またちょっとおさらいで
42銀68角に45歩 (次善手)
37銀 (次善手) 33桂に同桂成同銀46歩
先手から桂を交換して46歩ならばどうか。46同歩同銀94桂
後手の反撃が強そうです。35歩に86歩同歩35銀
ちょっと味をつけてから駒を補充するというのがAIの最善手順です。 (所司先生の解説は85歩同歩93桂の攻め合いでした。) 35同銀同歩の時に先手に選択肢がありますが、15歩に同歩は入らず
87歩同玉85歩同歩47銀
また8筋をいじってからの寝技です。35飛44銀39飛28角成
先手としては必然に見える順で、評価値は-477の後手有利。うまくいなすものですね。
戻って
35同銀同歩に1筋の突き捨てが入らないのならば25桂でどうか。
34銀33歩42金寄
怖そうですが後手は攻めをかわしに行きます。46銀には47銀で催促。
この図の評価値は-542の後手有利。先手は無理やりでも攻めるしかなさそうですが、後手はもらった駒で反撃が厳しいです。
というところまでで
先手が57角を68に戻って手待ちをしても全然だめだとわかりました。所司先生がこれを「東大将棋矢倉道場第1巻」の最初に書いているのは、当時の最新で最有力だと考えていたからでしょうが。これは東大将棋ブックスの最初の本でもあるわけで、出版当時も今読み返しても、別の意味で驚きました。