名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

SS1-7 四間飛車に棒銀(4)

棒銀対策の決定版と言われた形があります。

居飛車が46歩を後回しにした場合に出現しやすいのですが、32飛38飛51角35歩

62角46歩42金

手損でも金を42に寄られると攻めが難しいのです。これまで通り34歩同銀45歩と攻めると

後手は45同歩とも45同銀ともとることができます。AI推奨は45同歩のほうで、11角成26角21馬43銀

評価値は-433、後手有利です。銀桂交換はともかく、残った29桂と43銀の働きの差を見ればわかりますね。

45同歩には37銀のほうがましですが

評価値は-140、後手もちです。戻って

45同銀のほうは、35銀37歩同飛36歩はだめですから32飛成しかありません。32同金11飛22金

この図は97角が最善で、評価値は-1、全くの互角です。いずれにせよ仕掛けは失敗なので、

この図から先手が工夫をしていくわけですが、晩年の加藤一二三先生がかなり苦労していました。振り飛車をあまり指さない若手棋士でも後手を持っていて、

41金のまま駒組を進めて

42金と上がれば手損をしません。さらに先手の苦労が増えるのでした。棒銀で来ることがわかっていれば決め打ちで対策できますよね。

まあ手損の42金から16歩14歩を突き合った図を検討してみましょう。