2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 これが大事な手です。 A 96歩 B 26角成 C 55歩 第2問 先手玉の堅さを生かして動いていきます。 A 74歩 B 76飛 C 65歩 第3問 自陣角を打たれましたが。 A 65歩 B 77桂 C 69飛 第4問 気持ちよく決まります。 A 64金 B 69…
今日の棋譜20210831 昭和35年6月、丸田祐三先生と第1期王位戦です。 大山先生の中飛車です。ここで後手が34歩を突くと 22角成同銀53角、馬を作ることができます。前に大野先生が指していました。 74歩96歩42金97角成、この馬が安定しているのです。 大山先生…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 53金と寄った手のねらいです。 A 51角 B 62飛 C 55歩 第2問 この角打ちが疑問手だと(控えめに)主張します。 A 72金 55銀 C 99飛成 第3問 強い受けです。 A 64同銀 B 63金打 C 55金 第4問 即詰みです。
今日の棋譜20210830 昭和35年5月、加藤一二三先生と名人A級選抜勝継戦です。 加藤先生の先手で矢倉です。 大山先生は矢倉ではなくて陽動三間飛車に。タイトル戦では持ち時間が長いので相矢倉も多いのですが、そのほかの対局では振り飛車にして、序盤で神経を…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 善悪はともかく、大山先生らしい手です。 A 78金 B 78玉 C 76歩 第2問 強気です。 A 63歩 B 66金左 C 36飛 第3問 平凡な手ですが、これで十分です。 A 42歩 B 62歩 C 33金
今日の棋譜20210829 昭和35年5月、加藤一二三先生と第19期名人戦第4局です。 大山先生の先手で矢倉です。 64歩と46歩を突く矢倉、まだ指されているみたいです。 加藤先生は袖飛車から7筋の歩を交換しますが、これが早すぎるのかも。 4筋の位を取られると 44…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 ずっと苦しかったのですが、これで案外に難しいです。 A 64金 B 86歩 C 57銀 第2問 こんな手がありました。 A 57角 B 75金打 C 47角 第3問 金取りですが。 A 96桂 B 68銀 C 85桂 第4問 好手があります。 A 81金 B 85桂…
今日の棋譜20210828 昭和35年5月、加藤一二三先生と第19期名人戦第3局です。 加藤先生の先手で矢倉です。 64歩と56歩の対抗ですが 加藤先生も47銀型に。 中飛車にして中央の位を取ります。 右四間飛車にして4筋の歩を交換しようというところで、大山先生は四…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 攻めつぶされないように注意が必要です。 A 65同歩 B 75歩 C 61馬 第2問 入玉を目指されましたが。 A 82馬 B 53銀 C 44歩 第3問 この手で後手は投了でした。 A 43銀不成 B 21角 C 61角
今日の棋譜20210827 昭和35年4月、加藤一二三先生と第19期名人戦第2局です。 大山先生の先手で矢倉です。 まだ46歩を突く矢倉にこだわりがあるようです。 加藤先生は角で7筋の歩を交換します。 腰掛銀に対して64角の形にはしにくいですから、四手角へ。 大山…
先手番加藤先生の手を考えます。 第1問 こんなところに目をつけるとは。 A 66歩 B 56歩 C 36銀 第2問 この手が入れば先手有利でしょう。 A 64歩 B 77桂 C 44歩 第3問 強い受けが出ました。慎重に攻めます。 A 43同銀成 B 35飛 C 32歩成
今日の棋譜20210826 昭和35年4月、加藤一二三先生と第19期名人戦第1局です。二十歳の名人挑戦者として有名になりました。まさに弱冠です。(一時期弱冠という言い回しが流行りましたが、拡大して二十歳前後に適用するのは誤りです。古代中国で男子が二十歳、…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 後手に65歩を突かれてまずそうですが、この手があるので難しいのです。 A 37角 B 26角 C 77桂 第2問 飛の逃げ場所です。 A 65飛 B 75飛寄 C 63歩 第3問 強く寄せに行きます。 A 53同飛成 B 73銀不成 C 34飛 第4問 怖い…
今日の棋譜20210825 昭和35年3月、二上達也先生と第9期王将戦第6局です。 大山先生の先手で矢倉です。 5筋を突き合う(今では)普通の矢倉です。 二上先生は73銀、 角を引いて7筋の歩を交換するのではなくて、早繰り銀で攻めていきます。 2筋は受けないで銀…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 持ち歩が少ないので慎重に。 A 75歩 B 65歩 C 57歩 第2問 この手を入れていたほうが良いです。 A 84桂 B 75銀 C 62飛 第3問 どう攻めても良さそうですが、これが一番ぴったりしています。 A 77同銀成 B 77同飛成 C 76…
