もう「鎖鎌銀」にはならないのですが、後手の趣向で

右銀を先に繰り出して中央を守ろうという指し方があるようです。所司先生の解説では

先手はこんな駒組で対抗するのですが、(書いていない) 44銀と受けられたら評価値は+121しかありません。膠着しそうです。
解説では、82玉35歩同歩同飛72金上37桂44銀に36飛ですが、AIに聞くと、36飛ではなく

34に飛を受けば後手は動けません。この図の評価値は+454の先手有利。
でもまあ44銀の受けはしぶといので、先手は別の指し方が必要です。AIに聞きながら模索すると

58金右54銀77銀42銀25歩33角66銀53銀

ここは24歩同歩の突き捨てが入ります。(24同角は55銀ですから) 36歩64銀37桂

44歩35歩同歩26飛

51金左45歩同歩56歩

先手は飛角銀銀桂を使って攻める体制です。42飛が最善で、55歩同銀右同銀同角同角同銀

ここは単に24飛では勝てません。53銀43飛24飛

銀を捨てて攻めるのだと。53飛45桂43飛52歩同金右53歩42金寄21飛成

41歩34角54角

43角成同角21飛成

これでひと段落です。この図の評価値は+324の先手有利。
こんな力戦形にはなかなか出会わないでしょうが、多くの力戦振り飛車には欠陥があります。