後手の工夫としては、53銀~62銀と同じ意味で51金
金を寄せていくのも考えられます。59銀54飛26飛35歩68銀右44飛46歩34飛45歩
高見先生は互角だとしているのですが、この図の評価値はすでに-155、後手ペースになっています。36歩 (36同歩は15角なので) 24歩同飛同飛同角
こうなると飛の打ち込みには後手陣のほうが強いということでしょう。
なので先手は安易に駒組はできません。戻って
36歩53銀38飛
44角46歩64銀45歩53角28飛42角
ちょっと変わった手順は、実戦例なのでしょう。44歩同歩35歩同歩38飛
これで先手が指しやすいとされているのですが、評価値は+31しかありません。53飛35飛33飛
飛をぶつける手があって、先手は交換できず34歩32飛・・・ということのようです。
その前に
ここでは22飛とされると28飛しかなさそうで、先手のねらいは消えます。評価値は0近辺の互角です。
高見泰地先生の本ではここまで。対抗形の先手居飛車としては評価値が低すぎます。穴熊が好きな方ならともかく、アマチュアはまねをしないほうが良いでしょう。