名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

将棋上達法則

感想戦で棋力を上げること

明けましておめでとうございます。今年も名南将棋大会をよろしくお願いします。 3番煎じですが、また正月に書いた記事を加筆修正しました。参考にしていただければ幸いです。 <感想戦のリアル> 名南将棋大会でも感想戦の時間をもっと取りたいとは思うので…

道具

また廣瀬孝さんから手紙の形のエッセイを頂きました。本人の了解を得て公開します。 大山先生は良い盤駒を買えば強くなると言っていました。いいものを買えば、無駄にしないように使わなくては、と思うものでしょう。でも私などは、手軽なので布盤(支部会員…

子どもに将棋を教える方法(2)

もう皆さんもおなじみになったでしょうか、廣瀬孝さんからです。 大甥(姪の息子)さんが中学三年生、道場で4級だそうです。しばらくは学業を頑張ってもらい、将棋の強い大学の将棋部に入るのが理想でしょうか。アマ連からアマチュアの棋譜集14冊を買って贈…

子どもに将棋を教える方法(1)

今日の名南将棋大会に参加された廣瀬さんから頂きました。参考になさってください。 私は名古屋市内の小学校(トワイライトスクール)で将棋を教えていますが、本将棋よりも山崩し、お金将棋、まわり将棋のほうが多いかも。 駒の動かし方を教えるときは、王と…

感想戦の効用

明けましておめでとうございます。今年も名南将棋大会をよろしくお願いします。 久しぶりに上達方法の記事を書きます。参考にしていただければ幸いです。 ある方が「素人の感想戦では棋力向上しないから、すぐにやめてAIを活用したほうがよい」と言うのです…

将棋上達法実践編(21)

HくんとAくんのレッスンは終わり、名南将棋大会に参加してもらったら棋譜を点検する反省会で継続して教えています。少しずつ形になってい入るのですが、まだまだ勝てないでいます。 今年の1月に将棋教室の企画がありましたが、参加してもらった母娘がもっと…

将棋上達法実践編(20)

Hくんのレッスンは1/26に25日目、2/2に26日目でした。 詰め将棋などさぼっていて習慣ではなくなったのでしょうね。退化しています。困りました。次回は名南将棋大会で、レッスンは最終回です。 棋譜並べと復習で4局 形勢判断をして、大局観を作り、いろいろ…

将棋上達法実践編(19)

しばらくこの記事を書いていませんでした。 Hくんのレッスンは11/23に22日目、12/8に23日目、昨日が24日目でした。 詰め将棋は順調にこなしていましたが、冬休みにさぼっていたようでちょっと後退です。 棋譜並べは6局、復習の図面は5つあります。形勢判断を…

将棋上達法実践編(18);相振り四間飛車

Hくんのレッスンは10/27に20日目、11/10に21日目でした。 相振り飛車も四間飛車で通します。 四間飛車の時の理想は6筋と8筋の歩を一度に交換することです。 これは前回の記事に書いた金無双の崩し方です。 穴熊への端攻めとか 美濃囲いへの端攻めも うまくい…

将棋上達法実践編(17)

先週10/14は朝日アマの東海予選会、Hくんは朝日盾C級に参加しました。 が、参加者1名のためB級に交じって4回戦、4連敗でした。4局とも相手が振り飛車党で、相振り飛車にしたのですが、教えていないのでどうしようもありませんね。 (前日10/13にちょっと教え…

将棋上達法実践編(16)

9/22はHくんのレッスン17日目、今日はHくんのレッスン18日目、Aくんのレッスン7日目でした。 Hくんは9/22に棋譜並べを3局。 今日は並べた棋譜に中央位取り対策を書かれていたので、ついでにそのほかの戦型も対策を教えました。 中央位取り対策の復習と 玉頭…

将棋上達法実践編(15);居飛車穴熊対策

今日はHくんのレッスン16日目でした。 少し間があきましたが、前回に居飛車穴熊対策をたずねられました。友達に居飛車穴熊を指されたからですが、答えには悩みます。(私は居飛車党ですが穴熊は苦手なので、これまで見向きもしませんでした。) ちょっと悩ん…

将棋上達法実践編(14)

8/19はHくんのレッスン15日目、今日はAくんのレッスン6日目でした。 Hくんは復習を2局 急がないで自玉に手をかけるのが森安流で25桂が攻防手です。 寄せ合いの理論として勉強しました。先手玉は2手すき、後手玉は3手すきくらいですが、後に攻防手(詰めろ逃…

将棋上達法実践編(13)

土曜日にはHくんのレッスン13日目、Aくんのレッスン5日目でした。今日もHくんのレッスンで14日目です。 Hくんは 棒銀の受け方を並べ、復習でほかの受け方を教えました。 ここで実戦は96歩同歩92香の端攻め。ほかの攻めは67銀79金29飛成~87桂。受けるなら64…

将棋上達法実践編(12)

先週ははHくんだけレッスン12日目、昨日はHくんのレッスン13日目、Aくんのレッスン4日目でした。 Hくんは棋譜並べ、復習+本編で2局 43金もあるかもしれません。54角が攻防で天守閣美濃を攻略していきます。 寄せのセオリーを考えつつ、3手かけて飛車を取り…

