2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 2歩手持ちにしたあとの構想です。 A 36飛 B 57銀引 C 77銀 第2問 後手の中央の攻めを緩和したいのです。 A 48歩 B 26飛 C 86香 第3問 気が付きにくい手です。 A 53香 B 42金 C 61金 第4問 両取りで難しくしたようです…
今日の棋譜20211130 昭和37年10月、升田幸三先生と第1期棋聖戦です。 升田先生の三間飛車です。 この当時は45歩の急戦定跡は出現していません。大山先生は57金戦法(金立ち戦法)。対中飛車以外にも使えるようですが、玉が薄くなるのが難点です。 すぐに中央…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 私には見えない両取りの手です。 A 37桂成 B 19竜 C 48銀 第2問 しっかり守られて攻めにくそうですが、この手が見えていれば。 A 59銀不成 B 59銀成 C 36歩
今日の棋譜20211129 昭和37年10月、花村元司先生と第12回NHK杯です。 大山先生の四間飛車、普通の振り飛車は春の名人戦以来です。早指しなので無難なものを選んだのでしょう。 54歩が早いのは中央位取りを阻止するためですが、 玉頭位取りのほうは避けません…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 この筋に目を付けました。 A 73銀 B 75歩 C 84歩 第2問 先手の攻め筋は厳しいですが、反撃を考えて指します。 A 74歩 B 55歩 C 75角 第3問 さらに圧力をかけられました。 A 42玉 B 64歩 C 75角 第4問 寄せ合い勝ちにな…
今日の棋譜20211128 昭和37年10月、塚田正夫先生と第1期棋聖戦です。棋聖戦は十段戦と同じ年に始まったのか。豆知識です。 塚田先生の先手で76歩34歩96歩。これは3回目でしたか、これはどちらが飛を振るかではなくて 相居飛車にするのが目的です。大山先生は…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 気持ちよく対応できます。 A 16歩 B 47飛 C 22と 第2問 後手玉の寄せ方です。 A 42銀 B 83香 C 64歩 第3問 即詰みです。
今日の棋譜20211127 昭和37年10月、升田幸三先生と第1期十段戦です。 大山先生の先手で矢倉です。 升田先生は矢倉ではありませんね。 雁木でもなくて陽動向い飛車でした。 大山先生は玉頭位取りへ。後手の84歩が甘いので先手の作戦勝ちになるでしょうか。 升…
先手番二上先生の手を考えます。 第1問 有力な手が多いです。後手に勝負手を与えないように指します。 A 55歩 B 44歩 C 25桂 第2問 寄せの構想があります。 A 43歩成 B 46角 C 77桂 第3問 平凡でも良いのですが、格好いい手があります。 A 73桂成 B 83桂 C 5…
今日の棋譜20211126 昭和37年9月、二上達也先生と第1期十段戦です。 大山先生の振り飛車模様からの84歩は王位戦と同じ流れです。 二上先生は矢倉で受けます。この77銀のタイミングが早いと見たか、 大山先生は陽動向い飛車へ。その前に74歩を突いているのは…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 先手から見ると気になる手です。 A 65銀 b 36銀 c 74歩 第2問 つぶされていてもおかしくないところですが、受けの手としてはこれくらいでしょう。 A 32玉 B 52金 C 34角 第3問 実質二択ですが、正解は一つだけ。 A 42…
今日の棋譜20211125 昭和37年9月、花村元司先生と第3期王位戦第4局です。 花村先生の先手で、角換わりもあったのですが、交換しなかったので 大山先生は振り飛車、ではなくて居飛車です。このシリーズは同じようなテーマで進んでいます。 花村先生は左美濃で…
先手番大野先生の手を考えます。 第1問 この図から動きます。 A 35歩 B 65歩 C 16歩 第2問 確実な攻めを目指しますが、後手からの攻めの速度も考慮しておきます。 A 25桂 B 44香 C 25歩 第3問 より厳しく。 A 44香 B 33香 C 44歩 第4問 攻め駒を増やします。…
昭和37年9月、大野源一先生と第1期十段戦です。 大野流の三間飛車です。57銀の形はすべて大野流というのですが、三間飛車が一番合っていると思います。 端を受けずに美濃囲いを急ぎます。 4筋に位を取りました。57銀の形を生かすためです。 大山先生は袖飛車…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 必然ではないですが、指されてみればなるほどです。 A 74歩 B 45金 C 69玉 第2問 この香打ちが後手の疑問手でしたが、大山先生らしい応対でとがめます。 A 38金 B 83角 C 54飛 第3問 先手玉は安全なので決め所です。 A…
