先手の工夫をもっと調べてみます。
昨日見たように、先手が36歩を突けば、後手は62玉型の新しい藤井システムは維持できません。71玉しかないでしょう。
46銀と出れば82玉も仕方のないところ。ここから天守閣美濃に組んだらどうなるかなのですが、86歩32飛87玉84歩78銀74歩
後手が64歩を突かないというのが工夫です。35歩54歩34歩同銀38飛
いつもの45歩ではなくて、43銀35銀42角34歩
64角46歩85歩
64角が好位置ですし、玉頭に手が付きました。85同歩86歩98玉73桂
この図で評価値は-8、完全な互角ですが、先手玉の薄さが目立ちます。46銀と出てから玉を固める構想は失敗でした。