優勝 青木卓也さん 優勝おめでとうございます。 参加いただいた皆様ありがとうございました。
昭和49年2月、有吉先生と第28期A級順位戦です。十段戦で忙しかったので順位戦が連続します。 大山先生の三間飛車に有吉先生は急戦のようです。 67銀と形を決めたので65歩の急戦があり、それをけん制する玉頭銀の構え。三間飛車でこうなるのは珍しいです。も…
20160430今日の一手 3月26日の名南将棋大会から、NさんとIさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の桂歩得(後手に持ち歩があるので歩はカウントしない)で馬を作っています。終盤なので重視は…
昭和49年2月、関根茂先生と第28期A級順位戦です。 大山先生の四間飛車に関根先生は急戦模様。 大山先生は穴熊に。 関根先生は端を詰めて46歩というのが変な感じです。大山先生の32金は手堅いです。 これは地下鉄飛車ですね。この時期にあったのでしょうか。…
昭和49年1月、丸田先生と第23回NHK杯です。 どちらが振るかという序盤ですが、丸田先生の振り飛車なんてあったですかね? 互いに雁木のようになり、大山先生は6筋からの動きです。 これで相居飛車というか、振り飛車ではなくなりました。 丸田先生は4筋から…
20160428今日の一手 3月19日の名南将棋大会から、私とNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 銀と角桂歩歩の交換、と金も作っていますし、先手が大きな駒得です。しかし終盤なので重視しません。 …
昭和49年1月、中原先生と第12期十段戦第7局です。 大山先生の先手三間飛車。これに急戦は難しいのですが、端を受けさせたのが最初のポイントです。第3局では中原先生が棒銀で、ということもあり受けたのですが、少し居飛車が攻めやすくなりました。 加藤一二…
昭和48年12月、米長先生と第23期王将戦です。 大山先生の四間飛車に米長先生は36歩がかなり早くて、急戦と思ったら66歩と止めました。 石田流を拒否して位を取って左美濃、という欲張った作戦のようです。 大山先生は銀を繰り出して もう一回戻って千日手の…
20160426今日の一手 3月19日の名南将棋大会から、私とMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩得です。 玉の堅さは後手のほうが少し堅いです。(金の位置の違いですが少し差があります…
昭和48年12月、中原先生と第3回早指し選手権決勝戦です。 大山先生の三間飛車に、中原先生は急戦です。 棒銀を選択し。角交換で対応しました。三間飛車で65歩は珍しいです。 角を交換したら棒銀は繰り替えるのが正しい考え方です。 中原先生は64銀から65歩を…
昭和48年12月、佐藤大五郎先生と第28期A級順位戦です。 佐藤先生の急戦向い飛車です。美濃囲いにしてからなので居飛車も対応できるから華々しいことにはならなさそうです。 大山先生は中央の位を取ります。対向い飛車ならこの対策は今でも見ますね。 持久戦…
3月19日の名南将棋大会から、私とMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 歩歩と金の交換です。歩切れで成桂を作られていて馬があります。先手がやや駒得です。 玉の堅さは同程度。 先手の攻め駒は…
昭和48年12月、中原先生と第12期十段戦第6局です。 大山先生の三間飛車、石田流に組もうという序盤です。 中原先生は棒金です。石田流が確定していないのに、かなり早いですね。 大山先生も石田流には組みにくく、34銀型の三間飛車になりました。 中原先生の…
昭和48年12月、西村先生と第23期王将戦です。 大山先生の四間飛車に西村先生は玉頭位取り。 端角で石田流に組むのはたまに見かけます。形の違いに注意しなくてはいけませんが、この図は一応大丈夫なはずです。 端を攻めれば3筋を突き捨てる。これで15香に57…
誕生日を機に始めたブログがちょうど一年、楽しく書けました。ありがとうございます。 私の棋力も向上しているはずです。 20160422今日の一手 3月19日の名南将棋大会から、Aさんと私の対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ …
