名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

SS5-2 相矢倉46銀37桂型(26)

先手は工夫が必要ですが、仕掛ける前に65歩はどうでしょうか。

後手は85歩型と同じように33桂が最善です。33同桂成同銀上25桂同銀同歩

この図の評価値はすでに-333の後手有利です。後手は45歩、53桂、26桂どれを選んでも良く、所司先生の解説の順番で45歩から見てみます。37銀と引くと、ひどくはならないけれど55歩同歩同角などでじり貧です。45同銀は仕方なく、53桂46歩

45桂同歩47銀68飛37角成

この図の評価値は‐332。進行例は35歩55歩66角56銀成

56同金同歩41銀54桂

先手の66角は安定しないのです。32銀成同玉44桂同銀同角

先手は勝負手を繰り出しますが。後手としては角を取らずに57歩成や33銀も有力です。44同金と取った場合は44同歩に (解説の55馬ではなく) 55角98玉42歩と受ける方が良く

ここまで来れば評価値は-1222の後手優勢です。定跡としてはここまで覚えても意味はないのですが、後手の戦い方として知っておくと良いでしょう。