37桂22飛の形から
天守閣美濃に組む作戦の続きです。
後手が金銀を動かさないで、4段目の歩を突いて待った場合。(昨日は84歩のところを73桂として、桂頭を攻める順を調べました。) すぐに45歩を突いてもうまくいかないので、48飛とまわります。45歩同歩33角成同桂45桂のねらいがあるので、43銀45歩42飛
43銀が53銀でも同じです。振り飛車らしく4筋を守ります。44歩同銀の局面が難しいのですが、35歩
積極的に攻めてみます。35歩同歩24歩同歩(24歩同歩35歩同歩でも同じ)34歩22角28飛
飛を2筋に戻します。24飛は防げないので、36歩24飛37歩成45歩
桂を取られて と金が残っていますが、銀は取り返せます。今度は後手の作戦分岐です。65桂には44歩
57桂成同金を入れると、44角66桂
何か74桂を受けさせて21飛成とできるので、先手良しです。
後手は57桂成を急がないほうが良く、
44同角を選びます。66銀22歩65銀
88角成同玉47と68金寄
この図の評価値は+144の先手ペース。65歩には64角があるので、先に46角のほうでしょう。33歩成同桂34飛
65歩33飛成19角成55桂
この図の評価値は+241に上がっています。64角のねらいがあるので、73銀打には53銀
戻って
53銀打には35角44歩45桂
先手の攻めが続いて先手有利になっているようです。
後手からの有力変化は、65桂のところで46歩
と金を活用します。46同銀36と47歩68銀47歩成59金引
ここでの最善手は48歩だというのですが、見えにくい手です。44歩に49歩成
49同金44角に59金右としないと
21飛成に88角成同玉57と を食らうところでした。88角成同玉48と21飛成59と同金と進んで一段落。
この図の評価値は+123、先手ペースですがまだ難しいです。47飛成33歩成35角48歩・・・終盤の寄せ合いに向けての駆け引きが続きます。
この形は難しくても、先手の攻めは続くのでまあまあというところでしょうか。