名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

SS1-9 天守閣美濃に藤井システム(4)

AIにあれこれ聞きながら藤井システムを調べていたら

この図から43銀86歩64歩87玉74歩78銀84歩66銀73桂

71玉は保留したほうが良いと言います。79角45歩77銀引54銀36歩85歩

6筋の位も取らないで、すぐに攻めなさいと。85同歩同桂88銀46歩

46同角は86歩(取れない)98玉が入ります。46同歩に86歩同玉46飛

強引に技をかけに行きます。46同角88角成は後手有利なので、85玉49飛成86玉46歩

桂馬の食い逃げに歩を垂らしていきます。意味は48歩に39竜27飛38竜26飛44角

先手の飛をいじめて後手有利だと。なので48歩の受けではだめで59金引

39竜48飛29竜46飛42金

歩切れだけど竜を作って香も取れるから後手もちということなのでしょう、評価値は-225です。

また36歩ではなくて66歩を突いて

先手がしっかり受けようとしても、46歩同歩65歩

65同歩には86歩同歩65銀、対して57金が最善の受けのようですが

85桂88銀75歩同歩63金

やっと桂を取りに行けると思ったら、86歩64金85歩75金

金を使って攻められます。77歩86歩98玉76歩

これを76同歩と取れば、88角成同角95香(97歩には76銀で詰めろなので)97桂87銀

どんどん攻められてつぶされます。

62玉型で攻めるのは新しい対左美濃藤井システムと言えるでしょう。

居飛車側はさらに新しい敵を見つけてしまいました。

居飛車としては66銀ではなくて66歩を選び

高美濃から銀冠に組めば安全なのですが

68銀~77銀~79角の形は作れません。

この図で評価値は+51、まだ先手の得があるかどうかというくらいです。攻めの形を作りにくいのですね。後手番ならともかく、先手では選びにくいです。