平成元年1月、高橋道雄先生と第2期竜王戦です。

大山先生の先手三間飛車に高橋先生は天守閣美濃です。

四枚美濃かとおもったら75銀。

角交換に85歩を突いて

9筋で棒銀の端攻めでした。

大山先生は銀を取ると危ないので馬を作りに行き

局面は収まっていきます。

高橋先生の左美濃が崩れていき、馬のある後手玉がずいぶん堅くなりました。どうやら高橋先生の動きは失敗に終わったようです。

大山先生は左銀を繰り出し

どんどんぶつけて

成銀を作りました。

高橋先生は角を打ち込んで

桂得ではありますが、先手玉はどんどん弱くなっていきます。

高橋先生から77歩を合わせるのは受けの勝負手。馬や成銀を追い返せれば、というところです。

桂も投入して受けるのですが

あっさり銀は桂と刺し違えられ、再び76歩を入れられました。

馬を切られ

銀を打たれ

玉を下に落とされては受けが利きません。

投了図。
高橋先生の大模様になりましたが、手をかけたのに戦果は端を詰めただけでした。これでは失敗です。大山先生は左銀を繰り出しただけで、あっさり勝って見せました。ちょっと有利くらいの形勢からがうますぎます。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1989/07/11
手合割:平手
先手:高橋道雄8段
後手:大山十五世名人
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 8六歩(87)
18 7二銀(71)
19 8七玉(78)
20 4三銀(32)
21 2五歩(26)
22 3三角(22)
23 7八銀(79)
24 5二金(41)
25 5七銀(48)
26 6四歩(63)
27 6六銀(57)
28 4五歩(44)
29 7五銀(66)
30 8八角成(33)
31 同 玉(87)
32 6三金(52)
33 8五歩(86)
34 3二銀(43)
35 8六銀(75)
36 7四歩(73)
37 9五歩(96)
38 同 歩(94)
39 同 銀(86)
40 7五歩(74)
41 同 歩(76)
42 3九角打
43 2六飛(28)
44 7五角成(39)
45 9四歩打
46 3三銀(32)
47 5五歩(56)
48 9二歩打
49 7七銀(78)
50 4六歩(45)
51 同 歩(47)
52 7六歩打
53 6六銀(77)
54 8五馬(75)
55 7八金(69)
56 4四銀(33)
57 2四歩(25)
58 3五銀(44)
59 2八飛(26)
60 6五歩(64)
61 5七銀(66)
62 4六銀(35)
63 6八銀(57)
64 4七銀(46)
65 5九金(58)
66 5六銀成(47)
67 4三歩打
68 同 飛(42)
69 3二角打
70 4七飛成(43)
71 2一角成(32)
72 6六歩(65)
73 同 歩(67)
74 6七歩打
75 7九銀(68)
76 6六成銀(56)
77 7七歩打
78 5六龍(47)
79 5八桂打
80 7七歩成(76)
81 同 桂(89)
82 同 成銀(66)
83 同 金(78)
84 7六歩打
85 8六金(77)
86 9五馬(85)
87 同 金(86)
88 7七歩成(76)
89 同 玉(88)
90 8六銀打
91 7八玉(77)
92 7七歩打
93 8九玉(78)
94 8七桂打
95 8五金(95)
96 7三桂(81)
97 投了
まで96手で後手の勝ち