名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

SS2-5 先手三間飛車に65歩急戦その2(5)

最後に調べるのは

47金でも65歩でもなくて37桂。反撃力があり、58金の形が横からの攻めに強いです。66歩同銀86歩

86同角は同飛同歩79角の筋があるから指しにくいです。86同歩65歩に57銀を見てみましょう。

77角成同桂86飛65桂同桂同飛89飛成

この図の評価値は-328の後手有利。先手はどこかで45桂と跳ねる手が有効になれば良いのですが。26桂には24桂

後手の桂打ちのほうが厳しいですね。47金に(66歩同飛15歩同歩99竜などもあるが) 64歩同飛16桂

16同香15歩

これで端が破れます。評価値は-557で後手有利が拡大しています。12歩にも16歩が利くので、15同香同香25桂

19角39玉17香成34桂37歩

37歩の代わりに63香~67香成も有力です。この37歩はどちらで取っても角を切って寄せていけば良いです。4枚の攻めなので切れません。37同金は同角成同銀27成香

42桂成同金上38銀同成香同玉47金

定跡本通りに進んで後手勝勢になります。

先手の変化としては

26桂ではぬるかったので、64桂を打ってみます。定跡本では53金には45桂があるから・・・としているのですが、24桂47金63銀

これでも後手有利です。

戻って

51金引72桂成53銀45桂24桂

こちらが書いてあって、評価値は-391の後手有利。どちらでも良いでしょう。

ということで、65歩に57銀と引く変化は後手有利です。先手の37桂がかなりマイナスになってしまいます。65同銀は明日。