2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は第222回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。今日も6クラス36人で大入り、ありがたいことですが、これで10回連続偶数の参加人数で、私は出場できず。ひどい確率です。 A級優勝 村山周平さん B級優勝 渡邊俊幸さん C級優勝 小林亘さん 安本…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 形勢が悪いので正解はないのですが、勝負になるのはこれくらいでしょうか。 A 45桂 B 49銀 C 46歩 第2問 これでやっと逆転確定です。 A 48歩 B 95歩 C 88角引成
今日の棋譜20211031 昭和37年1月、加藤一二三先生と第11期王将戦第2局です。 大山先生の四間飛車です。 中央位取りを嫌って54歩を早く突いているので、早囲いのほうが良いのでしょう。 金美濃にして待ちます。加藤先生のほうは57銀左で急戦の構え。 棒銀を選…
本日は第222回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。7クラス41人で大入りです。 E級優勝 八木正行さん F級優勝 村瀬昭彦さん 伊藤裕史さん (2人とも初優勝) G級優勝 若原達也さん H級優勝 長谷川智也さん 原田一さん 柿田昌美さん I級優勝 足立…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 矢倉ではたまに出てくる指し方です。 A 25銀 B 33歩 C 56金 第2問 両取りに打たれてまずいようですが。 A 72飛 B 63金 C 49香 第3問 詰めろをかけられましたが、これでしのいでいます。 A 62飛 B 53銀 C 31銀
今日の棋譜20211030 昭和37年1月、加藤一二三先生と第11期王将戦第1局です。時系列では升田先生との2回目の千日手局の後です。 大山先生の先手で矢倉です。 46歩を突く矢倉にこだわります。 銀矢倉はあきらめて金矢倉にしています。(ならば56歩を突く方がい…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 機敏に動きます。 A 64銀 B 75歩 C 72飛 第2問 このまま収めては面白くないです。 A 85歩 B 74銀 C 45歩 第3問 形勢が良いので、有力な筋が多いです。 A 36角 B 39角 C 47歩成 第4問 大山先生は指しませんでしたが、先…
今日の棋譜 その2 昭和37年1月、加藤博二先生と東京新聞杯、千日手の指し直し局です。翌日指し直しは良いのですが、加藤先生は先手のままです。この棋戦ではまだ名人は後手番だと決まっていて、ならば千日手でも構わないと思ったのでしょうね。 大山先生の振…
今日の棋譜20211029 昭和37年1月、加藤博二先生と東京新聞杯です。時系列では昨日並べた升田先生との最初の千日手局の後です。 大山先生の四間飛車です。 加藤先生の57銀が早くて、現代ならば居飛車穴熊ですが、当時ならば中央位取りかと思ったのですが、 36…
先手番升田先生の手を考えます。 第1問 これが味の良い手で先手が指しやすくなるはずでした。 A 75歩 B 77桂 C 75銀 第2問 升田先生の苦心の手順です。 A 27桂 B 15桂 C 26香 第3問 ここからは先手玉が即詰みの手順なのですが難しいです。結果的に後手の詰み…
今日の棋譜20211028 その3 昭和37年1月、升田幸三先生と早指し王位戦第2局、2回目の千日手指し直し局です。また間に1局入っていますが、先に並べます。 升田先生の先手で角換わりです。 この頃にはブームが終わっていたのだと思いますが、棒銀へ。 大山先生…
今日の棋譜20211028 その2 昭和37年1月、升田幸三先生と早指し王位戦第2局の千日手指し直し局です。間に2局入っていますが、先に並べます。 大山先生の先手で、中央の位を取ります。ここから(当時ならば)居飛車も振り飛車もあるので 升田先生は42銀でした…
今日の棋譜20211028 昭和37年1月、升田幸三先生と早指し王位戦第2局です。 大山先生の四間飛車です。 升田先生は玉を囲う前に57銀左です。 居玉のままに66歩を突きます。6筋に位を取りたかったのでしょうか。 大山先生は位取りは嫌がるタイプなので64歩。升…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 これが後手のねらいです。 A 35歩 B 32金 C 64角 第2問 他の手もあるのですが、これが大山流です。 A 52銀 B 34銀 C 53金左 第3問 落ち着いた好手です。 A 56歩 B 39歩成 C 44歩
