後手の工夫で新しい形です。
先手の57角に対して93桂、端桂で対抗します。25桂85桂86銀42銀
後手としては右桂を使えたという主張です。何もなければ97桂成同銀85歩~96歩同銀同香同香86歩同歩同飛という攻め筋があります。
先手は35歩同歩15歩同歩35銀同銀同角
85歩の形と同じように攻めてみましょう。従来の最善は27銀とされていたわけですが15香
38銀不成 (あるいは銀成) の変化は明日。15同香の時にAIに聞くと、13桂成
85歩型では13角成でないとだめだったのですが。13同桂とは取れないので31玉に46角
なるほど、73角にひもが付いていないから、46同角しかないと。22銀41玉32飛成同玉21銀不成41玉46歩
この図の評価値は+743の先手有利です。
新しい攻め筋が見つかりました。
戻って
15同香に13角成の変化もやっておくと、85歩の時と同様です。13同桂同桂成31玉35飛
所司先生の解説ではだめだというのですが、24角が後手の最善手で、22銀41玉65飛に61香
85歩型では52玉でしたが、いずれにせよ73角の利きを止めないのが大事です。この図の評価値は-72、後手に振れています。先手は駒損なので難しいです。