2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
先手の中飛車ならばどうなるでしょうか。居飛車はより苦戦しそうですが。 先手は46歩を突いています。手順のおさらいで、この72飛に対して79金75歩同歩同飛78飛 74飛65歩77角成同飛 75歩64歩同銀82角73桂 ここは91角成65桂78飛57桂成69香・・・というのもあ…
後手の工夫として、「英ちゃん流」の 64歩の形の実戦例もいくつかあります。38飛31金35歩同歩同飛32飛 22角32飛成同銀の形になると後手良しなので、36飛45歩33角成同飛35歩 手順としては54歩型の時と同じなのですが、46歩同銀に27角26飛54角成 後手は馬を自…
本日は第258回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。 F級優勝 八木正行さん 森巌さん G級優勝 地下好さん 髙木弘志さん H級優勝 長谷川智也さん I級優勝 栗本聡さん J級優勝 大西啓雄さん 優勝された方々、おめでとうございます。 参加された皆様…
後手はおとなしく指していると不利になりやすいので 35歩同歩同飛の時に45歩とカウンター攻撃をしてみます。33角成同金38飛 44角と打たれないように飛を引いておきますが、55歩同歩46歩同銀27角37飛63角成41角 後手は馬を作りました。先手は角飛交換あるいは…
次は後手がおとなしく待った場合です。31金ではなくて64歩としてみましょう。 なお加藤一二三先生は96歩94歩を入れないことが多いです。後手から94歩を突かれたら受けるのでしょうけれど。また早くに (76歩34歩26歩44歩の時に) 25歩33角を決めるのも好みです…
定跡本として、加藤一二三先生の「プロの中飛車破り」を使います。古い本 (昭和57年出版) なのですが、加藤先生がこの袖飛車について書いてある本を、他には知らないです。 昨日みた袖飛車と違うのは、47金と上がらないことです。 すると金銀4枚の舟囲いは、…
古い形から見ていきますが、 先手は45歩急戦の誘惑に乗らず、57銀左とすれば、後手は32金と備えるでしょう。ここから棒銀でも良いのですが、68金上94歩96歩64歩47銀74歩38飛 先手は袖飛車にしてみます。63銀35歩同歩同飛34歩38飛 ここで分岐ですが、72飛には…
45歩に55歩と応じて 24歩同歩55角 32金37桂 ここで後手としては45歩は難しく、AIに聞くと51飛が最善のようですが、大山先生は54飛を指しています。(PCで見ている方は、左下カラムで「中飛車に45歩」で検索してみてください。) 加藤一二三先生は実戦で44歩同…
45歩に55歩と応じて 24歩同歩55角 55同飛は先手が指しやすいとわかりました。次は32金です。37桂と使って 加藤先生の解説は、45歩33角成同桂44歩同銀41角 42飛32角成同飛43金 これで先手優勢としています。でも評価値は+156、先手ペースですが、まだ難しいよ…
(研究会があって遅くなりました。) 本日は第258回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。 A級優勝 黒川和樹さん B級優勝 瀧本洋満さん 成田広文さん C級優勝 森七郎さん 荒木昭一さん 佐藤翼さん D級優勝 黒岩頼さん 近藤悟さん 北爪邦治さん E級優…
45歩に55歩とするのが 一番実戦例が多いのではないかと思います。後手が誘ったのですから、一番さばけそうな手でしょう。先手はどちらで取るかですが、24歩同歩55歩 と指すのが自然に見えます。45歩37桂32金57銀左55角 56銀と守られる直前に後手は角をさばき…
45歩の仕掛けに同歩24歩・・・は何とか先手良しだったので、32金の変化を考えます。 44歩同銀24歩同歩37桂 後手の金銀が重いので、先手は右桂を使えば有利になる可能性が高いです。42飛に25歩というのは 重い攻め方です。対抗型での飛先の継ぎ歩が好手になる…
後手が誘い、先手が応じた時だけこの形の45歩急戦になります。 45同歩33角成同桂24歩46角・・・は実は互角だったとわかりました。もうだれも指さないだろうけど、また一つ常識が覆ったのです。ならば45同歩に24歩はどうか。 24同歩は33角成同桂24飛で先手良…
かなり限定された話なのですが、初手から76歩34歩26歩44歩48銀42銀56歩52飛68玉62玉78玉72玉58金右43銀25歩33角36歩82玉68銀72銀46歩 後手が32金と守れば45歩急戦は出現しません。それを54歩45歩 後手が攻めてこいと45歩を誘ったという図です。なぜかこの将…
古い定跡本には、38飛ではなく48飛としているものがありました。 後手の45歩に備えているわけですが、後で38飛とするので1手損することになります。まあ後手番で棒銀を採用したらどうなるか、と読み替えてください。63銀26銀72飛 ここは66銀から受けることも…
