2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 この図での選択は難しいのですが、気が付けば先手が良くなるのです。 A 64歩 B 57銀 C 37桂 第2問 これにて先手良し。 A 66歩 B 46角 C 45歩 第3問 どれでも良さそうに見えますが、攻め切るにはこの手から。 A 44歩 B …
今日の棋譜20221130 1952年7月、松下力先生と順位戦です。 升田先生の先手で矢倉です。 57銀53銀は急戦含み。 居玉のまま46銀と出て、やはり急戦をねらっているのですが、 早囲いで玉を移動しておきます。松下先生のほうは総矢倉で守っているのですが、 銀を…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 正しい攻めの手順は? A 24歩 B 45飛 C 56歩 第2問 角取りをどうするかですが。 A 63角成 B 44銀 C 44角 第3問 もう一回、角取りをどうするか。 A 63角成 B 43歩 C 33角成 第4問 必至をかけます。 A 22銀不成 B 33金打 C…
今日の棋譜20221129 1952年5月、大山康晴先生とA級順位戦プレーオフ第3局です。 大山先生の先手で矢倉です。 大山先生は46歩を突く旧型のほうで 角の使いやすさが違うので、後手の作戦勝ちになりやすいです。 升田先生の72飛は現代矢倉に近づいたかという感…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 少し駒得になります。 A 24歩 B 37角 C 22角 第2問 これが味の良い手です。 A 74金 B 36歩 C 54歩 第3問 他の手でも悪くはないですが、好手があり、寄せやすくなります。 A 47馬 B 88歩 C 87歩
今日の棋譜20221126 1952年5月、大山康晴先生とA級順位戦プレーオフ第2局です。 升田先生の先手で角換わりです。 相腰掛け銀に進むようでしたが、大山先生は棒銀に。これは端攻めにはならず、58金右84銀96歩75歩というような展開で早繰り銀に近いねらいです…
本日は第236回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。 今日は4連勝が5クラスと多く出ました。1クラスは3人優勝で実力伯仲です。 G級優勝 葛西直樹さん H級優勝 森巌さん I級優勝 寺本浩二さん J級優勝 根本信次郎さん K級優勝 地下好さん 松井祐三…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 先手の攻めはうるさいです。なので形勢は悪いのですが。 A 53同歩 B 53同竜 C 15角 第2問 これも攻防の手で、後手有利になります。 A 86歩 B 53竜 C 43竜 第3問 好手順の攻めがあります。 A 54金 B 55金 C 45歩 第4問 …
今日の棋譜20221127 1952年4月、大山康晴先生とA級順位戦のプレーオフ第1局です。6勝2敗で並んで、3番勝負でした。 大山先生の先手で矢倉です。 5筋を突き合う新しいほうの矢倉ですが 大山先生は中飛車に。玉を右に囲えば陽動中飛車、 左に囲うのは矢倉中飛…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 24歩同歩を入れたので、この手はわかりやすいでしょうか。 A 36銀 B 34銀 C 44銀 第2問 どこを攻める構想にしますか? A 36歩 B 55角 C 36銀 第3問 升田先生はこれを簡単に寄せてしまうのです。 A 52桂成 B 64銀 C 85角
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 これは見えにくい受けの手です。 A 52金 B 37銀 C 25銀 第2問 飛角が使いにくいので攻めにくそうですが。 A 46角 B 44桂 C 86歩 第3問 ぴったりの寄せ手順があります。 A 67飛成 B 67桂成 C 86歩
今日の棋譜20221125 1952年4月、木村義雄先生と年代対抗戦という企画です。団体戦での大将戦なのでしょう。 木村先生の先手で角換わりです。 相腰掛け銀に進みますが、木村先生は48金型を得意にしていました。 升田先生の84角は、角換わりでは良い手ではあり…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 後手の動きを甘く見ると4筋を破られそうです。 A 45歩 B 46歩 C 75歩 第2問 後手陣に片寄りがあります。 A 65同歩 B 75歩 C 83角
今日の棋譜20221124 1952年4月、大山康晴先生と順位戦です。この期は王将戦の騒動のためか進行が遅く、升田先生は勝てば同星で名人挑戦が見えてくる重要な対局です。 升田先生の先手で角換わり ですが68玉が早いと、前局で逆を持って証明したはずでしたが。…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 先手の68玉が早いです。 A 64歩 B 74歩 C 83銀 第2問 この手が本局中盤の構想を決めます。 A 54飛 B 74飛 C 64角 第3問 この手は平凡ですが、その後の好手を見ています。 A 87桂成 B 87歩 C 55同飛