今日の棋譜20210824 昭和35年3月、松田茂行(茂役)先生と第1期王位戦です。 大山先生の振り飛車ではなくて居飛車です。先手の68玉が早いと。 73銀の形はこの時の流行だったのでしょう。 早繰り銀や棒銀ではなくて、角で7筋の歩を交換する形がまた出てきまし…
先手番二上先生の手を考えます。 第1問 田楽刺しで悪くしたようですが。 A 63角成 B 96角 C 76桂 第2問 駒得が大きくて先手有利です。ここはしっかり守ります。 A 79金 B 77香 C 74歩 第3問 ここから即詰みなのです。
今日の棋譜20210823 昭和35年3月、二上達也先生と第9期王将戦第5局です。 大山先生は3筋の位を取っての四間飛車です。香落ち将棋のような。 二上先生はすぐに36歩同歩38飛。香落ちで研究したことがあったのかもしれません。 45歩33角成同桂、これで乱戦にな…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 手が広いですが、まあこれでしょうね。 A 73角 B 66歩 C 64歩 第2問 形勢は良いのでわかりやすく。 A 36歩 B 65歩 C 91角成 第3問 大山先生らしい指し方です。 A 91角成 B 84角成 C 34歩 第4問 即詰みです。
今日の棋譜20210822 その2 昭和35年3月、二上達也先生と第9期王将戦第4局の千日手指し直し局です。 大山先生の先手で矢倉です。 54歩と46歩の対抗ですが 大山先生は中飛車に。 5筋の歩を交換して 玉は左ですから、陽動中飛車ではなくて矢倉中飛車に分類しま…
今日の棋譜20210822 昭和35年2月、二上達也先生と第9期王将戦第4局です。 大山先生は54歩を突いてからの四間飛車です。中央位取りは嫌いなのでしょうね。 端を受けずに早囲いです。 ツノ銀の形を作り、居飛車の急戦に備えています。 二上先生は急戦を断念し…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 後手陣に欠陥がありました。 A 24歩 B 68角 C 46銀 第2問 後手のねらいを防ぎます。 A 25歩 B 55銀 C 36桂 第3問 寄せを目指します。指したい手が多いですが、まずはここから。 A 42歩 B 71銀 C 49飛
今日の棋譜20210821 昭和35年2月、二上達也先生と第9期王将戦第3局です。 大山先生の先手で矢倉です。 64歩と56歩の対抗で 37銀というのは第1局の逆を持ってみたということになります。 3筋の歩を交換すると45銀、というのは先手の36銀型を阻止するための常…
先手番二上先生の手を考えます。 第1問 ここから手を作ります。 A 15歩 B 57角 C 75歩 第2問 金取りの受け方は? A 75歩 B 76歩 C 79飛 第3問 後手玉に詰めろをかけたいのです。 A 62と B 44香 C 82飛 第4問 攻防に金を打たれました。 A 26歩 B 44桂 C 17玉
今日の棋譜20210820 昭和35年1月、二上達也先生と第9期王将戦第2局です。 二上先生の先手で、角換わりではなくて相掛りです。 互いに浮き飛車 腰掛銀に進みます。久しぶりの戦型ですね。 二上先生のほうが中住まい、大山先生は普通の42玉です。 互いに位を取…
先手番丸田先生の手を考えます。 第1問 ここが急所です。 A 25歩 B 75歩 C 56歩 第2問 4筋は怖いですが、この手が利きました。 A 45同歩 B 25歩 C 62銀 第3問 この手が速いです。 A 41馬 B 64馬 C 21金 第4問 仮想図ですが、ここからの寄せを考えてください…
今日の棋譜20210819 昭和35年1月、丸田祐三先生と第9回NHK杯です。 角換わりに向かう序盤でしたが、大山先生は33角と変化。 33角成に同桂ですか。私にとっては懐かしい形です。角換わり愛好家なので、後手番でも26歩34歩76歩32金25歩33角同角成同桂として33…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 作戦負けになり、最善がどれかもわかりにくいですが、苦心の手です。 A 79玉 B 68玉 C 58玉 第2問 好手があります。 A 59桂 B 45桂 C 55歩 第3問 後手玉の寄せはここから。 A 45桂 B 42金 C 43歩
今日の棋譜20210818 昭和35年1月、二上達也先生と第9期王将戦第1局です。2回目の挑戦でどうか。 大山先生の先手で矢倉です。 54歩と46歩の対抗になり 二上先生は73銀、 急戦矢倉ではなくて、7筋の歩を交換します。 64角と26角では64角の働きが良く、 良く知…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 この歩を疑問手にさせます。 A 22同飛 B 33桂 C 62角 第2問 重い金ですが、このまま53と 迫られてはいけません。 A 47銀 B 64金 C 71角 第3問 1本打っておくところでしょう。 A 76桂 B 55角 C 67歩 第4問 詰めろをかけ…