後手が指しやすい形が分かりましたから、その前に後手から手を変える必要はないのですが、所司先生の解説がずれているところがあるので触れておきます。読み飛ばして構いません。
37銀戦法で64角とけん制されたときに65歩を突く形です。

42角に55歩

53銀58飛43金左は後手が指しやすくなるのですが、55同歩とした場合を調べてみます。46銀に

64歩、43金左、53金の分岐です。64歩から。64同歩と58飛の解説がちょっと間違っていて、結論としてはどちらも互角です。ここは64歩に55銀がよさそう。65歩46角

所司先生の解説では先手十分、評価値は+117です。これを選びましょう。AIの読みとしては、63金66歩73銀65歩54歩66銀

あるいは戻って

31玉58飛73銀79玉43金右37桂

こんな駒組で先手が指しやすいです。
ここまで戻って

64歩ではなく43金左には55銀、解説の73桂よりも54歩66銀右

64歩同歩45歩

先手の46角を阻止して64角をねらいます。18飛44銀68角64角

79玉73桂65歩42角

こんな駒組合戦で評価値は0付近の互角です。よって後手の55歩は疑問手ではないのですが、取らないほうが指しやすいというくらいの結論です。
またここに戻って

53金には解説の58飛ではなく (73桂~65桂が難しい)、55銀54歩66銀右31玉46角

この図の評価値は+127で、先手が指しやすいようです。この形のような66に右銀を移動して46角というのが先手の理想です。