2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 桂頭を攻められました。駒損しないようにさばきをねらいます。 A 35同歩 B 45銀 C 41飛 第2問 飛を逃げるのですが。 A 36飛 B 55飛 C 64角 馬を引き付けられて先手陣は堅そうですが。 A 65歩 B 84香 C 17竜
今日の棋譜20200630 昭和25年1月、萩原淳先生と東西対抗勝継戦です。 またも大山先生は向い飛車を採用しました。昨日並べた将棋の2日後です。萩原先生は知らないでしょうから、対策を考えられていたということもありません。 なので大山先生は同じ形で仕掛け…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 ここから動くこともできます。 A 24歩 B 45歩 C 54銀 第2問 振り飛車らしい手は? A 33桂 B 42飛 C 45歩 第3問 ピンチのようですが。 A 78金 B 45飛成 C 43同銀
今日の棋譜20200629 昭和25年1月、塚田正夫先生と東西対抗勝継戦です。 大山先生はこの時代には珍しい向い飛車です。香落ち上手の経験はあるので指せないことはないですが。 塚田先生は後手の24歩同歩同角が王手にならないように注意します。 大山先生は45歩…
先手番萩原先生の手を考えます。 第1問 ここが後手陣の急所です。 A 73桂成 B 54歩 C 84歩 第2問 確実に攻めます。 A 95桂 B 73歩 C 54歩 第3問 飛の逃げ場所もポイントです。 A 55飛 B 57飛 C 59飛 第4問 即詰みです。
今日の棋譜20200628 昭和25年1月、萩原淳先生と夕刊朝日です。 萩原先生の中央位取りです。 大山先生は横歩を取らない将棋も指していますが、今回は取りました。 萩原先生は中飛車ではなくて向い飛車へ。こうなると大山先生の飛は8筋には戻りにくいので ひね…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 大駒が当たっているのですが、駒損は気にせず攻めます。 A 55馬 B 44金 C 44銀 第2問 まだまだ苦しいです。勝負になりそうな手を見つけねばなりません。 A 55同馬 B 46銀 C 57桂成 第3問 やっとチャンスが来ました。 A…
今日の棋譜20200627 昭和25年1月、五十嵐豊一先生と東西対抗勝継戦です。 角換わりのスタートですが 大山先生は角を交換しないので、五十嵐先生は飛先の歩を切ります。 五十嵐先生から角を交換するのですが、これは2手損です。 大山先生は手が進んでいるので…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 ずっと悪かったのですが、やっとチャンスがやって来ました。 A 31同竜 B 42竜 C 23歩 第2問 まだ負け筋ですが、下駄を預けます。 A 22竜 B 31竜 C 23歩
今日の棋譜20200626 昭和25年1月、丸田祐三先生と夕刊読売(の棋戦)です。 大山先生の先手相掛りで下段飛車です。この時代は26歩84歩25歩に85歩ではなくて32金を先にする棋譜のほうが多いようです。 丸田先生も飛先の歩を交換して下段飛車 5筋を突き合う旧型…
先手番金高先生の手を考えます。 第1問 これで逆転です。 A 65歩 B 45桂 C 46銀 第2問 後手玉に即詰みがあります。23手。
今日の棋譜20200625 昭和25年1月、金高清吉先生と夕刊朝日(の棋戦)です。 金高先生の中央位取りです。 8筋は金を上がって守るという戦型はこの頃に流行ったのですが、横歩を取って指しやすいからすたれたのでしょう。 金高先生は66角~58飛。力戦中飛車で…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 どうにか攻めをつなげます。 A 73角 B 92角 C 69角 第2問 丁寧に受けます。 A 32金 B 41飛 C 33銀 第3問 小技を使って攻めていきます。 A 67銀 B 66歩 C 57歩成 第4問 好手で寄せていきます。 A 95歩 B 82香 C 98成桂
今日の棋譜20200624 昭和25年1月、板谷四郎先生と東西対抗勝継戦です。 角換わりの出だしが多いのは流行が進んでいる証拠です。 この頃の大山先生は角換わりを避けます。先手に飛先の歩の交換を許すのですが 中央位取りか雁木か早繰り銀をみています。 板谷…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 じり貧を避けるにはこれしかないです。 A 52飛成 B 77角 C 56飛 第2問 これが予定の攻めでした。 A 44歩 B 77角 C 21金 第3問 攻め急ぐと簡単に切れてしまいます。 A 33香 B 61角 C 66角 第4問 歩を受けられたら、この…