今日の棋譜20211027 昭和36年12月、二上達也先生と第12期九段戦第6局です。 大山先生はちょっと珍しく向い飛車です。 急戦に備えて、端を受けずに早囲いです。ここまでは良く見る感じですが、 53銀から45歩、これはかなり珍しい指し方です。古くは四間飛車で…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 この15角は結構厄介で、安易に指していると悪くなります。 A 38飛 B 34歩 C 24歩 第2問 ここからの手順が大事です。 A 26飛 B 38飛 C 22歩成 第3問 これで先手よしになります。 A 45桂 B 45桂打 C 28飛 第4問 駒得で先…
今日の棋譜20211026 昭和36年12月、升田幸三先生と(臨時)早指し王位戦、三番勝負第1局です。早指し王位戦は王位戦がタイトルになったので終わった棋戦なのですが、臨時に企画されたようです。升田先生が休養休場していて、復帰する際に企画されたのでしょ…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 強気で返します。 A 55歩 B 88銀 C 33歩 第2問 守られたら仕方ないところでしょうか。 A 45歩 B 58銀 C 49玉 第3問 厳しい桂馬を打たれました。 A 84金 B 52と C 65銀 第4問 ねらいのある手です。 A 65歩 B 64角成 C 3…
今日の棋譜20211025 昭和36年12月、二上達也先生と第12期九段戦第5局です。 大山先生の先手で矢倉です。 46歩と54歩の対抗ですが 47銀と63銀の形になれば大きな差はありません。 第3局で袖飛車がうまくいかなかった二上先生は6筋の位を取ります。 64角で先手…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 予定通りの棒銀の受け方です。 A 45歩 B 41飛 C 31金 第2問 駒損なので、より激しく動きます。 A 38銀 B 67銀 C 84桂 第3問 まだ悪いですが、最善を尽くして手を渡します。 A 38銀 B 66歩 C 64歩 第4問 即詰みがありま…
今日の棋譜20211024 昭和36年12月、二上達也先生と第12期九段戦第4局です。 大山先生の四間飛車です。54歩を突いてからの通常営業に戻りました。 急戦を見せられたので早囲いから 金美濃へ。二上先生のほうは57銀左から 棒銀です。 対ツノ銀中飛車の定跡では…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 どれもあるのでしょうが、AIのような攻め方を選びました。 A 45同桂 B 35歩 C 45同金 第2問 桂損なので、ちょっと欲張りたいです。 A 23金 B 22歩 C 15歩 第3問 どこをねらうか。 A 22金 B 24角 C 54歩 第4問 怖い受け…
今日の棋譜20211023 昭和36年12月、二上達也先生と第12期九段戦第3局です。 大山先生の先手で矢倉です。 46歩を突く矢倉にこだわります。 二上先生も追従して先後同型に近いのですが、72飛は作戦負けになりやすい、というのをブログで何局か並べてわかりまし…
先手番二上先生の手を考えます。 第1問 この形ならば十分成立しているようです。 A 35歩 B 37桂 C 57銀上 第2問 先手玉のほうが堅いので、強く攻めていけます。 A 34歩 B 34銀 C 54銀 第3問 寄せの構想を考えます。 A 95歩 B 63香 C 75歩 第4問 これではっき…
今日の棋譜20211022 昭和36年11月、二上達也先生と第12期九段戦第2局です。 大山先生の四間飛車です。 二上先生は急戦です。 右46銀の急戦を選びます。 32金に55歩、私が大学生のころ、先手を持ってここまでは指していました。中央位取りにスイッチして、後…
後手番大山先生の手を考えます。 第1問 飛の打ち場所です。 A 51飛 B 22飛 C 26飛 第2問 先手の74桂からの攻めにどう対応するか。 A 62桂 B 63銀 C 84歩 第3問 どうやって歩を手に入れて96歩を実現するか。 A 76香 B 76銀 C 58歩成
今日の棋譜20211021 昭和36年11月、二上達也先生と共同記念対局です。 大山先生は珍しく三間飛車です。 54歩を突かなかったので、二上先生は中央位取りへ。 後手の35歩はわかりますが、二上先生の46歩は、現代では突かないでしょう。 45歩と仕掛けた(45同歩…
後手番二上先生の手を考えます。 第1問 これは左右逆にして、振り飛車の感覚で見たほうがわかるかもしれません。 A 45同歩 B 73桂 C 85銀 第2問 後手有利ですからわかりやすく。 A 75歩 B 75銀 C 64銀 第3問 これで寄せの形になっています。 A 44馬 B 53馬 C…
今日の棋譜20211020 昭和36年11月、二上達也先生と第12期九段戦第1局です。 大山先生の先手で矢倉です。 46歩を突く矢倉ですが、 角を使うのに手間がかかります。二上先生は素早く角で7筋の歩を交換し 64角の位置で固定できれば作戦勝ちになります。 大山先…
先手番大山先生の手を考えます。 第1問 銀交換されましたが、先手が指しやすいです。 A 72角 B 75銀 C 25銀 第2問 ここで逆転したようです。 A 26馬 B 75馬上 C 65馬