その他の変化として

これまでは右銀で47銀~56銀としていたところを、左銀を55に。ねらいは44歩か44銀ですが、42金引26飛21飛

後手に待たれてみると歩切れのために攻め筋がありません。後手からは24歩同歩25歩が見えています。やむなく35歩同歩56飛と1歩手に入れると38角

46飛36歩34歩

これは桂の取り合いです。37歩成33歩成同金37銀

ここまで進んで、定跡本には難解と書かれていますが、評価値は-428の後手有利。後手玉の堅さと、互いの角の働きの差なのでしょう。
AIによると、途中33同金のところで31飛とするほうが良く

評価値は-645です。42と48と と進み

48同金42銀、31と58と同金57歩、どちらも後手が優勢になっていきます。
戻って、後手としては必要のない分岐ですが、

55銀に42金引ではなくて35歩も定跡本に載っています。44歩42金26飛36歩同飛27角

これは後手が馬を作れるのです。26飛63角成34歩45桂

桂を取り切れるわけでもなし、難解とされていますが、45同桂同馬と進んだところでの評価値は-295、ほぼ後手有利です。
ただし先手に応手の間違いがあるようで、

44歩42金を入れなければ、26飛の受けで互角です。評価値は+40ほど。後手の手も難しいので、35歩は突かないほうがよろしい。
ということで先手の55銀の工夫は失敗なのでした。角の働きが悪くなるからだめなのでしょう。