将棋本 断捨離
18日に太陽将棋研究会にお邪魔しました。皆さま楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。 友人のブログにもありますが、打ちあげ忘年会で初めて読んだ本の話になりました。 Tくんの初めての将棋本は詰め将棋だったとは、感心しました。最初の…
久しぶりに将棋本の話です。図書館で借りた古い本ですが これにて良し?―四間飛車VS急戦定跡再点検 これで簡単 形勢判断 高野秀行先生の形勢判断は 駒の損得 玉型 駒の働き 手番(後の本では省略) の4つの(あるいは3つの)要素で決めています。 私がいつも…
この企画最後にします。 永久保存 CD-ROM版 升田幸三全局集 やはりこれですよね。 結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則) 羽生先生の言葉ではこの本が一番。たくさん考えさせられます。 羽生 21世紀の将棋 羽生論ではこれが秀…
人生一手の違い―「運」と「努力」と「才能」の関係 (ノン・ポシェット) 運を育てる―肝心なのは負けたあと (ノン・ポシェット) 1988年と1992年に単行本出版、米長先生の本です。 米長先生の本では(戦術書は別にして)これが最高です。(私のは新書版です。)…
とっておきの右玉 (マイコミ将棋BOOKS) 2009年出版、細川大市郎さんの本です。細川さんは安食女流の旦那さんで、あじ夫とも呼ばれていますね。 これはとてもユニークな本で、右玉を指す人ならぜひ読んでおくとよいです。角換わりの右玉のほかにも、対振り飛…
注釈 康光戦記 (最強将棋21) 2004年出版、佐藤康光先生の本です。 将棋世界で連載された自戦記を、さらに注釈付きでまとめた本です。 今のプロ棋士の中では佐藤康光先生が一番好きです。私は読みが得意ではないので、読みの得意なタイプにあこがれるのです。…
新・アマ将棋日本一になる法 2008年出版、アマ強豪の共著、宮崎国夫さん監修です。 アマ強豪の上達方法が書かれています。 天野高志さん:将棋マガジンを読む。棋譜並べ、棋譜を付ける、詰将棋。頭の中に局面を作って考えることを強調。駒落ちも。 遠藤正樹…
現代に生きる大山振り飛車 2006年出版、藤井先生と鈴木宏彦さんの本です。将棋世界の連載に実戦譜がおまけです。 内容も面白く、振り飛車党なら持っておいたほうがいいでしょう。大山先生の将棋を研究したいと思っています。処分するかどうかはもう少し考え…
必殺!かまいたち戦法―英春流のすべて (三一将棋シリーズ) 必殺!19手定跡―英春流「かまいたち」戦法〈居飛車編〉 (三一将棋シリーズ) 必殺!右四間―英春流「かまいたち」戦法〈完結編〉 (三一将棋シリーズ) 必殺!陽動振飛車―英春流「かまいたち」戦法〈番外編…
真剣師小池重明疾風三十一番勝負 (幻冬舎アウトロー文庫) 単行本は1996年、文庫は1997年出版、団鬼六さんと宮崎国夫さんの本です。鬼六さんはエッセイだけ、本文は宮崎さんによるものです。 棋譜がついていて、10局あまりは並べてみました。 玉の周りの固め…
棋聖 天野宗歩手合集 1992年出版、内藤先生の本というか解説です。 解説があるのが117局、棋譜だけがプラス43局、次の一手もあります。 勉強し甲斐があるのですが、10局くらい並べてそれっきりになってしまいました。ほかにも並べたい棋譜はあるし、処分しま…
羽生善治 好機の視点 (小学館文庫) 2003年出版、羽生先生の本です。若いころに将棋マガジン連載で毎月自戦記ハイライトを解説されています。今でも読んで面白いです。
頭脳の鍛えかた―プロ棋士による右脳活性法 (ベストセラーシリーズ・ワニの本) 1997年出版、田中寅彦先生の本です。 このころから右脳左脳の話が流行していて、その説明が多いです。今でも言う人はいるのですが、あまりあてにならないというのが定説です。修…
大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21) 2011年出版、羽生先生の本です。 とはいえこの出版社ですし、決断力と同じライターによるものでしょう。あまりうまい書き手ではありません。羽生先生の言葉をまとめたのでしょうから、読んで損はしません。…
決断力 (角川oneテーマ21) 2005年出版、羽生先生の本です。 多分ライターがいままでの対談とか講演とかをまとめたものです。あまり良い書き手ではありませんが、内容は素晴らしいので、買ってもよいでしょう。実際よく売れたようです。多分谷川先生の「集中…
