形が少し変わって、26歩に後手が94歩と待った場合
15歩73銀46銀
これまでの変化に比べ、互いの端歩が1つ伸びています。とちらにプラスでしょうか。
75歩同歩45歩37銀75角
ここで46歩は同歩同銀45歩37銀74銀
48飛64歩45飛65歩
これまでの形と同じように後手有利です。評価値は-344
戻って
やはり加藤流の76歩が正着、64角25歩95歩
後手は丸山流62銀が良いわけでもないので、互いに端の位を取った形になるでしょう。ここで46歩同歩同銀はどうか。
所司先生の解説では74銀37桂73桂55歩86歩
後手が先攻します。86同銀85銀24歩同銀44歩
取ると75銀で角をもらって71角の筋です。42金引45桂86銀同歩85歩74銀
96歩同歩98歩同香97歩同香86歩83歩92飛
という実戦例があったのでしょう。解説は形勢不明だが先手不満とされています。でも評価値は+792の先手有利。65歩とすれば先手の駒得になるでしょう。後手は87銀から攻めるのでしょうけれど、うまくはいかないようです。
戻って
ここは後手45歩が正しく、37銀44金
48飛74銀46歩42飛
45歩同金46歩44金26銀
というのが変化の例です。評価値はわずかにプラスですが、先手の攻めはかなりわかりにくいです。