2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 端を攻められました。 A 94同香 B 83桂 C 64桂 第2問 やっと逆転したかというところです。 A 46角 B 86金 C 66歩 第3問 攻防手があります。 A 96金 B 85桂 C 58金 第4問 即詰みです。
今日の棋譜20210930 昭和36年2月、二上達也先生と第10期王将戦第3局です。 大山先生の四間飛車です。 今回は54歩を突かずに端を受けています。 この時期の二上先生は棒銀を採用していて、37銀。大山先生は45歩で角交換。これをやりたいから54歩を突かなかっ…
後手番二上先生の手を考えます。 第1問 どの筋で攻めましょうか。 A 77歩成 B 65歩 C 55歩 第2問 桂を打って受けられました。ここで一呼吸。 A 56歩 B 15歩 C 31玉 第3問 駒損が避けられそうにないのですが。 A 46角 B 24角 C 55歩 第4問 飛を手に入れました…
今日の棋譜20210929 昭和36年2月、二上達也先生と第10期王将戦第2局です。 大山先生の先手で矢倉です。 54歩と46歩の対抗ですが 47銀と63銀で同じような形です。 二上先生は中央の位を取りました。すぐに反発されるのですが 矢倉中飛車に構えます。5筋の歩は…
先手番二上先生の手を考えます。 第1問 速攻です。 A 35歩 B 26銀 C 46銀 第2問 この手の価値が高いです。 A 34歩 B 34銀 C 46歩 第3問 さらに駒得にしたいのです。 A 24飛上 B 34歩 C 32歩 第4問 先のことを考えます。 A 38飛成 B 37桂 C 61金
今日の棋譜20210928 昭和36年1月、二上達也先生と第10期王将戦第1局です。 大山先生の振り飛車模様でしたが、62銀から ツノ銀を作ります。居飛車振り飛車両方ある(右玉もある)、含みの多い指し方です。 37銀に52飛、二上先生は対振り飛車の棒銀を前年度の…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 先手の動きをとがめます。 A 73銀 B 72飛 C 53馬 第2問 仕掛けて十分です。 A 65銀 B 86歩 C 44馬 第3問 厳しい寄せ方は? A 87飛成 B 78角 C 36銀 第4問 金取りを飛取りで返されました。 A 45銀 B 87飛成 C 85飛 第5問…
今日の棋譜20210927 昭和36年1月、灘蓮照先生と第10回NHK杯です。 灘先生の先手で、76歩84歩96歩34歩56歩、現代ならばゴキゲン中飛車のスタートですが。 54歩に22角成同銀53角57角、先手だけ馬を作れたら97角成の位置がよい、という将棋を並べました。でも後…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 いわゆる大山流です。 A 75銀 B 52銀 C 73桂 第2問 気持ちの良い手です。 A 75歩 B 39角 C 56銀 第3問 攻めが切れないように。 A 46歩 B 54金 C 76銀 第4問 この手が入れば簡単です。 A 57金 B 88金 C 79金
今日の棋譜20210926 昭和36年1月、長谷部久雄先生と東京新聞杯準決勝です。 大山先生は5筋を突いてからの四間飛車です。 長谷部先生は端の位を取ってから 急戦を目指すのではうまくいかなさそうですが。 後手の52金左を待っていたということはあるのでしょう…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 銀をさばかれて少し悪いですが、崩れないように指します。 A 35同銀 B 43銀 C 73角 第2問 後手玉はどれだけ危険でしょうか? A 67歩成 B 56金 C 73玉 第3問 先手玉の寄せ方は? A 86金 B 78と C 94歩
今日の棋譜20210925 昭和35年12月、加藤一二三先生と東京新聞杯です。 加藤先生の先手で矢倉です。 64歩と56歩の対抗で 玉の囲いを優先するゆっくりした進行に見えますが 加藤先生は37銀~46銀(早繰り銀)で先攻します。 大山先生は銀を引いて受け 34歩同銀…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 桂頭をねらわれていますが。 A 55歩 B 64歩 C 34銀 第2問 候補手がいくつかあり悩ましいですが、駒得が一番わかりやすいでしょう。 A 64飛 B 65同銀 C 36歩 第3問 桂を取られる代償は? A 37桂成 B 36角成 C 95歩
今日の棋譜20210924 昭和35年12月、丸田祐三先生と第10回NHK杯です。 大山先生の四間飛車です。また5筋を突いてからなのは、中央位取りがよほど嫌いなのでしょう。 丸田先生は端角でその弱点を突きます。 後手に中飛車を強制し、けん制しながらの駒組になり…
