名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

SS1-8 四間飛車に57銀左からの急戦のまとめ(4)

昨日の続きで

後手が41金54歩の形で待った場合が結構厄介でした。37桂64歩は46銀でなんとかなったのですが、

37桂52金左の場合は話が変わるのです。46歩22飛となると

45歩同歩33角成同桂31角で馬を作るだけでは物足りません。64歩を突いてもらえればその筋がある(向い飛車に対する45歩急戦で出てくる)のですが。手待ちをすればよいとはいえ、はっきりしないです。

戻って

46銀とすると32飛26飛15角

先に32飛と備えられると35歩からは攻めにくく、26飛が必要、でも単に26飛だと15角でけん制される、ということに。26飛の前に16歩も必要です。

32飛16歩64歩26飛とすると45歩が来て

33角成同桂45桂44角。両取り筋が付きまといます。33桂成同飛77角

これで飛の取り合いになって、形勢は互角(評価値はほぼ0)なのです。

なので正解は、52金左には24歩。

24同歩には45桂同歩33角成同桂24飛

桂損でも飛をさばいて先手ペース、と言っても評価値は+120くらいですが。

24歩に同角の場合は

46歩64歩45歩

45歩急戦の24歩同角の場合に限定できるというわけです。

定跡化できたけれど難しいですね。ここまで書いていてやっと気が付きました。

もう1手早く55歩を突けば解決するではないかと。他の定跡を覚えるのも面倒なので、四間飛車には中央位取りだけにしてしまいましょう。