名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

大山将棋研究(994);四間飛車に中央位取り(加藤博二)

今日の棋譜20180831
平成元年8月、加藤博二先生と第55期棋聖戦です。加藤先生は大山先生と同年生まれですが、この期(翌年3月)に引退したみたいです。

大山先生の四間飛車に加藤先生は中央位取りです。

急戦のほうでした。

45歩同歩に45同桂は振り飛車よしです。45同銀に44歩というのは打ちたくない歩で、大山先生は角を引きました。

79角は珍しい手ですが、昔の将棋世界に豊川先生が研究記事を書いていました。2筋は受けきれないので大山先生は桂を跳ねて

35歩。35同角でも26飛でも

銀を出ていきます。

桂をぶつけたところで加藤先生は34歩。ちょっと苦しそうですがうまく抑えきれるでしょうか。

桂を交換した図です。45銀は42歩同飛33歩成があります。ちょっと無理でも55銀同銀49飛成とか31飛とか、いろいろありそうですが

大山先生は54歩同歩62角と使いました。53桂が生じるけれど大丈夫でしょうか。

46飛に45歩36飛、これで53桂がやってきそうです。

46桂で銀と交換できましたが歩切れです。(大山先生は歩切れを気にしないところがあります。)

43飛と耐えて45歩35銀、これはありがたいようですが

49飛で銀当たり。36銀には55桂から と金を作られました。これで先手有利です。

大山先生は銀を打たされ

銀を捨て

飛車交換で先着するのですが

銀を取る間に金をはがされます。

さらにもう一枚。

もう受けはなくて

角を取られて投了です。

加藤先生にとっては引退前の花道になったかもしれませんね。振り飛車の反撃をうまくいなしました。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1989/08/16
手合割:平手  
先手:加藤博二9段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二銀(71)
13 9六歩(97)
14 9四歩(93)
15 6八銀(79)
16 7一玉(62)
17 5八金(49)
18 5二金(41)
19 5七銀(68)
20 8二玉(71)
21 5五歩(56)
22 4三銀(32)
23 5六銀(57)
24 6四歩(63)
25 3六歩(37)
26 1四歩(13)
27 2五歩(26)
28 3三角(22)
29 4六歩(47)
30 1二香(11)
31 1六歩(17)
32 7四歩(73)
33 3七桂(29)
34 4一飛(42)
35 4五歩(46)
36 同 歩(44)
37 同 銀(56)
38 5一角(33)
39 7九角(88)
40 3三桂(21)
41 5六銀(45)
42 3五歩(34)
43 2六飛(28)
44 4四銀(43)
45 3五歩(36)
46 4五桂(33)
47 3四歩(35)
48 3七桂成(45)
49 同 銀(48)
50 5四歩(53)
51 同 歩(55)
52 6二角(51)
53 4六飛(26)
54 4五歩打
55 3六飛(46)
56 4六桂打
57 同 銀(37)
58 同 歩(45)
59 同 飛(36)
60 4三飛(41)
61 4五歩打
62 3五銀(44)
63 4九飛(46)
64 3六銀(35)
65 5五桂打
66 4一飛(43)
67 3三歩成(34)
68 3七銀(36)
69 4七飛(49)
70 3六銀打
71 4九飛(47)
72 4五銀(36)
73 同 飛(49)
74 同 飛(41)
75 同 銀(56)
76 4九飛打
77 4三と(33)
78 4五飛成(49)
79 5二と(43)
80 同 金(61)
81 5三銀打
82 同 金(52)
83 同 歩成(54)
84 同 角(62)
85 6三金打
86 5五龍(45)
87 5二飛打
88 6一銀打
89 5三飛成(52)
90 投了
まで89手で先手の勝ち