この形の最後は
94歩96歩93桂に16歩85桂86銀72飛15歩
先手が端の歩を伸ばして待つ形です。44銀右46角55歩
45歩同銀55角
これは44銀だと64角同歩63角が両取りです。後手は2通りあって、所司先生が前に書いていた方の筋、55同角同歩46歩が
AIの最善です。46同銀同銀同飛28角
37角39角成54歩は厳しくないです。先手は仕方なく43飛成同金61角42飛44歩同金53銀
と攻めることになります。82飛44銀成同銀43角成33銀打
この図の評価値は-273の後手良しです。先手は駒損で攻めていて攻め駒3枚、後手玉は薄いとはいえ、息が切れそうです。
戻って
塚田先生は44歩を押します。先手としては64角同歩63角71飛52角成
この対応が最善ですが、65歩同歩42銀という難しい手が出てきて、64歩の突き出しならば66歩同金95歩同歩57角
ここまで来れば評価値は-291の後手良しで優ります。
塚田先生の解説では
44歩に17桂95歩同歩75歩
これが良い感じの攻め方です。75同歩56銀同金55角同金57角
銀を捨てて飛を取りに行きます。この図の評価値は-292の後手良し。56金48角成同銀に98歩同香97歩
9筋を攻めるのがぴったりで、48銀と78金の両取りになるタイミングで58飛を打てれば寄りです。