2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
昭和51年6月、桐山清澄先生と第28期棋聖戦第2局です。 桐山先生の先手三間飛車に大山先生は急戦? 55歩の交換でした。角が元に戻れば古い形ですが 73に引いて持久戦を目指します。 これに45歩と攻めていったのが機敏です。 45の位というか拠点を得て桐山先生…
昭和51年6月、原田泰夫先生と第3回名将戦です。 大山先生の四間飛車に原田先生は持久戦ですね。攻め将棋だったはずですが? 結局玉頭位取りで、大山先生は石田流を目指します。 74歩の交換の受け方に個性があります。原田先生は強気なので謝らずに飛車先を伸…
20160929今日の一手 東海団体リーグから、私の将棋です。形勢判断と次の一手を考えてください。 おまけで、その終盤での好手があります。見えますか? 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さはやや先手のほうが堅いです…
この棋譜は大山将棋研究(10)で並べたのですが、気が付かずそのまま記事にしてしまいました。最初のほうに自戦記で上がっていて、後で棋譜だけ掲載されていたためです。(自戦記は読まずに書いています。) 300局近く並べて、私も見る目が肥えてきたので、…
昭和51年5月、内藤国雄先生と第15期十段戦です。 どちらが振るかという出だしから大山先生が譲り 内藤先生の三間飛車、大山先生は玉頭位取りで、内藤先生はそれを見てというかわかっていて穴熊です。 大山先生はめったに26飛と指さないのです。ここから駒が…
20160927今日の一手 9月10日の名南将棋大会から、NさんとSさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。と言っても次の一手はほぼ2択ですね。その先の枝葉があるのですが、どこまで読んで判断しますか? 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 …
昭和51年5月、二上達也先生と第15期十段戦です。 大山先生の四間飛車に二上先生は玉頭位取り、珍しいですね。 と思ったら二上先生らしく変わった駒組みです。 位を取って金銀バラバラ、まねはしないほうが良いのですが 大山先生が石田本組の13角に組み替える…
昭和51年5月、加藤一二三先生と第15期十段戦です。 大山先生の四間飛車に加藤先生は当然急戦ですが 引き角は珍しいですね。一時期指していたことがあって、プロの四間飛車破りか実戦集だったか、この将棋ではありませんが、大昔に読んだ記憶があります。 37…
20160925今日の一手 9月10日の名南将棋大会から、NさんとHさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さは59金が離れているので先手玉のほうがやや薄いか、というところ…
今日は第165回名南将棋大会(壱)を行いました。結果速報です。 A級優勝 青木一さん B級優勝 荒島栄一さん 優勝おめでとうございます。 参加いただいた皆様ありがとうございました。 前回までの優勝者12か月分のまとめです。(クリックで大きくなります。)
昭和51年4月、熊谷達人8段(くまがいみちひと)先生と第8回早指し選手権です。 熊谷先生も四間飛車愛好家ですが相振りはやらないのでしょう。大山先生が四間飛車で、穴熊にします。 熊谷先生は左美濃。振り飛車党はこのほうがしっくりくる、という人が多いで…
昭和51年3月、米長邦雄先生と第15期十段戦です。 大山先生の先手三間飛車、米長先生は34歩としないので何か考えていたのでしょうが、やっと突きました。 急戦を見せて 玉頭位取り、これでは作戦分裂です。 大山先生は35の歩を狙いますが、8筋はおとなしく受…
20160923今日の一手 9月10日の名南将棋大会から、HさんとKさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 桂歩と銀の交換で馬を作られています。持ち歩があるので歩をカウントしませんが、少し損でしょう。…
昭和51年3月、有吉道夫先生と第15期十段戦です。 大山先生の四間飛車ですが、珍しく72銀が先ですね。これは有吉先生が相手なので 玉頭位取りを拒否したのです。それなら中央位取りかと思ったら 46銀で急戦を見せて(大山先生ですから)32金を待って55歩です…
昭和51年3月、二上達也先生と第24回王座戦です。 大山先生の四間飛車に二上先生は急戦志向です。 四間飛車で54歩はめったに見ませんが、中央位取りを嫌ったのでしょう。97角の筋は52飛で受けます。 26飛~37桂~46銀の順番で右46銀になりました。大山先生の3…
