まだ後手の工夫はありまして
74歩を保留して53銀はどうか。35歩同歩同角45歩
79玉44銀右68角53角48飛34銀36歩31玉
先手は4筋から攻められるかどうか。後手も手厚く守っています。この図の評価値は+48、プラスですが単純に攻めて良くなるほど簡単ではないようです。
戻って
46銀37桂型にするほうが自然に見えます。46銀64銀37桂53角
後手は42角ではなくて53角にしてみました。後で3筋の守りに働きますから。これで駒組を進めて
これくらいの形です。一昨日書いた先後同型も参照してください。後手の角の位置が違います。38飛24銀25桂45歩
取れば26角なので、37銀85桂86銀95歩同歩75歩同歩同銀
これが後手の理想的な展開です。評価値は-337の後手有利。先手は飛銀が攻めに働いていません。
戻って
ここでは25桂24銀86銀85歩77銀81飛29飛
先手の飛が3筋に動くと45歩を突かれます。手を出しにくい状況ですが、評価値は+14、千日手というわけでもないようです。42金寄35歩31飛・・・というのをAIは考えていて、難しい戦いです。
序盤の駒組手順を工夫することで、後手は46銀37桂64銀73桂の先後同型に近い形に持っていけそうです。