本日は第221回名南将棋大会(壱)を行いました。結果速報です。 今回は各クラス4連勝なしなのに4連敗ありで、不幸な方が少し。 賞金をいっぱい払ったし、9回連続で偶数ゆえ参加できない私が一番不幸でしょうが、楽しく過ごしました。 A級優勝 白井亮太郎さん …
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 攻めているのですが、単純な攻め方では切れてしまいます。 A 66歩 B 88角成 C 46歩 第2問 これで後手が指しやすいです。 A 55歩 B 46と C 67歩 第3問 軽い手がありました。 A 47角 B 39角 C 67と 第4問 駒得ですが後手…
今日の棋譜20210923 昭和35年12月、松田茂行先生と第11期九段戦第4局です。 大山先生の四間飛車です。 端を受けずに中央位取りを拒否しますが 74歩を先にはできませんでしたか、玉頭位取りを許します。 45歩を突いて 44銀型に。松田先生は48飛が無難ですが、…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 先手が指しやすいのでどれもあり得ますが。 A 45歩 B 47銀 C 24歩 第2問 これにて先手有利、という局面になります。 A 33銀 B 52角 C 25歩 第3問 飛を切りました。どう寄せますか? A 35歩 B 22金 C 42角成
今日の棋譜20210922 昭和35年11月、松田茂行先生と第11期九段戦第3局です。 後手松田先生の振り飛車模様でしたが、25歩に33銀(32から)でうそ矢倉です。 46歩と54歩の対抗で 松田先生は早囲いです。現代ならば先手に米長流の急戦矢倉があるので、後手の作戦…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 指しすぎかもしれませんが、積極的に動きます。 A 65歩 B 45歩 C 84角 第2問 軽い手筋です。 A 65銀 B 56歩 C 38歩 第3問 攻める場所はどこでしょうか。 A 73桂 B 33香 C 83香
今日の棋譜20210921 昭和35年11月、松田茂行(茂役)先生と第11期九段戦第2局です。 大山先生の振り飛車のようでしたが、先手の96歩を見て84歩を突きます。 通常はうそ矢倉になるところですが 雁木を選びます。松田先生は47銀型で 袖飛車に。3筋の歩を切るの…
今日の棋譜20210920 昭和35年11月、加藤一二三先生と共同記念対局です。 大山先生の中飛車です。四間飛車以外も指すようになりました。 加藤先生は57金戦法(金立ち戦法)です。対中飛車用の戦法ですが、これまでに三間飛車や向い飛車にも使っているのを並べ…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 まともに受けているとつぶされます。 A 76歩 B 14歩 C 92歩 第2問 駒損になりそうです。代償は? A 95同香 B 75歩 C 66歩 第3問 この手を指せば先手は負けない、という感じです。 A 46香 B 44香 C 53香
今日の棋譜20210919 昭和35年11月、松田茂行(茂役)先生と第11期九段戦第1局です。 松田先生の振り飛車模様でしたが62銀、 先手に66歩を突かせて22飛、陽動向い飛車と分類しておきます。 松田先生はツノ銀中飛車を得意にしていましたから、木村美濃というよ…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 大山先生らしい指し手です。 A 65歩 B 84歩 C 81玉 第2問 気持ちの良い手が続きます。 A 96歩 B 35角 C 33桂
今日の棋譜20210918 昭和35年10月、芹沢博文先生と東京新聞杯です。芹沢先生は7段で、一番強かった頃ではないでしょうか。初対局です。 大山先生の四間飛車です。54歩を突くのは中央位取りを嫌っているのでしょう。 中央が薄いので早囲いです。 74歩も突いて…
先手番丸田先生の手を考えます。 第1問 先手有利に持っていきます。 A 98歩 B 34銀 C 45歩 第2問 自然な攻めが続きます。 A 81飛成 B 63銀 C 55歩 第3問 竜を捕獲されましたが。 A 31同竜 B 22竜 C 64桂 第4問 即詰みです。
今日の棋譜 昭和35年10月、丸田祐三先生と第8回王座戦決勝三番勝負第3局です。 丸田先生の先手で矢倉です。 大山先生はまた53銀右の形。 丸田先生は47銀の形、今回は25歩を突いているので陽動中飛車などではないでしょう。 大山先生は早繰り銀です。(相矢倉…
後手番丸田先生の手を考えます。 第1問 駒得なのですが難しい形勢です。この手は勝負手でしょう。 A 58歩 B 32金 C 86歩 第2問 攻めるならばこの手です。 A 69角 B 87歩成 C 65桂
今日の棋譜20210916 昭和35年9月、丸田祐三先生と第8回王座戦決勝三番勝負の第2局です。 大山先生の先手で矢倉です。 56歩と64歩の対抗ですが 先手の57銀型は珍しいです。 先手は総矢倉に組んでいくのですが、丸田先生は65歩を突く将棋にしないで中飛車に。 …