後手からの変化で
45歩37銀に84銀25歩
これまでは95銀と出ていたのですが、75歩同歩86歩
後手が素早く攻めたらどうでしょうか。86同銀75銀同銀同角46歩
後手は1歩損だけど銀をさばいた (攻め駒にした) 形です。この図の評価値は-96、ちょっと無理をしたみたいですね。所司先生の解説では64歩86銀 (76銀ではないのが不思議です) 93角75歩
85歩77銀75角45歩65歩
これで後手十分だとされているのですが、評価値は+157の先手ペースです。46角の飛取りの対処が難しいから。84飛か83飛とかわして91角成、そこから86歩同歩と66歩同銀が入って66同角同金86飛が決まればよいのですが、決まりそうにありません。
後手としては65歩を突く前に55歩が必要ですが、同歩と取ってもらえないので苦戦します。
でもこの手順は最善ではありません。戻って
64歩には45歩が最善です。
65歩46角92飛76銀
こうなれば評価値は+305の先手有利です。
ちょっと戻って
後手は安易に65歩を突けないので先に55歩ですが、44銀
こんな手で先手が良くなるようで、評価値は+232の先手良しです。
後手から工夫する必要はないのですが、解説が間違っていたので取り上げました。