今日の棋譜20200623 昭和25年1月、木村義雄先生と東西初手合わせ放送将棋とあります。まだラジオの時代ですし、録音でもないでしょう。正月に生放送だと思います。 今ならば中飛車になるところですが 大山先生は26歩、木村先生は角道を止めます。 大山先生は…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 この大山先生は積極的です。 A 54同銀 B 54同飛 C 34銀 第2問 これは指しにくい手です。 A 23金 B 45歩 C 36歩 第3問 これも考えにくいです。 A 16歩 B 23金 C 34金 第4問 平凡な好手です。後手の受けに対して、派手な…
今日の棋譜20200622 昭和24年12月、加藤博二先生と第1期九段戦です。これが昨日の将棋のひとつ前に指されています。 大山先生も時々指すのですが、加藤先生も阪田流にするつもりだったのでしょうか? 先手が角を交換しないので真意は不明です。大山先生は中…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 まずは基礎知識です。 A 44同銀右 B 44同金 C 44同銀左 第2問 この形では無理攻めです。 A 53同銀 B 45金 C 48歩 第3問 有利な時には自然な手が良いです。 A 66角 B 46歩 C 69銀 第4問 わかりやすい勝ちです。 A 78角 …
今日の棋譜(2) 20200621 昭和24年12月、丸田祐三先生と第4期A級順位戦の指し直し局です。当時は順位戦の千日手は日を改めて指し直しでした。だから千日手が出現しやすかったということはあるでしょう。この将棋より前に明日並べる将棋を指しているのですが、…
今日の棋譜20200621 昭和24年12月、丸田祐三先生と第4期A級順位戦です。 丸田先生は得意の角換わりを目指しますが 大山先生は応じません。5筋を突き合って 丸田先生は66歩、玉を固くしようとしました。大山先生は5筋の歩を交換し 丸田先生は飛先の歩を切りま…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 57角成の受け方です。 A 66銀 B 68銀 C 66歩 第2問 平凡ですが大事な手です。 A 76歩 B 66角 C 55歩 第3問 桂頭は受けにくそうです。 A 67銀 B 62銀 C 24歩 第4問 かなり受けにくい形です。寄せ合い負けのようですが、…
今日の棋譜20200620 昭和24年12月、升田幸三先生と第4期A級順位戦です。 大山先生は矢倉です。 升田先生は33角からの矢倉を目指します。 大山先生の57銀が珍しい手で(86歩同歩同飛を避けるために78金か57銀は必要) 早繰り銀で急戦です。大山先生は升田先生相…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 角を助けるのは案外に難しいです。 A 75角成 B 75歩 C 55銀 第2問 これで技がかかりました。 A 35歩 B 74歩 C 64歩 第3問 あわてずに攻めましょう。 A 42と B 66金 C 46桂 第4問 食いつかれたようですが。 A 18馬 B 34…
今日の棋譜20200619 昭和24年12月、塚田正夫先生と第4期A級順位戦です。 大山先生は矢倉を選びました。 塚田先生は33角から3手で84へ持っていく作戦です。 33銀が間に合って、予定通りなのですが 74歩に46角と覗かれたら、73角は仕方ないのでしょう。2手かけ…
先手番北楯先生の手を考えます。 第1問 指されてみればわかりますが、気づきにくいかもしれません。 A 25銀 B 37桂 C 37角 第2問 これで手になるとは思いませんでした。 A 46歩 B 26角 C 17桂 第3問 86飛は大山先生のポカです。 A 76歩 B 76角 C 75玉
今日の棋譜20200618 昭和24年11月、北楯修哉先生と第4期A級順位戦です。 北楯先生は角換わりを目指しますが 大山先生は54歩~62銀。 飛車先の歩を切らせて銀を上がります。横歩までは取られないので 代償は中央の位です。現代的な感覚からは外れていますね。…
後手番坂口先生の手を考えます。 第1問 こういうときの囲い方です。 A 42玉 B 42金上 C 52金 第2問 これで手になっています。 A 66歩 B 56銀上 C 96同香 第3問 形勢が良いので、指したい手も多いですが。 A 98角 B 49歩成 C 27銀成 第4問 先手玉が詰みます。…
今日の棋譜20200617 昭和24年11月、坂口允彦先生と東日新聞(おそらく毎日新聞の系列である東京日日新聞夕刊)です。 大山先生は振り飛車のような形から右銀を上がり 66へ。 3局前の大野先生の指し方に影響されたみたいですね。中飛車です。 後手の中央が薄い…
後手番木村先生の手を考えます。 第1問 2筋を力ずくで受けます。 A 33角 B 42金右 C 36歩 第2問 カウンター攻撃のチャンスです。 A 65同銀直 B 35歩 C 86歩 第3問 指されたら、こう指すものなのだなあ、とわかります。 A 86角 B 25角 C 75飛 第4問 緩く見え…