今日の棋譜20221123 木村先生の先手で角換わりです。ただし振り駒ではなくて、半香下手の先手番です。 現代(も初期)の感覚だと68玉が早いです。升田先生は棒銀に。 まだ初期のころなので、木村先生は端を受けて腰掛銀を見ていますが、升田先生は端から攻めま…
先手の升田先生の手を考えます。 第1問 ここはこう指してみたいところ。 A 46角 B 57角 C 29飛 第2問 中央の小競り合いを制します。 A 55歩 B 59飛 C 35歩 第3問 3手先まで読めれば。 A 64馬 B 57金 C 44歩 第4問 ちょっと変な感じの手ですが、厳しいです。…
今日の棋譜20221122 1952年2月、木村義雄先生と王将戦第5局です。 升田先生の先手で角換わりです。 相腰掛け銀に進むのですが、升田先生は1筋の位を取っています。結構大きいかな。木村先生は得意にしていた62金81飛型です。 今だと65歩を突かないで65桂や65…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 形勢は思わしくないので、勝負手です。 A 86同飛 B 65桂 C 65角 第2問 先手の見落としていた好手があります。 A 86飛 B 67金 C 64飛 第3問 最後にちょっと格好いい手。先手は投了しました。 A 59と B 37歩 C 58金
今日の棋譜20221121 1052年1月、木村義雄先生と王将戦第4局です。 木村先生の先手で角換わりです。 だけど筋違い角を選択しました。先の名人戦ではうまくいったのですが、今度はどうでしょうか。 角は右に引く方を選択します。 だけど玉を79に移動して、向い…
後手番木村先生の手を考えます。 第1問 先手の56歩が甘い手でした。 A 36銀 B 53角 C 38歩 第2問 後手有利です。激しく攻めても良いのですが。 A 46歩 B 69銀 C 47銀不成 第3問 矢倉崩しの手筋です。 A 47銀不成 B 69銀 C 58銀 第4問 簡単な即詰みです。
今日の棋譜20221120 1952年1月、木村義雄先生とNHK杯です。 升田先生の先手で角換わりです。 王将戦では腰掛け銀でしたが、気分を変えて棒銀へ。現代の感覚だと、後手の42玉が早いので棒銀を受けにくいです。 木村先生は銀を引く受け方。初期の対抗策でした…
後手番木村先生の手を考えます。 第1問 金取りの受け方は? A 61飛 B 64銀 C 55角 第2問 この64歩は良さそうに見えても悪手でした。 A 38馬 B 55銀 C 74歩 第3問 駒損で攻めが細いのですが、この手があって手ごたえを感じたでしょう。 A 87歩 B 86歩 C 59馬 …
今日の棋譜20221119 1952年1月、間に何局も対局日不明が入ってしまったのですが(実際には板谷先生との順位戦1局だけでしょう)、やっと木村義雄先生との王将戦第3局に戻ります。これは木村先生のカド番でした。 升田先生の先手で角換わりです。 相腰掛け銀の…
負けましたが、後手番升田先生の手を考えます。 第1問 駒得ですが、先手の攻めをしのげるでしょうか。 A 76飛 B 54銀 C 69飛 第2問 とりあえず良さそうな手です。 A 56桂 B 64角 C 54銀 第3問 升田先生は間違えてしまったのですが、正解は2つあります。 A 75…
今日の棋譜20221118 1952年1月、板谷四郎先生と順位戦です。 板谷先生は中央位取り。 86歩同歩同飛78金76飛77角。横歩を取られても8筋に飛を戻させないという指し方です。 なので74飛に66角。 34歩58飛、力戦中飛車になりました。玉も右に囲うでしょう。後手…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 先手が銀を立て直しているうちに攻めてしまいます。 A 96歩 B 85桂 C 66歩 第2問 飛を捨てて踏み込んだ図です。どう寄せますか? A 66歩 B 78と C 58銀
今日の棋譜20221117 1952年、対局日不明で棋戦名も不明ですが、金高清吉先生と対局です。 金高先生の先手で相掛りです。 棒銀がちょっと流行したのでしょうか。私が子供のころに読んだ本には33角~22銀という受け方が出ていました。 銀は36ではなくて26に出…
後手番升田先生の手を考えます。 第1問 少し先まで読まねばなりません。45角も有力ですが、 A 28角 B 33歩 C 76飛 第2問 技をかけに来られました。ここをしのげば有利になります。 A 73銀 B 87馬 C 89飛 第3問 当然の継続手ではありませんでした。これが本筋…
今日の棋譜20221116 1952年、対局日不明で棋戦名も不明ですが、村上真一先生と対局です。 相掛りなのですが、この図で後手が23歩を打つのが珍しいかも。先手の横歩取りを嫌って86歩同歩同飛87歩84飛か82飛(34飛に28歩がある)とするくらいがよくある展開でし…