「ツキ」と「実力」の法則 (PHP文庫)
単行本は2002年、文庫は2005年出版、谷川先生と谷岡一郎先生(犯罪学 ギャンブル社会学 社会調査論の教授)の対談です。単行本を買って、読んでいるのに文庫本も買ってしまい、積読になっていて気が付きませんでした。どうでもいいですが、文庫の表紙のイラスト人物は誰でしょうか?
谷岡先生はギャンブルを学問的に研究されていて、この本も買いました。
ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)
ギャンブルが好きな方はぜひお読みください。
いくつかメモしておきます。
若い人は運に恵まれているという考え方が一般的なのか? これは記憶の美化、印象記憶のせい。
負けたら敗因分析をすれば未来につながっていく。
本当のギャンブラーはラッキーが起こっても確率的にあることだからと思い、過信しない。
今の棋士は優勢な将棋を勝ち切る技術はあるが、苦しい将棋を粘って逆転する技術が上がっていない。
昔は個性があれば弱点はカバーできるという考えが通用していたが、今は長所は必要だが弱点はできるだけカバーできないといけない。技術水準と情報量による。
将棋のようなゲーム(完全情報)ではツキとは実力を発揮できる状態にまでもっていくこと。努力と気持ちの持ちよう。
カンとは突き詰めればどこかに論理的な必然性がある。蓄積された経験すべてが瞬時に生かされている。本を読んだり、疑問をすぐに解決する努力を重ねている人に身につく。
攻めるなら、相手が攻めてくる1手前に攻める。受けるには相手が攻めてくる一歩手前で受ける。その状態で攻めさせるように持っていく。
光速の寄せは詰将棋創作と同じ逆算。
谷川先生の本ではこの対談が一番面白いです。