天野宗歩研究
下手の田中先生の手を考えます。下手が有利優勢勝勢と進んでいるので、本譜以外の手でも悪くはならないです。 第1問 行きがかり上、この手を指したくなります。 A 55歩 B 68飛 C 77桂 第2問 88同玉でも構わないのですが、それ以外ならば。 A 34歩 B 24歩 C 3…
今日の棋譜20220602 1847年10月、田中光次郎先生と飛香落ち上手2局目です。 前局と同じ序盤で、田中先生は矢倉引き角を目指しているのだと思います。 天野先生も変なことはしなかったので、田中先生は無事矢倉に組めそうですが、 74歩に86銀ですか。引き角か…
下手の田中先生の手を考えます。 第1問 上手の無理筋には強く戦うほうがいいです。 A 77玉 B 66銀 C 55歩 第2問 この手はいかにも好手。 A 45歩 B 37桂 C 68金 第3問 銀当たりなのに飛を切って攻めています。それはこの手があったから。 A 63銀成 B 71銀 C 1…
今日の棋譜20220601 1847年10月、田中光次郎先生と飛香落ち上手です。 田中先生は飛先を伸ばした後で56歩。矢倉引き角でしょうか。(飛)香落ちに対して引き角はなかなか良い作戦です。 天野先生はいつもの悪い癖か、引き角を恐れたのか、右金を繰り出します。…
下手の樋口先生の手を考えます。疑問手を指摘して、最善手を考えてもらいます。 第1問 ここで84角と出てけん制したのですが、追われて戻った(76銀同金74金39角65銀の進行)ので結果的に1手損でした。代わりの手はいろいろありそうです。 第2問 ここで16飛と引…
今日の棋譜20220531 対局日不明で樋口辰次郎先生と飛香落ち上手2局目です。 天野先生の矢倉のような構えが続きます。 樋口先生は腰掛け金。ずいぶん変わった戦法です。 本局は玉を囲いました。 でも玉頭方面が不安です。 上手が32金と戻したところで18飛。 7…
下手の樋口先生の手を考えます。次善手以下の手をあげるので、そのほかの手を考えてください。 第1問 ここは平凡に攻めて良いです。本譜の24歩34銀23銀以外にも有力手があります。 第2問 本譜は56飛55銀16飛と飛を逃げたのですが、逃げないで攻めて十分すぎ…
今日の棋譜20220528 対局日不明で樋口辰次郎先生と飛香落ち上手です。 樋口先生は飛先の歩を伸ばして56歩を突いた、ということは矢倉引き角でしょう。 1筋の歩は後回しにした方が無難だと思いますが、引き角までは予定通り。天野先生のほうも矢倉んのような…
下手の都筑先生の手を考えます。次善手以下の手を指摘し、そのほかの手を考えてもらいましょう。 第1問 75歩を取りに来られて、78飛は予定通りだったのかどうか。取らせて指したらどうでしょうか。 第2問 ここで73飛成同桂41角と攻めたのですが、寄せ合い1手…
今日の棋譜20220529 1847年、都筑新兵衛先生と飛香落ち上手です。前に出てきたときは都築新兵衛だったのですが、このページでは都筑新兵衛になっています。 都筑先生は2筋の歩、1筋の歩を伸ばしています。天野先生は雁木の形ではなくて矢倉のような形です。 …
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 玉頭に手を付けたので、下手の焦りを誘えました。 A 57同金 B 22銀 C 12歩 第2問 ここは実戦の手は不正解です。正しくは。 A 72金 B 46角 C 77銀 第3問 これも実戦の手は次善手。AIによると・・・ A 54角 B 42金 C 22角…
今日の棋譜20220528 1844年5月、加藤幸助先生と飛香落ち上手です。 下手一間飛車で始まりますが、上手の43金はちょっと珍しいです。それと下手が76歩を突いていないことに注目しておきます。 加藤先生は1筋の歩を切ってから2筋の歩を伸ばし 28飛から棒銀へ。…
下手の長坂先生の手を考えます。 第1問 5手読んで駒得かどうか。 A 44歩 B 33角成 C 64桂 第2問 盤面は広く見ます。 A 13馬 B 64香 C 69金打 第3問 厳しい寄せです。 A 83香成 B 75桂 C 54銀
今日の棋譜20220527 1845年7月、長坂六之助先生と飛落ち上手2局目です。 長坂先生の右四間飛車ですが、天野先生は33桂ではなくて33角を選びます。下手は45歩と仕掛けやすいでしょう。33角と上がられる前に45歩を突いても十分でした。 下手が仕掛けてこないの…
下手の長坂先生の手を考えます。次善手以下の手をあげるので、他の手を考えてみましょう。 第1問 49飛82角から駒組が続きますが、ずっと指したい手がありますよね。 第2問 ここで44角同金53銀と攻めたのが暴発です。それ以外の手を指していれば悪くはならな…
