2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
大石先生の本には先手の変化も書いてあります。 74角43角成52金右の時に75歩 これが今日調べる先手の変化で、後手は対応策が必要です。85角は65馬と逃げられるので、43金74歩同歩 この図の評価値は+61です。なお後手は52金右の所を52金左とすると この図にも…
手順のおさらいから。 22飛 (ダイレクト向い飛車) には65角があります。74角43角成52金右 52同馬同金75角 ここで42飛が大事な手で、74金同歩からこの図まで進んで 先手が36歩を突いたら、後手は自陣角を打ちます。昨日は37銀に35歩でしたが、後手がうまくい…
ダイレクト向い飛車の課題は、内藤大山戦のころからあるのですが 65角を打たれることです。 74角43角成52金右 ですが先手の馬は死にます。52同馬同金75金 後手の角も死んでいて、この図の評価値は+106で先手ペース。しばらくの手順を省略しますが 自然に指せ…
「逆棒銀」の変化で 先手が36銀ではなくて36歩と受けたらどうか。25銀38金52金左37桂 この37桂はちょっと危ない手です。26銀27歩39角 後手に強攻手段があるのです。29飛には37銀成 ここはどちらかを取るのですが、39飛は47成銀同金27飛成 評価値は-55で後手…
後手としてはこの図から 24歩同歩同銀がどうかです。先手が36銀と受けて 25歩に56角 12角23歩同角25銀同銀同飛32金28飛 大石先生は28飛の所で24歩12角23銀が指し過ぎなので難しいとしているのですが。14角22飛成同金28飛25飛同飛同角28飛24歩68金 この図まで…
項目を改めてダイレクト向い飛車を調べてみます。後手の急戦向い飛車ではあるのですが、変化が多いです。 後手一手損角換わりと同じスタートですが 途中下車なしで向い飛車にするというもの。1手損ですが、角交換四間飛車で22飛と振り直すことを考えれば、さ…
先手が居飛車穴熊ではなく 左美濃にしたらどうか。といっても3~5筋の歩を突いていないので、銀冠から穴熊にするのがねらいです。72銀96歩94歩86歩32金46歩 後手が急戦をねらった場合、46歩を突いておくというのが対抗策です。24歩同歩同飛に同飛同角45歩 こ…
角道を止める向い飛車の最後は 先手が56歩も保留して玉を囲う形です。25歩33角を決めているから、後手のうそ矢倉に対応しやすいけれど、雁木の可能性はあります。ねらいとしては 早く居飛車穴熊に囲おうというもの。後手は32金として 急戦の構え。ここからの…
本日は第251回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。 F級優勝 荒木昭一さん 美和剛さん 本郷聰弘さん 華房永茉さん G級優勝 桑山湧吾さん H級優勝 髙木弘志さん 沢田常夫さん I級優勝 地下好さん J級優勝 廣瀬孝さん 木村克司さん 優勝された方々…
後手の52金左に、先手は78銀が無難な対応です。 後手はすぐに24歩同歩同飛などの動きは無理です。先手は居飛車穴熊を断念したというわけではなく、 銀冠にしてから穴熊に組み替えることはできます。後手も銀冠穴熊にするには、左銀を寄せていくに手間がかか…
安用寺先生の本には (32金として後手が互角以上に戦えましたが) 52金左以下も書かれています。先手が安心して98香64歩99玉と穴熊を目指すと、24歩同歩同飛 25歩22飛36歩45歩66歩 先手は飛交換も角交換も決断しにくいです。54銀88銀44角67金26歩 37桂33桂79金…
話は戻りますが、安用寺先生の本には32金型の向い飛車の対策も書いてありました。検証してみます。 先手が居飛車穴熊を目指すと、後手ペースで戦えると書いたのですが、ならば先手は96歩と受けるほうが良いと。32金には78銀 左美濃で対応すると。24歩同歩同…
本日は第251回名南将棋大会(壱)を開催しました。結果速報です。 A級優勝 安本興生さん 青木一さん B級優勝 青木凱愛さん C級優勝 荒木昭一さん 佐藤健治さん 森巌さん D級優勝 長谷川智也さん 松尾眞司さん 小籔雅人さん E級優勝 高原秀樹さん 優勝された方…
角頭歩戦法の続きです。 すぐに25歩を突くのは難しいので、一度68玉としてみます。実はこれで評価値は先手良しなのですが。54歩に25歩同歩同飛88角成同銀22飛 22同飛成同銀53角27角 ここは安用寺先生がさらっと触れている48金45角成26角成 とするほうが評価…
次は角頭歩戦法です。 なるほど後手番で採用すれば向い飛車になるのですか。先手番だと米長先生の力戦四間飛車になるのですが、それは立石流に似ています。そういえば立石流四間飛車は検討していませんでしたね。向い飛車が終わったら、抜けているところを取…
