
先手番大山先生の次の手は?
☆ 今日の棋譜20170914
昭和57年3月、中原誠先生と第31期王将戦第5局です。

大山先生の四間飛車に中原先生は美濃囲い?

ちょっと変わった手順で天守閣美濃に組みます。大山先生は囲いを後回しにして、石田流に組み替えです。

結局は中原先生が得意の石田流崩しになりました。

15歩同歩36歩、というのが攻めの手順で、36同歩15香14歩35歩、と攻めます。これは鈴木大介先生の本に研究があり、52金左の形ですが36同歩15香に25桂で指せる、とあります。

大山先生は(この攻め方は初見ではないはずですが)14飛35歩32金とおとなしい指し方。

中原先生は34歩同銀44角とさばけば、大山先生も45歩反撃です。

銀をぶつければ両取りで、勢い33角成46銀32馬と取り合いになり

銀を取り返して、飛と金桂の二枚換えです。ただし大山先生は左桂をさばいたともいえるわけで、良い勝負でしょう。37桂35角に

中原先生は角を捕獲に行くわけですが、これは変調です。ただ取りにはできず

これではだめですね。

金を捨て、角を取って55角ですが、持ち駒桂だけなので74桂の筋は実現せず

桂は端に使います。

端を攻めますが、攻め駒が足りないので、大山先生は軽く84歩と懐を広げて受けておきます。

63香から67香成で寄せに出ます。

飛は渡しても後手玉は詰みません。

先手玉を変に追いかけてはいけませんが、銀を打って

投了図。
中盤で激しいやり取りになりましたが、中原先生にもう少し良い指し方がなかったか。角を取りに行くのはおかしいです。後手をもって気持ちよく並べましょう。
大山先生はとりあえず1回カド番をしのぎました。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.31 棋譜ファイル ----
手合割:平手
先手:中原誠名人
後手:大山王将
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 9六歩(97)
10 9四歩(93)
11 7八銀(79)
12 4三銀(32)
13 8六歩(87)
14 3五歩(34)
15 6八玉(59)
16 3二飛(42)
17 7七玉(68)
18 7二銀(71)
19 8七玉(77)
20 6二玉(51)
21 2五歩(26)
22 3四飛(32)
23 4六歩(47)
24 7一玉(62)
25 4七銀(48)
26 1四歩(13)
27 5八金(49)
28 3三桂(21)
29 1六歩(17)
30 8二玉(71)
31 3八飛(28)
32 1三角(22)
33 1五歩(16)
34 同 歩(14)
35 3六歩(37)
36 1四飛(34)
37 3五歩(36)
38 3二金(41)
39 3四歩(35)
40 同 銀(43)
41 4四角(88)
42 4五歩打
43 3五歩打
44 3七歩打
45 同 飛(38)
46 4六歩(45)
47 同 銀(47)
48 4五銀(34)
49 3三角成(44)
50 4六銀(45)
51 3二馬(33)
52 3七銀成(46)
53 同 桂(29)
54 3五角(13)
55 3六歩打
56 4四角(35)
57 5五銀打
58 2六角(44)
59 2七金打
60 4四角(26)
61 4三歩打
62 9五歩(94)
63 同 歩(96)
64 9八歩打
65 同 玉(87)
66 2九飛打
67 8八玉(98)
68 2七飛成(29)
69 4四銀(55)
70 同 飛(14)
71 5五角打
72 4九飛成(44)
73 4二歩成(43)
74 2九龍(27)
75 6八金(58)
76 6四歩(63)
77 9四桂打
78 同 香(91)
79 同 歩(95)
80 9二歩打
81 9八香打
82 8四歩(83)
83 9三歩成(94)
84 同 歩(92)
85 同 香成(98)
86 同 桂(81)
87 9四歩打
88 9二歩打
89 9三歩成(94)
90 同 歩(92)
91 6四角(55)
92 6三香打
93 5三角成(64)
94 6七香成(63)
95 同 金(68)
96 6九龍(49)
97 9六香打
98 9四桂打
99 同 香(96)
100 同 歩(93)
101 6四桂打
102 6八銀打
103 6九銀(78)
104 7九銀打
105 投了
まで104手で後手の勝ち