20160921今日の一手 9月10日の名南将棋大会から、YさんとKさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩得ですが、後手も持ち歩があるのでカウントせず、損得なしとします。 玉の堅さは先手のほ…
昭和51年3月、木村嘉孝(よしたか)先生と第3回名将戦です。 木村先生の後手三間飛車に大山先生は端の位を取ります。後手三間飛車は急戦があるから、ということはありますが、大山先生は急戦はやらないでしょう。端を受けるべきでした。 大山先生はさらに中…
昭和51年3月、有吉道夫先生と第30期A級順位戦です。 有吉先生の振り飛車は見たことがないのですが、どちらが振るかという出だしから、大山先生が三間飛車に。 有吉先生は6筋の位を取り、大山先生は穴熊です。有吉先生はこの戦型なら勝機あり、ということでし…
20160919今日の一手 8月13日の名南将棋大会から、KさんとTさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の2歩得ですが、後手に持ち歩があるのでカウントしません。損得なしとします。 玉の堅さは同程…
昭和51年2月、二上達也先生と第30期A級順位戦です。 大山先生の先手三間飛車で、二上先生は急戦に見えましたが 攻めませんね。まずは2枚銀に構えました。これなら9筋を詰めなくてもいいと思うのですが。 45歩と突かれたら4筋の歩を交換して厚く構えます。 75…
昭和51年2月、大内延介先生と第30期A級順位戦です。 この将棋はちょうど将棋世界10月号にも取り上げられていて、せんすぶろぐでも読みました。 大内先生が石田流を目指し 大山先生は6筋の位取り。それを見て大内先生は穴熊にもぐります。 3筋の歩を切らせる…
20160917今日の一手 8月13日の名南将棋大会から、FさんとHさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 飛と金金桂香の交換で、成香成銀を作り、竜と と金を作られています。先手が大きな駒得です。 玉の…
昭和51年1月、森雞二先生と第17期王位戦です。 どちらが振るかの駆け引きがあって、大山先生が三間飛車になりました。 端を詰められても47金を急いだのは穴熊にしようというよりは玉頭位取りを警戒したものでしょう。当時は47金の形の穴熊はポピュラーではな…
昭和51年1月、熊谷達人先生と第30期A級順位戦です。 熊谷先生も四間飛車を指すはずですが、大山先生が四間飛車になりました。 熊谷先生は位取りかと思ったら右46銀でしょうか。 この形、46銀から35歩とすると45歩からさばかれるのでやりにくいのです。34歩と…
20160915今日の一手 8月13日の名南将棋大会から、AさんとYさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 少し前からやります。先後逆ですが、横歩取り45角戦法です。 後手(実際には先手)が横歩を取って22角成同銀82歩同銀に65…
昭和51年1月、桐山清澄先生と第30期A級順位戦です。 どちらが振るかという出だしから、大山先生が居飛車を選択し、桐山先生は三間飛車に。 大山先生は4筋の位を取り、桐山先生は形を乱そうと銀を出ます。 後は駒組みですが、7筋の歩交換を許すのが大山流。 …
大山将棋研究(9)と同じ将棋でした。最初のほうに(読んでいませんが)自戦記で解説があります。 昭和51年1月、二上達也先生と第27期棋聖戦第3局です。 大山先生の四間飛車に二上先生は棒銀です。でも大山先生は41金のまま待っていますから 32金はもう当た…
20160913今日の一手 8月13日の名南将棋大会から、NさんとKさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩得です。後手は持ち歩がないのでカウントします。戦いが始まったので影響は小さいかもし…
昭和51年1月、加藤博二先生と第17期王位戦です。 大山先生の先手三間飛車から石田流を目指します。 加藤先生は急戦を見せて、大山先生は位取り三間飛車に落ち着きました。 後手の構えはやや古く、美濃囲いにするとか、54歩ではなく腰掛銀の形で攻めるとか、…
昭和51年1月、大内延介先生と第7回早指し選手権決勝です。(新年の放送なので12月収録でしょう) 大内先生が飛車を振り、石田流を目指します。 さらに穴熊に。 大山先生としては、7筋の歩を交換して石田流までは許せず、逆用です。 角交換で暴れられるといけ…