33角戦法の最後はこの図の「25桂ポン」対策の陣形から、 後手が持久戦を選ぶのですが、54歩を突くほうはどうか。54歩48銀53銀68金上42金 46歩84歩37桂74歩86歩83銀87銀72金47銀73桂77桂64銀29飛と穏やかに組んだ後で94歩 後手は有効な待ち手が少ないので端を…
33角戦法の持久戦への対応策を調べます。 この図から、21飛に36歩として、「25桂ポン」には対応できるのでしたね。44歩を突く形から見てみると、48銀43銀56歩32金77銀64歩66歩74歩68金上63銀57銀72金67金右 後手は4筋から攻めるような手もないので、ツノ銀に…
ではAIに33角戦法の対応策を聞いてみましょう。 安用寺先生の端歩を採用して、62玉68玉72玉58金右82玉78玉72銀88銀 21飛36歩25桂 「25桂ポン」はどうでしょうか。25同飛24歩85飛 28角はありませんから、27角には35歩同歩56角 これは75桂をねらっています。後…
安用寺先生の角道オープン向かい飛車 (33角戦法) の対策は、33角成同桂に96歩です。 これは単なる打診ではなく、94歩ならば65角45桂48銀55角97香 香を取られないならば、はっきり先手良しになります。評価値は+261 なので後手は端を受けることができずに、 4…
33角戦法の向い飛車、安用寺先生のいう角道オープン向かい飛車のねらいは何でしょうか。 先手が33角成同桂65角を選ばなければ (昨日調べて先手ペースでしたが)、33角成同桂68玉42銀48銀62玉78玉72玉58金右82玉 角を交換して玉を囲い合います。ここで分岐して…
次は33角戦法です。 25歩に22飛とするので、 安用寺孝功先生の「向い飛車その狙いと対策」では角オープン向い飛車という名前です。島朗先生「島ノート」では鬼殺し向かい飛車と呼んでいました。さて33角成同桂65角が成立するかどうかが最初の問題です。 45桂…
超阪田流は2手損するのでうまくいきません。これは向い飛車からは外れるのですが、工夫してみましょう。 33角成は同桂と取ってしまいます。88銀42銀77銀44歩48銀43銀 しばらく前に、私はここから角換わり (のような) 腰掛け銀あるいは右玉を検討していました…
木屋太二さんの「超阪田流角命戦法」、持久戦型も見てみましょう。 74歩~82角の筋はやめて、62銀から玉を囲います。96歩94歩58金右64歩66歩63銀68金上74歩67金直 後手は両ツノ銀に構えます。先手の67金直というのが実戦例のようですが、先手玉が薄くなりま…
木屋太二さんの「超阪田流角命戦法」は阪田流向い飛車の発展形です。古い本 (1999年出版) なので、もう誰も指さないだろうと思っていたら、昨年愛岐会最終日に行ったら、使い手に出会ったので紹介します。私も昔指したことはあります。なので今になって逆を…
次は阪田流向い飛車+筋違い角。かなり昔に内藤國雄先生が指していたと思います。将棋世界の平成22年8月号の付録で、豊川孝弘先生が書いていましたから、それを調べてみます。 後手は向い飛車にする前に角を打ちます。AIは総じて筋違い角 (で1歩取る筋) の評…
5月の予定が決まりました。 第251回 壱 3月20日(水)R1800点以上 弐 3月23日(土)R1800点以下 第252回 壱 4月28日(日)R1800点以上 弐 4月27日(土)R1800点以下 第253回 壱 5月18日(土)R1800点以上 弐 5月26日(日)R1800点以下 プラスマイナス100点ま…
先手の37桂の対策に、後手がゆっくり指した場合にはどうしたらよいでしょうか。 62玉には25歩を打ちたくなるのですが、23金46歩35歩 今度は35同歩36歩45桂44歩がまずいです。47銀36歩同銀35歩47銀36角 58金右27歩38飛54角68玉44歩 評価値は0近辺の互角ですが…
ここまで阪田流向い飛車が互角以上で戦えましたから、先手の対抗策を考えましょう。 居玉のまま36歩~37桂というのがアイデアです。桂頭が気になりますが、35歩同歩36歩45桂55角77角 この図の評価値は+492の先手有利。 また55角ではなくて37角も気になるとこ…
阪田流向い飛車に対する先手の受け方としては、この図で36歩を突いて 24歩同歩同金に37銀だと本に書いてあります。飯塚祐紀先生によると中川大輔流ですが、もっと前からあるのかも。24歩同歩同金37銀 これで受かると書いてあります。25金には45角なのでしょ…
阪田流向い飛車の24歩同歩同金に 45角や56角は後手ペースだとわかりました。なので78玉と待ってみます。後手は25金 この図は見たことがありませんが、調べてみましょう。45角 (36角でも同じ) 26歩63角成 馬を作られるので誰も指さなかったのだと思います。72…