昨日の検討の続きです。85桂型で後手が45歩を突く形で

45同銀19角成の時に46角同馬同歩

59角37角同角成同飛19角

47飛に28角成も有力でした。97桂成同銀44歩

ここで先手に選択肢があります。34銀と71角は後手が指せました。AIに聞くと、最善手は73角のようです。81飛65桂

45歩53桂成同金62角成42金

後手玉も薄くなりました。72銀82飛73馬92飛83銀成

94飛84成銀92飛93歩52飛91馬28角成

この図の評価値は-112、少し後手に分があるようです。
また戻って

第4の手65桂もあって難しいです。62銀44銀同金45歩43金引44歩42金引57金

4筋に拠点を作りましたが、一度58銀と打たれる筋を消しておかないといけません。64歩43角83飛

61角成63飛62馬同飛73桂成

92飛83成桂の時に25銀

92成桂は36銀49飛37角成43銀48銀

この図の評価値は-207の後手良しです。82飛に41歩と受けられて先手の攻めは細く、後手は入玉含みでかわせます。
途中に戻って

25同歩は62飛73成桂38銀

62成桂47銀成同金96歩

端を攻めてから飛を打ち下ろせば後手有利で、評価値は-552あります。
なんとも難しい変化が続きましたが、後手が指せるものばかり。
これで所司先生の「東大将棋矢倉道場第1巻」は終わりです。結局は先手がうまくいかない変化ばかりでした。(解説は先手有利が多いのですが。)
それが分かっていれば先手がもっと早くに仕掛ける形 (第2巻) を先にしたのですが。気を取り直して明日から調べましょう。