2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
下手の市川先生の手を考えます。 第1問 ねらいのある手です。 A 23銀 B 16歩 C 46銀 第2問 これにて勝勢です。 A 26銀 B 17桂 C 36歩
今日の棋譜20220331 1845年、市川太郎松先生と角落ち上手で2局目です。 市川先生は居飛車を選択します。 天野先生が右金を使うのは当然で、74金もおかしな手ではないです。 6筋の歩を交換するのですが、対して矢倉を選んだ市川先生としては、66歩を打てば無…
下手の市川先生の手を考えます。 第1問 一見はピンチですが、切り抜けられます。 A 83歩 B 74歩 C 77銀 第2問 急所の筋は? A 84金 B 64金 C 55歩 第3問 ここも急所です。 A 45歩 B 79歩 C 72桂成 第4問 これで勝勢です。 A 52銀 B 44同角 C 66銀
今日の棋譜20220330 1845年、市川太郎松先生と角落ち上手です。 市川先生は三間飛車です。 75歩を突いてはいけない(85歩74歩86歩で困る)というのは注意事項ですが、上手に位を取られないように、34歩には36歩、24歩には26歩と合わせておくのも無難でしょう。…
下手の三国先生の手を考えます。 第1問 駒得とはいえ形勢は思わしくありません。後のことを考えて A 74歩 B 73歩 C 72歩 第2問 上手の失着になりました。 A 89香 B 87玉 C 74同と
今日の棋譜20220329 1845年、三国丈作先生と角落ち上手2局目です。 三国先生は居飛車です。 矢倉ではないようですが 88銀としているので四手角から矢倉にするのかと思ったのですが、この26飛は37桂から攻めるためでしょうか。2筋の歩を切った方が得でしょう…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 下手にとって嫌な手です。 A 74歩 B 65歩 C 45金 第2問 駒落ちなので、あわてて攻めないほうが良いのでしょう。 A 65歩 B 46銀 C 35銀 第3問 筋悪く銀金を打ちました。継続手は? A 38銀不成 B 57金 C 52金 第4問 ここ…
今日の棋譜20220328 1845年10月、三国丈作先生と角落ち上手です。 三国先生は居飛車です。 矢倉を選びましたが、16歩や36歩は後回しのほうが良いでしょう。現代の定跡では先に矢倉に囲いなさいということになっています。 天野先生は中央から動きます。 ちょ…
下手の須山先生の手を考えます。 第1問 6,7筋の折衝を間違えたのですが、まだ悪くなっていません。 A 35歩 B 25歩 C 97桂 第2問 本局はこういう手で勝つのです。 A 76歩 B 84香 C 36香 第3問 ここも方針通り。 A 73歩 B 86角 C 98飛 第4問 一見ピンチですが…
今日の棋譜20220327 1844年6月、須山定次郎先生と角落ち上手です。 須山先生の三間飛車です。 つい65歩を考えてしまいますが、下手としては動かないほうが良いでしょう。 36歩を突くのは良いとして、52玉に26歩24歩というのも不思議な感じがしますが、 次第…
下手の久米先生の手を考えます。 第1問 形勢は悪くないのでどれを選んでも良さそうです。本筋らしいのは? A 65歩 B 24桂 C 55歩 第2問 あわてなくても良いです。 A 56銀 B 54金 C 45歩 第3問 ちょっと嫌な桂を打たれましたが、上手玉を寄せてしまえばよいで…
今日の棋譜20220326 1844年5月、久米鐵次郎先生と角落ち上手2局目です。 久米先生は三間飛車です。 上手の85歩が遅れていますが、75歩を突くと85歩74歩86歩ではまるところです。 天野先生はまたも52玉型。当時はこのほうが普通だったのでしょうか。 43玉が定…
下手の久米先生の手を考えます。 第1問 上手から攻めるのは無理があります。とがめましょう。 A 75同歩 B 65歩 C 38金 第2問 88飛ではなくて助かりました。 A 83飛 B 81飛 C 88歩 第3問 優勢なのでどう応じても良いのですが、詰めろをかけるのが最短です。 A…
今日の棋譜20220325 1844年5月、久米鐵次郎先生と角落ち上手です。 久米先生は三間飛車です。 38銀を先にする美濃囲いは、この時代からあったみたいですね。 天野先生は中住まいです。 角落ちなので棒金で攻めるのは普通でしょう。現代の糸谷右玉、昭和初期…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 形勢は思わしくないので、どうやったら逆転しやすいか、厳密な正解はありません。 A 36角 B 26歩 C 49角 第2問 下手が決めに出ました。 A 86歩 B 66歩 C 66桂 第3問 ここをしのげば優勢です。 A 77馬 B 65歩 C 73同桂 …