将棋上達法実践編(11)

土日はHくんのレッスン11日目、Aくんのレッスン3日目でした。 Hくんは復習を2局 1~4筋を攻める手段をいろいろ考えてもらいました。 これも攻めがいろいろあるけれど、竜の詰めろの41歩。 新しい棋譜並べは1局。今回はその場で再度並べてもらいました。覚え…

将棋上達法実践編(10)

Hくんのレッスン10日目、Aくんのレッスン2日目です。 Hくんは復習を1局 65銀や24飛を抑えて攻める33角。 新しい棋譜並べは2局。 指導対局をを1局。 居飛車党のAくんには5手詰ハンドブック2を渡して2問解いてもらいました。盲点に入ると手こずる感じですが、…

将棋上達法実践編(9)

Hくんのレッスン9日目です。 昨日の名南将棋大会で見学に来てもらった中学1年生の男の子Aくんが加わりました。 Hくんは振り飛車が良いというので四間飛車の棋譜並べを中心に教えています。 Aくんは居飛車が良いというので時間をずらして教えます。 2人の対局…

将棋上達法実践編(8)

2週間ぶりでHくんのレッスン8日目でした。今回は3時間から4時間に延長です。 詰め将棋は数をこなさなかったみたいで少し停滞しているみたいです。それでも1冊200問の半分ほどまで終わりました。 棋譜並べの復習1局 攻め駒を増やす14歩。 新しい棋譜並べは4局…

将棋上達法実践編(7)

今日はHくんのレッスン7日目でした。 詰め将棋は本手順が分かっても枝分かれがすっきりしないというのにてこずりました。私も苦手です。 棋譜並べの復習3局 攻防の49角 これも攻防の83銀 森安流の85銀。 新しい棋譜並べは1局。 次は右四間飛車だったので定跡…

将棋上達法実践編(6)

今日はHくんのレッスン6日目でした。 詰め将棋は1日4問ペース、だんだんに手が見えるようになってきました。読みよりは直感のタイプかもしれません。 棋譜並べの復習1局 大山先生の名手ですがわかりにくいですね。(85歩)形勢判断から大局観を考えると理解…

将棋上達法実践編(5)

今日はHくんのレッスン5日目でした。 1か月ほど経過して、友達に勝てるようになったと喜んでいました。私もうれしいです。 レッスンをちょっと軌道修正です。 PSPを持っているということでしたので激指の中古ソフトを買いました。これで実戦不足が解消される…

将棋上達法実践編(4)

今日はHくんのレッスン4日目でした。 詰め将棋2問を宿題にしたら、時間があったからと20問あまり解いてきてくれました。少し楽しくなったのかも。 レッスンの場でも2問解いてもらいました。ちょっと早く解けるようになったと思います。 棋譜並べは前回の将棋…

将棋上達法実践編(3)

今日はHくんのレッスン3日目でした。 詰め将棋は1日1問は解くように宿題を出しておいたのですが、1日1問くらいで終わっています。どうもちゃんと指示されたことを守るタイプのようで、今度からは1日2問の宿題です。(私は宿題が嫌いというか、言われたように…

将棋上達法実践編(2)

今日はHくんのレッスン2日目でした。 詰め将棋は1日1問は解くように宿題を出しておいたのですが、10問解いてきてくれました。11問目をやってもらうと、盤駒を使ってもまだまだ苦労しているようですが、ちゃんと解けました。これは継続です。 棋譜並べは前回…

将棋上達法実践編(1)

先週の名南将棋大会に小学4年生、ほぼ初心者の男の子が来ました。Hくんとしておきます。 練習将棋をやってもらいましたが、まだ大会に参加できるレベルではありません。何週間か前にお母さんから電話問い合わせがあったので先週までにいろいろ考えていたので…

プレッシャーの対応方法

4月1日ですがエイプリルフールネタではありません。 先週の名南将棋大会で、皆さんにクッキーを勧めたのですが、中学生Tくんが将棋の時は昼ご飯をいっぱい食べられないというのです。私も昼ご飯を食べない/食べられない(この頃は改善していますが体力的な…

万年級位者を脱出するために(4)

今日の話で最後、どうやったら習慣化できるか、という話です。 自分はこういう性格だから、とかこういう棋風だから、とかそれは結構思い込みによるもので、変えられます。 三日坊主だから続かない、なんていうのも思い込み。性格は習慣で変えられます。 棋譜…

万年級位者を脱出するために(3)

自分の棋譜がつけられるようになりました。これがどう生かせるか。 自分のミスを認めるのは精神的につらいのですが、どこで間違ったかを検討するのです。 感想戦の時間が十分にあれば、相手との並べなおしての検討にも役立ちますし、家に帰って一人で検討す…

万年級位者を脱出するために(2)

昨日は恐怖心を忘れて楽しみなさい、という話を書きました。 今回は万年級位者に有効な上達法は何か、という話です。 有段者と級位者の違いはどこか、という境界はあいまいですが、少なくとも有段者になる資質があるかどうかは、1局指して初手から並べなおせ…