名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

SS2-1 三間飛車に45歩急戦(22)

先手にはもう一つ自然な手があります。また仕掛けの復習から。

55同歩45歩53銀46銀54銀

55銀同銀同角43金44歩

ぶつかっていた歩を取り込むのも自然な手です。44同金に64角と出るのですが

定跡本には42歩が正着、88銀は難解だとされています。でもAIに聞くと35歩を突いて、すでに-266の後手良しだと。24歩も入らずに36歩

23歩成に47歩の利かし。

これは47同銀だと54金31角成99角成22馬同馬同と37歩成

こんな展開で後手有利になります。

ということで、47歩を取らずに22と

飛を取るのが最善なのですが、48歩成同飛54金31角成57歩68金寄99角成88銀

98馬21馬37歩成41飛成51香

これで評価値は-356の後手有利です。二枚飛車で攻められても58銀からの寄せ合いで後手が勝ちやすいようです。

となれば35歩に対して26飛かということになるのですが、88銀が来ます。

定跡書では35歩26飛を入れないで88銀以下が難解(実際は後手もち)なのですが、この図のほうが後手にとって条件が良くなっています。88同玉が最善ですが、54金(王手角取り)77銀64金

評価値は-308.角銀交換で駒得の後手有利です。

ならば定跡書に書いてある(35歩26飛を入れていない図ですが)、88銀には68金上とする方ですが、

99銀成31角成89成銀同玉56桂

駒損で攻められる展開になり、後手優勢 (評価値は-942) です。

つまり定跡書に書いてある64角は疑問手なのでした。正しいのは77角あるいは88角です。

後手の43歩が渋い手ですが、先手の42歩も手筋です。

この歩は取ってもらえれば手になります。よって65銀41歩成35歩26飛76銀68角

これは案外に先手が良いようで、評価値は+306に上がりました。(たまにAIの評価値も大きく変わることがあります。) ということで後手の反撃の修正です。

65銀ではなくて、35歩26飛32飛

ここは先手の分岐で、24歩同角45桂

36歩33歩同桂53桂成、桂の跳ね違いの攻めで良くなるかどうか。37歩成同銀45桂と進みます。

一見は後手良しなのですが、24飛同歩63銀と食らいついてみると

評価値は-88、先手が悪いというわけでもないですが、後手ペースなのでしょう。71銀72銀成同銀63銀71銀の千日手になる受けもあります。寄せ合いもありそうです。

ということで戻って

ここで24歩の突き捨てはマイナスかもしれないので、41歩成を選んで15角16飛36歩

これも一見は後手有利なのですが、33歩が利きます。33同桂が最善のようで、51と同金36飛

この図の評価値は-52の互角です。

ということで結論としては

この44歩の取り込みは互角です。定跡書の手順は間違っていました。