今日の棋譜20211123 昭和37年8月、花村元司先生と第3期王位戦第3局です。 大山先生の先手で矢倉です。 花村先生は2筋を受けずに急戦のようです。桂を跳ねるのは今の将棋みたいですが 63に金を上がったというのは変な感覚です。花村先生らしいですが。 さらに…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 後手の作戦勝ちになります。 A 55歩 B 64銀 C 51角 第2問 俗手ですが。 A 38銀 B 45歩 C 54銀 第3問 継続手です。 A 45歩 B 87歩 C 87銀
今日の棋譜20211122 昭和37年8月、花村元司先生と第3期王位戦第2局です。 大山先生は振り飛車ではなくて居飛車です。タイトル戦では持ち時間が長いので相居飛車も選びやすいのでしょう。 花村先生のほうは現代的で、78銀から46歩。 左美濃と腰掛銀の組み合わ…
本日は第223回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。 A級優勝 村山周平さん 黒川和樹さん 鈴木真行さん (終局が遅れて会場閉鎖が近くなり、写真を取る余裕がありませんでした。) B級優勝 櫻井皓太さん C級優勝 安本興生さん 成田広文さん D級優…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 進むべきか退くべきか。 A 67銀引 B 65銀 C 65歩 第2問 わかりやすく攻めたいのです。 A 54歩 B 56金 C 36歩 第3問 どう指しても良いのですが、自然な攻めがわかりやすいです。 A 65歩 B 24歩 C 33銀
今日の棋譜20211121 昭和37年8月、灘蓮照先生と第1期十段戦です。 後手の灘先生のうそ矢倉です。 と思ったら3筋に位を取ります。こういう指し方は大山先生も好みますが、灘先生も力将棋が好きなのです。 凸矢倉(銀立ち矢倉)を作るのですが、 大山先生は相…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 大山先生はこういう指し方をします。 A 79玉 B 35歩 C 75歩 第2問 この7筋が守り切れるのです。 A 65歩 B 59角 C 85銀 第3問 まだ成立しなさそうなところですが。 A 65歩 B 85桂 C 35歩 第4問 ここに目が向けば優勢に…
今日の棋譜20211120 昭和37年7月、花村元司先生と第3期王位戦第1局です。 花村先生の阪田流向い飛車のスタートですが、 この頃は角を交換しない将棋の方が多いです。大山先生は56歩も突いたので角換わりにもなりません。 8筋は角で受けたので矢倉ではなく 雁…
後手塚田山先生の手を考えます。 第1問 おとなしくしていると作戦負けになります。 A 45同歩 B 73桂 C 35歩 第2問 この75歩を疑問手にします。 A 75同歩 B 64歩 C 45歩 第3問 普通に指しても良いのですが。 A 63香 B 52同飛 C 82飛
今日の棋譜20211119 昭和37年7月、塚田正夫先生と第1期十段戦です。 大山先生の向い飛車です。 後手34歩には同角成から角を打ち合います。 68銀に84角成。24角成だったら96歩~97角成が有効になります。ここでも96歩~97角成かもしれませんが、 馬は右へ作り…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 先に攻められて苦しいのですが、好手があります。(ただしまだ先手の勝ち筋があるので、応手も考えてみてください。) A 59金 B 57歩成 C 45角 第2問 これが詰めろです。 A 59金 B 56角打 C 67歩成 第3問 寄せ合いで、…
今日の棋譜20211118 その2 昭和37年7月、升田幸三先生と第1期十段戦、千日手指し直し局です。翌日の指し直しでした。 升田先生の振り飛車模様でしたが、右金を上がりました。 うそ矢倉です。 早々と端の位を取るのは雀刺しの升田先生らしいです。 大山先生は…
今日の棋譜20211118 昭和37年7月、升田幸三先生と第1期十段戦です。 升田先生の先手で向い飛車です。 升田流の向い飛車は角筋を止めません。この図の64歩で42玉ならば、86歩(同歩同角は飛を素抜く)77角成同銀86歩同銀と攻めるのが一つのねらい筋でした。 …
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 勝負手です。 A 41歩 B 36角 C 43角 第2問 先手のねらいも考えます。 A 54角 B 69竜 C 67銀 第3問 即詰みで寄せ合い一手勝ちになりました。
今日の棋譜20211117 昭和37年6月、塚田正夫先生と第1期十段戦です。 76歩34歩96歩のスタート、塚田先生は前にも指していて、何を目指していたのかわからなかったのですが、 84歩に26歩。横歩取りに誘導したかったのか。大山先生の横歩取りは少ないし、何か研…