基本図はこれです。

後手が手損でも52金を42金と寄せています。端歩を突き合った図で、34歩同銀45歩はだめでしたから35歩43銀。

15歩同歩同香の端攻めです。15同香に24歩の

突き捨ても入れて24同歩15銀12飛

ここは14香13歩24銀14歩・・・という進行を検討されていたのですが、AIによると14香22飛11香成25歩

後手としてはこの受け方のほうが良いようで、評価値は-77、後手もちです。
先手としては14香ではなくて14歩のほうがましですが

従来の33金よりは51角が良い手のようで評価値は-70ほど。あまり変わりませんが、先手が良くなりそうにはありません。
他には15歩と攻める前に36飛と浮く手も指されていて

1手待って、後手に64歩などと指させた方が得だろうということと、銀を渡して49銀の割打ちがないとかが(一応)プラス要素ですが、37桂と跳ねると38歩の垂らしがあるし、1手待って15歩同歩同香と攻めてもうまくいく感じでもないです。15同香24歩同歩15銀と進んだとして(他の進行もあり得る)、AI推奨は33金で

評価値は-97、先手良しまでは遠すぎます。
戻って、加藤一二三先生は98香の手待ちも指したのですが

この図の評価値は-58、香を取られないから有利になるという変化が都合よく出現することもないでしょう。
加藤先生が苦悩したのも良くわかりますし、この形は避けた方が良いだろうというのを結論とします。