先手の急戦の続きです。

86同歩同角85歩77角64歩

48玉42玉66角以下を昨日調べたのですが、難しい戦いでした。一応は先手ペースだったので、後手の工夫として、48玉に34歩を考えます。

実はこの34歩は疑問手で、22角成同銀84歩

84同飛は66角ですね。この図の評価値は+307の先手有利。田中先生の本に書いてあるのは、角を交換しないで84歩です。77角成同桂33角

先手の66角を防いで桂取りなので難しそうですが、あっさりと85飛77角成83歩成

76馬88飛87歩78飛

先手の駒得になるから、評価値は+442の先手有利。
次の後手の工夫は

34歩ではなくて63銀です。定跡本では、以下

美濃囲いに囲ってから66角と出て先手まずまずとされているのですが、この図の評価値は0近辺の互角です。
戻って

38玉74歩66角

先手は美濃囲いにする前に動くのが正解です。65歩57角34歩46角

角を追われてもカウンターで使えます。この図の評価値は+910の先手有利。
また戻って

後手が8筋方面を守ろうとしても、72金77桂73桂84歩

この図の評価値は+266の先手良し。後手の居玉もたたっています。
また戻って

AIによると後手の最善は75歩のようですが、77桂76歩85桂

この図の評価値は+222の先手ペース。乱戦になると玉の安定度が違います。