今日の棋譜20201230
昭和30年3月、塚田正夫先生と名人A級選抜勝継戦です。

塚田先生の先手で相掛りです。

相腰掛銀に進み

後手は先手のガッチャン銀を防ぐために6筋の位を取ります。

塚田先生は35歩同歩45銀とは仕掛けられず47金

4筋の位を取ると、仕掛ける攻め筋が限られます。

次第に先後同型に近づきます。

68玉~58玉と手待ちをしたので、先後同型でも後手番です。

大山先生は86歩同歩同飛87歩82飛で1手パス。先手番になりました。ここで26飛と待つと、88角成同銀22銀77銀33銀66歩44歩・・・と進む駅馬車定跡です。26飛の位置が悪くて後手の44角が両取りになるから手損しても有利になる、という有名な定跡です。塚田先生はその時の斬られ役でしたから、もちろんそう進むことはありません。

24歩同歩同飛23歩28飛で1手パス。この後2人とも1手パスを続けて、千日手で終わりました。
駅馬車定跡という名前は有名ですが、その通りに進んだのは一局だけです。相掛りの腰掛銀は先手が仕掛けられないという認識が進み、すたれていきます。内藤先生が新しい攻め筋を開発するのは30年先のことです。
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# ---- Kifu for Windows V7 V7.44 棋譜ファイル ----
開始日時:1955/03/16
手合割:平手
先手:塚田正夫九段
後手:大山名人
手数----指手--
1 2六歩(27)
2 8四歩(83)
3 2五歩(26)
4 8五歩(84)
5 7八金(69)
6 3二金(41)
7 2四歩(25)
8 同 歩(23)
9 同 飛(28)
10 2三歩打
11 2六飛(24)
12 3四歩(33)
13 1六歩(17)
14 1四歩(13)
15 4八銀(39)
16 6二銀(71)
17 7六歩(77)
18 8六歩(85)
19 同 歩(87)
20 同 飛(82)
21 8七歩打
22 8四飛(86)
23 4六歩(47)
24 6四歩(63)
25 4七銀(48)
26 6三銀(62)
27 5六銀(47)
28 5四銀(63)
29 4八金(49)
30 5二金(61)
31 3六歩(37)
32 4二玉(51)
33 3七桂(29)
34 6五歩(64)
35 6八玉(59)
36 9四歩(93)
37 9六歩(97)
38 7四歩(73)
39 4七金(48)
40 6二金(52)
41 4五歩(46)
42 7三桂(81)
43 5八玉(68)
44 6三金(62)
45 2八飛(26)
46 8二飛(84)
47 6八玉(58)
48 5二玉(42)
49 5八玉(68)
50 8六歩打
51 同 歩(87)
52 同 飛(82)
53 8七歩打
54 8二飛(86)
55 2四歩打
56 同 歩(23)
57 同 飛(28)
58 2三歩打
59 2八飛(24)
60 8六歩打
61 同 歩(87)
62 同 飛(82)
63 8七歩打
64 8二飛(86)
65 2四歩打
66 同 歩(23)
67 同 飛(28)
68 2三歩打
69 2八飛(24)
70 8六歩打
71 同 歩(87)
72 同 飛(82)
73 8七歩打
74 8二飛(86)
75 2四歩打
76 同 歩(23)
77 同 飛(28)
78 2三歩打
79 2八飛(24)
80 千日手
まで79手で千日手