今日の棋譜20220526 1854年7月、長坂六之助先生と飛落ち上手です。 長坂先生の右四間飛車です。 これまで31角に65銀がセットだったのですが、下手が65銀としないとどうなるか、という将棋です。天野先生のねらいは64角なのですが、65銀55角同角同歩で角交換…
下手の小島先生の手を考えます。 第1問 7筋に備えられたところですが。 A 73銀 B 77桂 C 95角 第2問 上手玉を寄せるために。 A 26桂 B 44桂 C 62銀成 第3問 この手が詰めろです。上手には55馬や83馬があるのでどちらにも対応できなければなりません。 A 42金…
今日の棋譜20220525 1854年4月、小島明悟先生と飛落ち上手です。 小島先生の右四間飛車です。 31角に65銀は当時の一セット。ここから駒組ですが、 また天野先生のほうから動きます。55同角に 35同歩54銀直 54同銀同銀77角36銀38銀。前にも同じような形を並べ…
下手の川添先生の手を考えます。次善手以下の手をあげて、そのほかを考えてもらうことにしましょう。 第1問 上手が無理な動きをしています。本譜の37角はおとなしい手でしたが、他にもいろいろあります。 第2問 46飛と逃げましたが、逃げないで攻めることが…
今日の棋譜20220524 1852年8月、川添松五郎先生と飛落ち上手です。 序盤で変化があります。下手36歩に対して上手33角。ここで56銀ならば穏やかになったかもしれませんが、 68玉に天野先生は45歩。大駒落ちで上手から動くのはほとんど疑問手です。45同歩とは…
下手の竹内先生の手を考えます。次善手以下の指し手をあげるので、他の手を考えてみましょう。 第1問 仕掛けずに駒組を進めるのですが、仕掛けたらどうなるでしょうか。 第2問 26歩~25歩はチャンスを逃しました。 第3問 本譜の35同金でも悪くはないですが、…
今日の棋譜20220523 対局日不明で竹内万蔵先生と飛落ち上手2局目です。 竹内先生の右四間飛車ですが、天野先生の陣形が変ですね。45歩同歩同銀は困っているでしょう。45歩に43金右なのでしょうが、44歩同銀としてから駒組を進めて下手十分です。 仕掛けない…
下手の竹内先生の手を考えます。次善手以下をあげて、他の手を考えてみましょう。 第1問 45同桂が悪いわけではないですが。 第2問 ここがチャンスでした。実戦の43歩は手筋でしたが37角と打たれて忙しくなってしまいました。 第3問 59金(引いた)は悪手と言え…
今日の棋譜20220522 1847年、竹内万蔵先生と飛落ち上手です。 竹内先生の右四間飛車です。 前にもありましたが、66角は珍しい手のはず。 天野先生はいつもの31角ではなくて、64銀~53金。4筋を強化します。 駒組の途中でしたが55歩を突きます。47銀54銀は思…
下手の中川先生の手を考えます。逃した最善手は何でしょうか。 第1問 35歩同歩同飛と1歩交換したのですが、有力な攻め筋がありました。 第2問 飛を切って攻めています。43銀では足りませんでしたが。 第3問 ここで71馬としたのですが、詰めろ(1手すき)でも2…
今日の棋譜20220521 1847年、中川富石先生と飛落ち上手です。 中川先生の右四間飛車です。 左美濃に構えたのが工夫です。金無双よりも堅いでしょう。 31角に65銀というのがこの当時のセットだったのですが、今すぐに65銀としなくても良いのにと思います。 65…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 強引に攻められました。もちろん銀は取れませんが。 A 55金 B 36桂 C 74桂 第2問 角合いがおかしく、逆転です。 A 62金打 B 77歩成 C 49金 第3問 詰まない逃げ場所は一つだけ。
今日の棋譜20220520 1846年12月、平居寅吉先生と飛落ち上手です。 平居先生の右四間飛車です。この頃のAI同志ならば48飛の前に45歩を突いて角交換を目指すみたいですね。 66角は珍しい手で、金無双から銀冠を目指すために77角とするほうが普通です。 31角(天…
下手の長坂先生の手を考えます。 第1問 ここで開戦です。変化はありますが、下手十分。 A 55同歩 B 75歩 C 15歩 第2問 攻め続けます。 A 86歩 B 46歩 C 69飛 第3問 気持ちよく攻めることができます。 A 84角 B 65桂 C 75銀
今日の棋譜20220519 1854年8月、長坂六之助先生と角落ち上手2局目です。 長坂先生の三間飛車です。天野先生は左金を63へ配置して 42銀63金が入れ替わっています。前にも指していましたね。 長坂先生は27銀ではなくて88飛。ちょっと珍しいでしょうか。 75歩を…