次は棒銀です。対三間飛車はもちろんとして、対四間飛車でもうまくいきませんでしたが、(私が調べる前の段階で) 対中飛車は有効だと思っています。 57銀左までの局面は 左46銀急戦と共通ですし、手順前後もほぼ大丈夫です。54歩68金上64歩37銀32金26銀45歩 …
本日は第257回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。 F級優勝 八木正行さん 森巌さん G級優勝 秋葉豊さん H級優勝 中山賢さん 石田浩史さん I級優勝 栗本謙仁さん 優勝された方々、おめでとうございます。 参加された皆様、ありがとうございました…
左46銀急戦には、先に飛を寄る形もあります。 32金35歩同歩46銀 45歩と迎え打たれ、33角成同金35銀34歩26銀44角 銀を追い返されては失敗で、この図の評価値は-914、すでに後手優勢に近いです。 戻って 45歩に35銀だと、88角成同玉55歩 この方がましですが、…
昨日調べたように、後手は32金を42金と寄せるタイミングが難しいです。 37桂に42金ではなくて64歩16歩74歩 32金のまま待ってみます。先手は68金上51飛の交換を入れるかどうかはあるのですが、77角として、後手は42金と寄ってみましょう。 やはり35歩は成立し…
次は左銀を使う、左46銀急戦です。初手から76歩34歩26歩44歩48銀42銀56歩52飛68玉62玉78玉72玉58金右43銀25歩33角36歩82玉96歩94歩68銀72銀57銀左 手順前後は大丈夫で、これくらいの図になります。54歩46銀32金 後手は32飛と受けても悪くないのですが (四間…
昨日うまくいった42金ですが 実は37桂ではなくて、すぐに35歩と攻めるのが成立しているのです。45歩の反発に 33角成同桂55銀 後手は2筋を守らなければならないのです。54歩66銀64角には55歩 55同歩65銀53角34歩同銀24歩 こんな形になれば先手良し。評価値は+…
32金の代わりに42金とする形があります。 私が大学生のころ、中飛車を指す先輩がこれを愛用していましたっけ。懐かしいです。37桂54歩16歩64歩68金上 先手は金無双に構えてみます。後手は32金~42金としていないので1手得 (というか手損していないというか) …
この頃になって、AIが考えたのでしょうが、 68金上とする、金無双が対抗型でも指されるようになりました。定跡本としては知らないのですが、この右46銀戦法とは合っているようです。42金16歩64歩26飛 ここで45歩と突かれても、同桂88角成同銀。王手飛車の筋…
後手はただ待っているだけではだめなので 左金を寄せて玉を固めてみましょう。29飛64歩35歩 (29飛ではなくて、16歩~77角~26飛~35歩と攻めてもまあまあ戦えます。) AIに聞いてみると、こんな形での仕掛けがあると。35歩同歩同銀34歩24歩 35歩23歩成15角38…
既報の通り、名南将棋同好会の会場である、南生涯学習センターが改修工事を行うことになり、10/14から1/12まで3か月の間使用できません。 10月に名南将棋大会は開催しませんが、来年1,2月の予約が (特別に) 今からできるので、開催予定を入れました。2月に…
昨日の途中図で、先手が右46銀の急戦を明示したところです。 32金に35歩は無理でしたから、37桂と跳ねておきます。 後手の45歩に備えたわけですが、3筋から攻めるには準備が必要です。54歩68銀51飛16歩64歩77角74歩26飛 先手の77角は必要な手で、88角のまま…
第4章として中飛車編を始めます。 昔は当たり前だった角筋を止める中飛車は、すっかりゴキゲン中飛車のような角筋を止めない中飛車に変わってしまいました。(四間飛車では言うのに) ノーマル中飛車というのも聞きなれませんが、角筋を止める中飛車から。居飛…
先手が変化して、78飛34歩に68銀 84歩76歩85歩48玉 これでも88角成同飛45角の筋は大丈夫です。86歩同歩同飛に79金とすれば 昨日調べた形とは、38玉42玉が入っているかどうかの違いです。どうもそれは先手にとってのプラス材料のようで、87飛成22角成同銀88飛…
初手から78飛34歩48玉84歩38玉85歩76歩 馬は作れないので後手は42玉とします。そこで先手の68銀が変わった手です。 86歩同歩同飛には79金 ここで後手の指し手候補が多いのですが、調べてみましょう。まず87飛成は自然ですが、22角成同銀88飛同竜同金 この図…
初手78飛に対して34歩と突くと話はちょっと変わります。 もちろん先手には両方の対策が必要ですが、後手は好きな方を選べばよいでしょう。48玉84歩38玉85歩76歩 2手目32飛戦法と違い、88角成同銀45角が成立しませんね。ここで後手の86歩同歩同飛というのは疑…