今日の棋譜20220324 1843年2月、秋山桂史先生と角落ち上手です。香落ちで1勝1敗でしたが、手合いは香香角だったのでしょう。 秋山先生は居飛車です。矢倉の定跡もあったのかと思ったら 77角でした。 飛先の交換をしますが、天野先生はなかなか23歩を打ちませ…
下手の天野先生の手を考えます。 第1問 どこからでも攻めつぶせそうです。 A 95歩 B 88飛 C 48飛 第2問 とりあえず8筋は受からないです。 A 88歩 B 46歩 C 44角
今日の棋譜20220323 1834年10月、(六代)伊藤宗看第十世名人と角落ち下手です。 天野先生の三間飛車は当時の定跡だったそうです。上手の伊藤先生の陣形が変わっています。 金2枚で6,7筋を守ろうというのですが、 4筋の位を取るのは指し過ぎです。玉を移動し…
下手の天野先生の手を考えます。 第1問 居玉のまま中央から攻めつぶします。 A 55角 B 64歩 C 66銀 第2問 気持ちよく攻めることができます。 A 55角 B 63金 C 53同飛成 第3問 この手で上手は投了でした。 A 62金 B 22金 C 51金
今日の棋譜20220322 時は戻り1831年5月(天野先生16歳)、中野七郎次先生と角落ち下手です。 この時代は三間飛車が定跡だったとか。矢倉が主流ではないようです。 天野先生の振り飛車模様で 中飛車に。新戦法ということになるのでしょうか。上手の陣形に隙があ…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 天野先生が好きそうな手です。 A 36飛 B 27飛 C 37歩 第2問 これもいつものパターンで、上手有利。 A 95歩 B 54銀 C 46飛 第3問 どう指しても悪くないですが、最短で寄せに行きます。 A 58成銀 B 76桂 C 77馬
今日の棋譜20220321 1857年4月、渡瀬荘次郎先生と香落ち上手で2局目です。 天野先生はいつもの位取り三間飛車です。 18飛に12飛の形で 16飛43銀36歩同歩同飛72銀。これは一昨日並べた将棋と同じ形です。 つまり24歩同歩33飛成同桂23角 22飛56角成25桂。渡瀬…
下手の渡瀬先生の手を考えます。 第1問 香を取られましたが、まだ悪くないです。 A 13と B 15歩 C 34歩 第2問 この97歩成は上手の失敗です。 A 64歩 B 97同角 C 97同桂 第3問 どうやって寄せにもっていきますか? A 93桂打 B 92歩 C 95桂 第4問 3手で寄り形に…
今日の棋譜20220320 1857年4月、渡瀬荘次郎先生と香落ち上手です。 天野先生はいつもの位取り三間飛車です。 18飛に12飛と受ける形で 16飛43銀36歩 36同歩同飛42角。上手の陣形が少し違うことがありますが、定跡手順です。 46歩32飛35歩 62銀に下手の68銀で…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 下手のねらいを軽くかわします。 A 34歩 B 25桂 C 38飛 第2問 天野先生の好きそうな指し方です。 A 26飛 B 36飛 C 54銀
今日の棋譜20220319 1856年6月、深津馨四郎(けいしろう)先生と香落ち上手です。 天野先生はいつもの位取り三間飛車です。 18飛に12飛と受ける形で 16飛に72銀はまだ見ていなかったでしょうか。36歩に 同歩同飛43銀、実は天野先生の定跡書、将棋精選という本…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 下手の攻めを遅らせます。 A 31金 B 31歩 C 51金左 第2問 寄せ合いです。 A 46同角 B 49飛成 C 47歩 第3問 上手玉のほうが薄いのですが、粘りが利きます。 A 41歩 B 31歩 C 59と 第4問 ちょっと危ない受けを選びました…
今日の棋譜20220318 1856年4月、市川太郎松先生と香落ち上手で13局目です。 天野先生はいつもの位取り三間飛車です。 34銀型よりは石田流を目指す方が好きです。 市川先生の仕掛けは45歩から。上手が34飛と浮くのもありましたし、45同歩に11角成31金の将棋も…
上手の天野先生の手を考えます。 第1問 この歩を取ってよいかどうか。 A 45同歩 B 53角 C 55歩 第2問 弱気の下手37歩で上手よしに。 A 33桂 B 33角 C 36歩
今日の棋譜20220317 1852年8月、市川太郎松先生と香落ち上手で12局目です。 天野先生はいつもの位取り三間飛車です。 18飛に12飛と受ける形で 16飛43銀36歩、定跡手順です。 36同歩同飛42角、このあたりはちょっとずつ上手の陣形が違うのですが、 46歩32飛35…