簡単に、単純に考える 2001年出版、2004年には文庫、去年はKindleでも出ているみたいです。 羽生先生と平尾誠二さん(神戸製鋼ラグビー部GM)二宮清純さん(スポーツジャーナリスト)金出武雄さん(カーネギーメロン大学教授、ロボット工学)3人との対談集で…
羽生善治 挑戦する勇気 (朝日選書) 2002年出版、羽生先生の本です。 朝日ジュニアサマースクールでの講演をまとめたものです。 子供向けに話されているのでやさしく説明しようというのがわかります。 メモ 挑戦する勇気:安全を目指さずリスクを取って新しい…
ヤグラ将棋好局集 (1979年) 1979年出版、米長先生の実戦集です。 29局あって、1局を6ページから8ページで自戦解説が載っています。 数年前に買ったのですが、矢倉を指さなくなったので結局並べず仕舞いです。
振り飛車ワールド〈第1巻〉 振り飛車ワールド〈第2巻〉 振り飛車ワールド〈第4巻〉 振り飛車ワールド〈第5巻〉 振り飛車ワールド〈第6巻〉 2003年出版、雑誌のような本です。 巻頭インタビュー 所司一門のガチンコ指定局面戦(所司、松尾、渡辺、宮田) 振り…
勝負師 (朝日選書) 2004年出版、内藤先生と米長先生の対談です。 二人のクニオは仲がいいそうです。少し内藤先生のほうが年長で、生涯成績は米長先生が上、でも内藤先生は今年の春まで現役でした。内藤先生の3回目のタイトルは米長先生から奪って九段になっ…
フフフの歩 (講談社文庫) 単行本は1997年出版、さらに付け加えて2001年に文庫になった先崎先生の本です。 将棋世界の連載なので、一般向けで無い分だけ面白さが増えています。日記風のエッセイと切れ負け将棋で各地を回った企画が載っています。 メモ 甘いな…
先崎学の浮いたり沈んだり (文春文庫) 単行本は2002年出版、文庫は2004年出版、先崎先生の本です。 週刊文春に連載のコラムをまとめたものです。こういうエッセイを毎週かけるところがすごいです。プロ将棋の世界を知らない人のほうが面白く読めると思います…
先崎学の実況! 盤外戦 (講談社文庫) 2006年出版、先崎先生の本です。 第一部は書下ろし、第2部はパズル雑誌連載のコラム、第3部は森博嗣さんとの対談です。 森博嗣さんは推理小説作家もやっていた元大学助教授です。今アニメで「すべてがFになる」をやってい…
歩を金にする法 (小学館文庫) 1963年に単行本、2002年に文庫本が出版されました。升田先生の本です。 ライター、というか聞き手がうまいので、いろいろなテーマについて升田先生の意見がきけます。 メモ ぼくなどは中盤戦が実に短い。序盤に中盤を越えた考え…
升田幸三物語 (角川文庫) 2003年出版、東公平さん(観戦記者)の本です。 物語というより、升田先生の伝記です。棋譜も51局載っているのですが、全局集があればいらないですか。エピソードは面白いのですが、まあ伝記です。興味のある方だけ。 メモ 心を集中…
王手 (中公文庫) 単行本は1975年出版、文庫は2003年出版、升田先生の本です。 昨日の勝負と同じで、これも面白いです。かぶる話は少ないし、両方読みましょう。 メモ 子供のころからすべてに優れているというのは駄目、一つだけに打ち込むほうがいい。 基本…
勝負 (1970年) 1970年出版、升田先生の本です。 大阪新聞という地方紙に連載されていた、升田先生の話(を記者がまとめたもの)です。2002年には文庫になっていますし、古本屋で見つけたら読んでみてください。 升田先生の話は面白いです。エピソードが豊富…
集中力 (角川oneテーマ21 (C-3)) 2000年出版、谷川先生の本です。 まあどれか1冊読めばいいです。 メモ 集中力は持って生まれた才能とは違う。好きなことに夢中になれるという誰もが子供のころから持っているものなのである。 努力によって自分の力を最大限…
四十歳までに何を学び、どう生かすか 2003年出版、谷川先生の本です。 40歳で王位を取った、と当時は話題だったのですが、今の羽生世代は当たり前のように取ってしまって驚きませんね。 羽生先生なら、対談でも人生訓みたいな本でも、将棋の言葉で語るので逆…
勝負運の法則―「ツキ」と「実力」の関係 「ツキ」と「実力」の法則 (PHP文庫) 単行本は2002年、文庫は2005年出版、谷川先生と谷岡一郎先生(犯罪学 ギャンブル社会学 社会調査論の教授)の対談です。単行本を買って、読んでいるのに文庫本も買ってしまい、積…