昭和48年12月、中原先生と第12期十段戦第5局です。 大山先生の四間飛車に中原先生は中央位取りです。 大山先生の石田流の組換えを見て、中原先生は64歩としてから44歩。これは少し欲張りです。 4筋の歩を交換すれば、中央位取りとしては十分な駒組みです。 …
昭和48年12月、桐山先生と第3回早指し選手権です。 大山先生は四間飛車穴熊です。 桐山先生は急戦ではあるのですが、1筋の位を取ったのでこれでいいのか?という感じがあります。 64銀とは出ないで、65歩を狙います。 9筋の端の位も取って、47金を待って仕掛…
20160420今日の一手 2月28日の名南将棋大会から、YさんとEさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 飛と角歩の交換です。後手に持ち歩があるので損得なし(飛車のほうが得かどうか)です。 玉の堅さ…
昭和48年12月、花村先生と共同記念対局(多分最強者決定戦のことで、棋王戦の前身)です。 大山先生は向い飛車で、花村先生は急戦かと思ったら角筋を止めました。 角を右に転回します。 結局左美濃に組みなおしました。ここでは花村先生の作戦負けです。囲い…
昭和48年12月、米長先生と第28期A級順位戦です。 大山先生の三間飛車です。 穴熊をみてから位を取ります。 米長先生も穴熊を志向。それを見て大山先生は金を移動するのですが、この動きはめったに見ませんね。72飛の含みで位の奪還を目指しています。 右銀を…
20160418今日の一手 2月28日の名南将棋大会から、HさんとNさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さは後手のほうが堅いです。 先手の攻め駒は79角と持ち駒銀で2枚。 …
昭和48年11月、中原先生と第12期十段戦第4局です。 大山先生の四間飛車に中原先生は中央位取りです。 大山先生は石田流を目指して35歩としますが、警戒されると指しにくく 34銀から桂馬の裏跳ねで歩を取る作戦です。 中原先生は欲張って7筋の位も取ります。…
昭和48年11月、石田和雄先生と第3回早指し選手権です。 大山先生は四間飛車穴熊 石田先生は銀冠です。 あとはどこから戦いになるかですが、大山先生は36歩を目標にする動きです。 石田先生は48銀と引いてから2筋の交換に行きますが、これでは今一つ。 でもお…
20160416今日の一手 2月28日の名南将棋大会から、TさんとMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩損です。持ち歩がないのでカウントします。 玉の堅さは後手のほうが堅いです。 先手の攻…
昭和48年11月、中原先生と第12期十段戦第3局です。 大山先生の先手三間飛車、中原先生は64歩なので右四間かと思ったら 結局棒銀になりました。先手三間飛車相手なのですから後手四間より2手損なのですが、47金が早いだろう、ということでしょう。47金の前に9…
昭和48年11月、勝浦先生と第23期王将戦です。 大山先生の四間飛車に勝浦先生は急戦の構え、それを見て32金が大山先生らしい手です。 勝浦先生は急戦をやめて中央位取りに。 中央位取りの後は4筋から攻めるのと、持久戦にするのがメジャーですが、引き角もあ…
昭和48年11月、中原先生と第23期棋聖戦です。 大山先生の四間飛車、たまに54歩を突くのですが、この当時はあったのでしょうか?いまは定跡書にも載っていません。中央位取りを避けた、というくらいの意味しかなく、得でもないのですが。大山先生はこういう定…
昭和48年11月、原田泰夫先生と第23期王将戦です。 大山先生の位取り中飛車になりました。 対抗策は多くないのですが、原田先生は棒銀に。 いかに原田先生でも急攻はできず、少し固めてからうごきます。この形では角筋が止まっているので突き捨ててから銀を出…
昭和48年11月、長谷部久雄先生と第3回早指し選手権です。 長谷部先生の三間飛車、石田流でしょう、大山先生は相振りはやらないので、さらに角筋を止めていますから持久戦ということに。 6筋の位取りになりました。取れるものなら玉頭位取りより強力です。 で…
昭和48年11月、中原先生と第12期十段戦第2局です。 大山先生の中飛車で、中原先生は57金戦法、金立ち戦法とも呼ばれます。 中原先生が早く作戦を示したのに、大山先生は玉頭方面に手をかけます。お得意の袖飛車で対抗するのかと思ったのですが 中原先生の35…