この形から
42銀68角33桂
先手が仕掛けのチャンスを待っても、後手から桂をぶつけるのが良い手で、すでに後手ペース、評価値は-178でした。これ以上調べなくても良い気はしますが、33同桂成同銀上25桂
とした実戦例も多いようで、先手としては自然に思えるので調べておきましょう。後手としては何もしないで94桂を打っておくのも有力なのですが、AIに聞くと25同銀同歩45歩のほうが優るようです。
37銀と引いたときに84桂
あれ?94桂ではありませんでした。後手に持ち歩があれば94桂の方みたいですが。(先手の最善とは言えませんが) 35歩とすると、75歩同歩96歩同歩同香
96同香76歩同銀同桂同金84桂
ここまで来れば評価値は-474の後手有利です。桂2枚持った場合は84のほうがいいのですね。
戻って
銀は殺されても45同銀のほうが最善です。
53桂54銀同金
ここで分岐ですが、従来手 (といってもかなり前ですが) は55銀です。AIに聞くと後手は45金とかわずのだと。
この図の評価値は-557の後手有利。46歩は56金同銀46銀47銀ですし、54銀は26桂58飛37角成
先手の打った銀は空振り、攻めにくくなっています。
戻って
ここでは所司先生が最新の変化だとしている15歩のほうが難しいです。15同歩12歩同香11銀同玉13歩
所司先生の解説では先手優勢さとされているのですが、AIに聞くと、57歩同角14銀と受けられて
評価値は-297の後手良しです。もう少し追いかけると、35歩37銀34歩同銀55歩
38銀不成54歩47銀成
57歩同角を入れていた効果が表れました。68角55桂53歩成67桂成同金86歩同歩57歩
評価値は-216と戻ってしまうのですが、後手良しは保っています。
最初の
この図はやはり後手ペースだという結論です。