後手が桂を使う形で
25桂85桂86銀42銀
35歩同歩15歩同歩35銀同銀同角
27銀15香
15同香には13桂成31玉46角があるので先手良しでした。ならば後手としては38銀不成あるいは38銀成しかなさそう。どちらもあまり変わらないので38銀不成12歩同香同香成同玉13銀
13同桂同角成21玉33歩同銀
ここまではよいのですが、所司先生の解説では85銀同歩65桂として
難解ながら先手に分があるとかいてあります。でもこの図の評価値は-1444の後手優勢です。64角とかわされてなんでもないのです。おそらくは33桂不成同金直73銀があるからということかと思うのですが、12歩68馬86桂
飛か角を取ってもなんでもありません。はっきり先手の寄せあい負けです。
戻って
ここは35桂が正解で、22銀43桂成同金12金
先手の攻めは続きます。この図の評価値は+211の先手良し。
85歩の形は後手ペースでしたが、ここでは85桂が質駒だったり8筋の反撃がなかったりで、先手が攻めやすいようです。
27銀と打つのは後手が悪くなるとわかりました。